なかなか良い乗り味
ディーゼルであること、値段、手ごろかつ先進的なオプション、を考慮すると、かなり”買い”だと思いました。ディーゼルの値段が高すぎる、
2012.3.11
- 総評
- なかなか良い乗り味
ディーゼルであること、値段、手ごろかつ先進的なオプション、を考慮すると、かなり”買い”だと思いました。ディーゼルの値段が高すぎる、とありましたが、試乗したら納得の値段です。
外観ですが、営業さんの話だとアクセラが登場したときから数えて3代目のマツダのデザインポリシーだそうです(最新)。でも、LEDやボディラインの凝ってる欧州車やレクサスと比べると少々つまらないデザインです。もうちょっとがんばってほしいなぁ、と個人的には思いました。
内装は、値段(250万ちょい)にしては、まぁまぁと思います。派手さはないが、上質で落ち着いたデザインです。スズキやVWのインテリアっぽくて好感が持てます。シートはファブリックでしたが長距離でも疲れなそうな程よい硬さです。
ハンドリング、足回りは、国産SUVの中ではピカイチだと思います。遊びの少ないハンドリング、そこそこの重量感、直進安定性、突き上げの少ないが固めのセッティング、レベル高いです。しっかり感、という点では、最新BMW(X3)には全く及ばないものの、レクサスRX270に迫るくらい健闘していると言っても過言ではありません。
エンジン(ディーゼル)は、このモデルの一番の売りです。この車重にしてこのトルクは必要十分です。街中では全く不満ないと思います。スポーツカーや高級車ではないので、これ以上の性能を求めるのは筋違いです。若干のターボラグを感じますが、ほとんどないレベルです。出力の出る感じは欧州車の流行の小排気量ターボに近い感じです。
静寂性ですが、ここは意見の分かれるところです。ディーゼルなので、静寂とはとてもいえません。ディーゼル特有のトラックのようなノイズは確かに聞こえます。この音が嫌いな人は、気になってしょうがないと思います。ただし、昔のディーゼルと比較するとすごい進化です。自分は、ガソリンと遜色ないレベルまであと一歩、と感じました。(ガソリンと比較するのはあくまでも高い理想です)
- 満足している点
- ・ハンドリング →そこそこの重量感、直進安定性、重すぎず軽すぎないしっかり感
・ブレーキ →大容量のブレーキが装着されているかのような操作性に優れるブレーキです。踏みこみ量に応じてリニアに効きが変わり、とてもコントロールしやすいブレーキです。(普段乗っている高価な4potブレンボブレーキを装着するVWトゥアレグよりも好感触です。重量が違いすぎますが)
・エンジン →トルクあります。ただし、あくまで常識的なスピードで町乗りするレベルにおいてです。X5M、カイエンターボなどと比較してはいけません。
・ボディ剛性 →欧州車と比較してもそれほど劣らないレベルです。最近の国産車ってこんなにレベル高いんだ!と感心しました。
・豊富なオプション →ミリ波レーダーの追尾式クルーズコントロール・オートブレーキではありませんが、簡易的なオートブレーキや通常のクルーズコントロールは付けられます。面白いのは、後方からの隣接レーンの車の接近を知らせてくれる機能は、ボルボみたいで感心しました。このクラスの車でAFS(ハンドルの切れ角に応じてライトの照射方向が動く機能)が選べるのは、すごいと思います(実際使うと便利です)。そこそこ安い値段でオプションがいろいろ選べるのは良いことです。
- 不満な点
- ・車内での騒音 →あくまでガソリン車との比較です。ディーゼルと考えれば納得ですが、ガソリンやハイブリッド車からの乗換えを検討しているユーザーにとっては、気になるところです。ディーゼルだから・・(営業さんもそう言ってました)と諦めずに、メーカーはもっと努力すべきです。(もし、この音が少なければ、300万円超でも速攻で契約してたと思います)ベンツやBMWの高級セグメントの車でも採用しているディーゼルですからね。ライバルのエクストレイルがあんなに高い値段なので、もうちょっと遮音材にコストをかけても良い気がします。
・デザイン →マツダらしい、と言えるわかりやすいデザインです。ただ、このデザインは、もう見飽きた・・と思えてしまいます。まぁ好みのレベルですね。マツダの中ではかっこいい方だと思います。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験