マツダ CX-30 「見てくれに恋し、宣伝に釣られて乗り換えた自分…」のユーザーレビュー

えいっ~ えいっ~さん

マツダ CX-30

グレード:20S プロアクティブ ツーリングセレクション(AT_2.0) 2019年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
3
デザイン
4
積載性
4
価格
3

見てくれに恋し、宣伝に釣られて乗り換えた自分…

2020.8.8

総評
美しくなければ車ではない(ただし真正面から見るといつものMAZDA)。
満足している点
新車で2年半乗ったXV(GT7_A)から乗り換えた理由です。

●デザイン
 流れるような曲線美(乗ってるとき外観は関係ないですが)。スバルとは程遠い素晴らしいデザイン。例えば新型LEVORGのデザイン感覚など、ギザギザでアンバランスでちょっと見ていられない(初代・3代目インプレッサや3代目フォレスター、4代目までのレガシーは好みのフォルムだったが、いったいどこへ?)。
 インテリアも、ゴテゴテ野暮ったいスバルとは雲泥の差。センスの良さが光ります。

●運転姿勢
 シートのフィット感の良さ、ペダルレイアウトなど、運転姿勢はとてもしっくりきて、本当に疲れを知らない(XVはシートがいまいちで、本来ターゲットにしているはずの長距離運転で腰にきた)。
 前席やハンドルのヒーターなど装備類も充実している。質感はバッチリ。

●最新鋭らしい機能満載の電脳システム
 アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラス照射タイプ/カラー)は秀逸。
 歳なのでなかなかうまく使いこなせていないものの、今どきの電子的装備はなんでも揃っている。室内の騒音はとても静か、オーディオの音も良くなった。

●エンジンの吹け上がり
 小気味よく回る。スバルの水平対向エンジンは心をくすぐるところがあったけど、XVの場合、ロングストローク&CVTで動力性能をあまり感じられず、フィールがいまいち。低めの回転数を維持し続けられるのはさすがCVTだが、実はノッキング寸前で走らせようとする制御はいかがなものかと感じていた。エンジン音もCX-30のほうがちょっと良い。(遮音性が明らかに高いのであまり聞こえてこないが…)

そして購入後7ヶ月でグッドニュース❤(ӦvӦ。)。

●サービスキャンペーン!
 クルージング&トラフィック・サポート(CTS)の制御プログラム(2019年4月2日~2020年12月1日生産のCTS装着車対象)とマツダ・レーダー・クルーズコントロール(MRCC)の制御プログラム (2019年3月5日~2020年8月28日生産の全車対象)の最新化を無償実施。これで運転の上手さでアイサイトに劣っていた感じが払拭されるか(→更新した結果はいまいち)。マツダの心意気、先進的、画期的な取り組みについては感謝!
不満な点
ドライブしてみての印象です。

●車の走行そのものに関わる基本性能は以前のXVほうが上
 操縦安定性(とくに直進安定性)については前車よりも少し劣る。路面が悪いと、フルタイム四輪駆動のXVだったら、と思ってしまうことも。
 1) スバルの低重心な水平対向エンジン+シンメトリカルフルタイムAWDの「素性」の良さ
 2) XVのSGPの出来の良さとリアサスペンションの違い(ホイルベースとトレッドに殆ど差がないとは思えない)
 3) 純正TOYOタイヤがゴツゴツ揺れる元凶で、試乗車が履いていたBSに換装してもらったところ、いくらか落ち着いたハンドリングとしっとりした乗り心地に変わり、ロードノイズも若干静かになった
 4) コーナリング性能は、XVのほうがロールも少なくリニアで安定していた。CX-30はGベクタリングコントロール・プラスのおかげで曲がり始めについては鋭敏で、アンダーステア感はない。ただ、やや不自然な挙動をするときがあり、一発でスパッと決まらず途中でハンドルを修正することも。マツダはAWDについてもそうだが、こういう後付制御によりカバーする傾向(スバルは基本自体がしっかりできている)

●視界
 運転席からの視界はそう悪くはなく、カメラやセンサー類も充実しているので問題ないが、前のXVのほうが良好(斜め前方:Aピラーが太くて三角窓なし、斜め後方:外見ではそうは見えないが実は透過窓面積が狭い、駐車するときに隣がよく確認できない、前方上端:逆にアイサイトの大きなカメラ✕2がないのですっきり!)。実用的な安全重視姿勢はスバル固有の美点(だった)。

