ニックネーム非公開さん
マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
グレード:マツダスピードアクセラ(MT_2.3)
2009年式
乗車形式:マイカー
この車の特徴は次の3点。1.コンパクトで周辺視界の良い車体。2.40キロ近いトルクを6速マニュアルを介してFF駆動。3.知的でシャレていて、かつスポー
2010.1.11
- 総評
- この車の特徴は次の3点。1.コンパクトで周辺視界の良い車体。2.40キロ近いトルクを6速マニュアルを介してFF駆動。3.知的でシャレていて、かつスポーティーなデザイン(主観)。
この結果、1.都心部やハイウェイにおいての取り回しに優れる。左右の車の流れが確認しやすいので、荒い運転の車がかっとんでいく阪神高速においても車線変更がスムーズに行える。又、高速コーナーでの車線変更においても、安定した挙動で狙ったスペースへ車体を持って行く事が可能。「ポルシェを着る」という例えがあるが、このあたりは、まさにコンパクトで密度の高い車だけが持つ魅力と言える。ついでながら、この車の車重は決して軽くはないが、耐久性や安全性、車体剛性など過剰とも言える品質につながっているのではないかと想像する。2.高速巡航性能も問題がなく安定している。法定速度域であれば決して破綻することのないハンドリング性能である。まだ雨の中でのドライブの経験はないが晴天時においては地面に張り付いたような走りをみせる。早く走らなくても、ドライビングプレジャーを味わう事ができるのも、この車の長所である。優れたドライビングプレジャーの実現に一役かっているのが6速マニュアルのトランスミッションであることは間違いない。自分のイメージするライン通りに車を走らせる為に、全身を使って車を繰る事は快感である。特に、コーナー手前でヒール&トゥが決まったときのエンジン音と車体の挙動は「走る喜び」そのものである。言うまでもないが、国産車でこのような出力のエンジンをFF駆動で搭載したメーカーはマツダのみである。破綻なくまとめあげたマツダの技術力は高いと思える。このようなドライブの「味」はマツダでしか味わえないことも付け加えておく。3.デザインは主観であるので、あくまで主観論として述べる。コストパフォーマンスに優れると言われるマツダスピードアクセラであるが、実は走行性能と価格のバランスで言えば、あと100万円だせば購入可能なインプレッサSTIの方がある意味、よりお買い得ではないかと考える。しかしながら、内装のデザインも車の性能の一部と考えると、結果としてアクセラのコストパフォーマンスが極めて高いものに思えてくる。
- 満足している点
- どのような速度域においても、アクセラは走る喜びを感じさせてくれる。6速をマニュアルで繰る楽しさや、トランクション性能に優れたボディが路面に吸い付くようにコーナーを駆け抜けて行く快感。アクセラより優れた動力性能を持つ車は僅かではあるが国産で存在する。しかし「走りの楽しさ」は、国産第一級だと思う。まさに、マツダDNAのなせる技だろう。
速く楽しい車を作る事だけでなく、優れた燃費性能と大人4人を乗せてロングドライブをこなす性能を合わせ持ったアクセラは一つのスポーツカーの理想形だと考える(ドイツの某ハッチバックは優れた動力性能と引き換えにリアシートを実質放棄した)。このような車を少し無理をすれば手に入る価格で販売するマツダに拍手を贈りたい。
- 不満な点
- ①1、2速での加速のもたつき。
信号が変わって素早くダッシュして車線変更する、程度のレベルの加速は全く問題なくこなすが、爆発的な加速ではない。走り出してからの加速力には全く問題がないので、多分、制御の問題かと思う。
②3速でフル加速したとき、やや車体がブレる感覚がある。
FRのハイパワーではおそらく出る事のないと挙動だと思う。仕事の大半が前輪に集中する(大パワーの)FFならではの挙動なのだろうか?予め挙動を予測しておけば安全には問題がないレベルなので、実は、車の個性として、このこともアクセラの魅力の一つではないかと感じる。
③トルクステアが比較的強めに出る。
上記のどちらも、スポーティーに運転している範囲では全く問題がなく、かなりハードに車を走らせようとした時に初めて現れる現象なので、(特に②③については)車の個性として、アクセラの運転を楽しめばよいかと考える。
クラッチの重さを追記しておく。この場合、少し座席を前にセットすると比較的重いクラッチが苦にならなくなる。何度か渋滞を経験したが、今のところ、それで運転が嫌になるほどのクラッチの重さではない。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験