掛け値なしに良い車!
近所のディーラーにようやくディーゼルモデルの試乗車が来ましたので、早速試乗させていただきました。
感想を一言でいえばタイトルどお
2012.3.25
- 総評
- 掛け値なしに良い車!
近所のディーラーにようやくディーゼルモデルの試乗車が来ましたので、早速試乗させていただきました。
感想を一言でいえばタイトルどおり、「掛け値なしに良い車」です。背が高いSUVですがドライブフィールはとても良く、運転していての安心感、どっしり感は欧州車に引けを取りません。ドアを閉める時のドスン、という音もなかなかです。もともと日本よりも海外での販売台数計画がはるかに上ですから、海外の要求仕様に合わせた結果ということでしょう。
ディーゼルエンジンは非常にトルクがあり、1500kgを超える車重をグイグイと加速してくれます。普通の方であれば、これ以上の加速性能は不要なほどの実力だと思います。
カラカラ音はガソリンエンジン対比確かに聞こえます。しかし、走り出してしまえば大して気になりませんし、オーディオをかけながら運転すれば、全く気にならないと思います。いずれにせよ、保有して数カ月も乗れば、慣れてしまうレベルでしょう。そのため、カラカラ音は短所として敢えて列挙しておりません。
久々に試乗でこれは素晴らしいと素直に思える車でした。フルSKYACTIVの実力を垣間見た感じです。SUVでこれなのですから、噂では今年度中に発表されると言われている次期アテンザが非常に楽しみとなってきました。
- 満足している点
- ディーゼルエンジン
加速:ハーフスロットルも踏めば、トルク420N・mの威力を十二分に発揮します。高回転まで回すとエンジン特性どおりになりますが、低中回転でこれだけの加速があれば、高回転域など不要でしょう。回転を上げなくても余裕のある加速は大排気量の高級車のようであり、長時間運転時の疲労軽減にもなりそうです。
燃費:夕方に試乗に行き、その日の試乗車の燃費が出ていましたが、周辺は日中慢性的に渋滞する道路状況にもかかわらず、10km/L程度でした。試乗は加速時のアクセル開度が普通よりも高いでしょうから、そういう走行条件でも2ケタの燃費であれば、通常に走る際の燃費は13~15km/L程度は可能ではないでしょうか。このパフォーマンスでこの燃費ならば、何も文句はありません。
扱いやすいi-stop機能
ブレーキ踏力に応じてアイドリングストップします。赤信号のときはブレーキを強く踏み、もうすぐ信号が青に変わりそうなタイミングを見はからって踏力を弱めればエンジンが再スタートします。このメカニズムの癖を逆手にとれば、アイドリングストップにありがちなゼロ発進時に1テンポ遅れる感じと、走り出し直前のエンジン再起動時の振動という2つの違和感はなくなります。
静粛性
60km/hで走っている時の室内は非常に静かで快適でした。おそらく100km/h時も同様に静かでしょう。
コストパフォーマンス
ディーゼルのFFモデルであれば、ナビやディスチャージヘッドライトなど必要不可欠そうなオプションを付けても300万円以下。これぞまさに「Value for Money」。
- 不満な点
- 後方の見切り
良くはないです。ただ、標準で装備されているリアビューモニターがあるため、全く問題はありませんでした(ディーラーでの車庫入れで確認済み)。
車幅
やはり1840mm以上の車幅は広く感じます。せめて1800mm以下にしてほしいと思いました。
内装
決して粗末というわけではありませんが、豪華とは言えないと思います。ただし、この価格であれば、納得できるものでしょう。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験