●クルーズコントロール等の運転がやや下手
 加減速のスムーズさに欠けるのと、自動制御状態がどうなっているかドライバーとのコミュニケーションがいまいち(警告音はいっぱい鳴るが、何に注意しろと言っているのかすぐにわからない→アップデートに期待)
 1) アイサイトなら複雑な中心市街以外は基本ACCに任せられた(少しのアクセルとブレーキ操作のみ)が、今度はその8~9割ぐらい使える感じ
 2)自車のブレーキランプの点灯状態が不明(周囲の相手にどう伝わっているのかがわからずコワイ)

●少し狭い
 キャビン(客室+荷室)の容積そのものが小さ目。ホイルベースがXVとほとんど変わらないにも関わらず、後席の足元が狭い。なんと後席を倒すとセンターコンソールボックスの蓋が開かない。前席を下げたら後席が干渉して倒せない。1枚皮を剥いた程度の小さめのボディサイズでFWDの割には車両重量が減っていない(例えばボンネットを持ち上げてみると差が歴然←→そのかわりエンジンルームからの騒音は小さい)。

●雪国仕様ではない(危険あり)
 LEDヘッドライトの前になんと雪が積もる(そして熱を持たないので融けない)、細いウインカーが簡単に着雪で隠れる、センサー類が雪で動作しなくなる、フロントワイパーを簡単に立てられない、ドアミラーがしばしば凍りついて動かなくなる。これらはスバルでは考えられず、積雪寒冷地なのにマツダに乗り換えてしまい間違ったかも。到底「ホワイトアウト」には立ち向かえない。
デザイン

4

内外観ともとても気に入っている。
少しばかり室内が狭めなのと前後とも斜め方向の視界がいまいちなのが玉にキズ(よって星1つ減)。
XVはいかにもブコツな外見だったし(初代のほうがまし)、室内もゴテゴテでスマホや小物収納がだめだった。スバルは、ヨーロッパのデザインを導入したアルシオーネSVXの直線的に流れる曲面美を思い起こしてほしい。
走行性能

4

特筆するほどでもないが、そこそこよく走りよく曲がる。運転姿勢の良さ、運転席シートの出来は文句なし(XVのほうがスタビリティがありロングツアラーとしての車体自体の素性は上だったかもしれないが、なぜか腰にくるので結局よくなかった)。
乗り心地

4

静粛性はこのクラスとしてはとてもよく、乗り心地などは一応合格点に達する。
ただ、とくに悪いというほどではないが、リアサスペンションとタイヤをケチるところがマツダ(TOYO→BSタイヤで多少改善)。
SGPの優れたシャーシで、わずかながらホイルベースが長いXVにかなわない(スバルのボディ設計・製造の良さはドアを締めたときにも感じる)。
それにしても、XVは水平対向エンジンでピストン運動に伴う振動や騒音が小さいと謳うが、軽自動車のような音程のエンジン音(CVTか2倍あるカムシャフト周りか?)がし、そこには安っぽさを感じさせられた。なぜか長くかかる暖機運転のとき、びっくりするほどエンジン音がうるさかった。
積載性

4

ごくふつう。XVより少し劣るという程度。
燃費

3

今のところ、2年半あまり乗った前車の平均13.3km/lを1km/lちょっと超えているあたり(AWD→FWDなので当然よくなるはず)。
価格

3

ふつう(いらないような最新装備が多く付いている分を評価すれば相応の価格か)。収益的に苦しそうで、値引きが渋い(東北マツダのパックdeメンテも最近、サービス内容を減らして価格据え置きのステルス値上げ断行)。
故障経験
なし。
急な下り坂でエンジンブレーキをかけたくて6速ATのシフトダウンをしたとき、パドルシフト操作からタイムラグが有りすぎて逆に加速してしまうのは、一種の不具合と言えるのではないだろうか…?
この点は、XVがCVTでエンジンブレーキがよく効かなくて問題を感じていたのよりもさらに悪く、正直失望した(→結局、RCC頼みでエンジンブレーキをかけている)。
あと、ときたまRCCで誤認識が発生する(スバルのアイサイトと同頻度くらい)。

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