乗ったら欲しくなった
アメリカ在住で、2月に一時帰国した時に試乗しました。
実は遠い昔マツダのディーラーで整備士をやっていたことがあります。
その時得
2013.3.24
- 総評
- 乗ったら欲しくなった
アメリカ在住で、2月に一時帰国した時に試乗しました。
実は遠い昔マツダのディーラーで整備士をやっていたことがあります。
その時得た教訓は「マツダ車は買うもんじゃない」(笑)でした。
スポーツカーは別ですが。かくいう自分もRX-7(FC3S)に乗ってました。ロードスター(当時はユーノス・ロードスター)もよかったですね。
整備していて思ったのですが、マツダの車はトヨタ、日産と比べると、部品の質が悪い、造りが良く言えば真面目、悪く言えば不器用といった印象でした。車好きが造った車といったところでしょうか。見えないところもちゃんと作りこんでました。例えばRX-7では前輪のブレーキを冷却するダクトがちゃんとあったりと。
その点トヨタ車は見えないところは徹底してケチってますね。必要なところはしっかり抑えているが、そうでないところはギリギリの造り。良く言えば「見切り」がしっかりしている。部品の質はトヨタのほうがいい。整備性もトヨタの方が上。そのせいか壊れないし長持ちする。車としてはつまらないが道具として考えるなら実に頭のいい造りといった感じでした。
でもマツダ車にも良いところはありました。ハンドリング、ブレーキは総じて「しっかり」してました。そういうところには妥協してないらしく開発者の情熱が伝わって来る感じ。RX-7やロードスターのような車にマツダの良さが出ていましたね。
アメリカではマツダのディーゼルはまだ売っていません。なにしろ日本と逆で軽油がハイオクより高いので、ディーゼル車って本当にすくないんです。(公害対策の為にディーゼルを普及させない為だとか。。)
前置きが長くなりましたが、話題のディーゼルにぜひ乗ってみたくて今回の一時帰国時に試乗を申し込みました。試乗はCX-5、もしくはアテンザのどちらでもよかったのですが、アテンザは今年の後半位にディーゼルを出すらしいですが、CX-5については正式なアナウンスはまだないのでCX-5に乗ってみることにしました。
- 満足している点
- ディーゼルの走りがいいというのはもうネットを見て知っていたのですが想像通りでした。ふわっと加速するような感じです。ほんとうに気持ちいいですね。
それ以上に自分で運転して実際に感じたのはSUVなのに下手な乗用車より乗りやすいということでした。ちなみに私は現行のプリウスに乗ってますが、CX-5のほうがプリウスよりよく曲がると思いました。ハンドルを切ると「スッ」っと向きが変わり軽快ですね。SUVでこんなに曲がるなんて思いませんでした。これは本当に意外でした。マツダの良い部分が出ていますね。プリウスより視界も良いし本当に乗り易いと感じました。
- 不満な点
- 軽快なハンドリングとのトレードオフなのか、乗り心地は思ったより硬かったです。試乗車はたしか19インチだったかな。(一番大きいやつだったと思う)あと、スタイルは自分的にはイマイチです。コンセプトカーほどではありませんね。その点アテンザはとてもいいのですが。CX-5はタイヤハウスの樹脂の部分があまりにも安っぽいですね。こういうところがマツダの悪いところ(笑)。コンセプトカーはかっこいいのに惜しい。
結論としてはこのRX-7以来、マツダ車でも買いたいと思える初めての車だったということです。ずっとスバルのアウトバックを考えていたのですが、これでわからなくなりました。アメリカでの高い軽油代を考えても欲しいと思えましたね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験