マツダ CX-5 「廉価グレードの辛いところ」のユーザーレビュー

廉価グレードの辛いところ

2023.1.18

総評

廉価版グレードのようで、インテリアは樹脂が剥き出しで安っぽく、エンジンにはトルクもパワーもない。
しかし曲がる、止まるの要素は、マツダ共通のものであり悪くない。
さすがにあのエンジンで、デカいSUVの図体を意のままに動かすのは厳しいが、ビジネスユースには十分以上だろう。

満足している点

マツダ特有のデザインは個人的に好みであり、ファミリーカーを若干スポーティに走らせる、ハンドリングや足回りも嬉しい。
廉価グレードでもそれなりに楽しめる要素ではあった。

不満な点

確かに廉価版エンジンだとはいえ、レンタカーなどのビジネスユースじゃなけりゃ、日常ユースには厳しい。
トルクもパワーも、これだけスカスカなクルマに乗ったのは久しぶりだわ。
ただしエンジンの回転はスムーズで、ノイジーということもなかった。

デザイン

4

ブラッシュアップを続けてきたマツダの魂動デザインの王道。
マツダのデザインが好きな層なら、無条件に評価されるであろうエクステリア。
個人的には、CX-30くらいが一番動的なイメージを感じて好きなんだけど、CX-8との間にうまく収めてると思う。
さすがに廉価グレードだけに、インテリアはプラスチッキーだけど、直線基調の基本的なデザインは悪くない。

走行性能

2

以前ドライブしたCX-8に通じる、デカいボディを感じさせない反応のいいハンドリングはマツダ共通のもの。
操舵感は軽いが、軽快な身のこなしは評価できる。
しかし廉価グレードとはいえ、2リッターエンジンはパワーもトルクも感じさせず、キックダウンを使ってもダッシュはトロい。
スポーツモードでも、他車のエコモード程度に感じさせる。

乗り心地

4

やや締まった足回りながら「しっとり」と凹凸を吸収する、ファミリーカーとしては少しスポーティかつ快適な乗り心地を実現している。
スペースユーティリティの面でも、家族四人での移動ならまったく問題なく、また静粛性の面でもクラス並みのレベルはある。
マツコネは誘導路を外れてもリルートしないことがあったり、ナビ音声がしばらく鳴らなかったり、解像度もイマイチだったりと褒められたものではなかった。

積載性

3

ハッチバックとしては奥行きもあり必要十分。

燃費

-

価格

-

故障経験