マツダ アクセラスポーツ（ハッチバック） 「エンジン魅力」のユーザーレビュー

エンジン魅力

2018.8.8

総評

〇一番の魅力はディーゼルターボエンジンです。上り坂以外の発進はアクセルペダルは踏まずにクラッチをつなぐだけ（トルク十分でエンストの恐れなし）。ｉＤＭのランプが青くなるように踏めば、３速に入れるころには他のガソリンエンジン車は追いつけなくなっているでしょう。私はＭＴを選びましたが、このエンジンはＡＴとの相性もよさそうです。
〇「乗り心地」に書いたとおり、アクセラスポーツはＣセグメントの実用車でプレミアムカーではありません。それでいいと思います。
〇以前は中古の輸入車にしようかと考えたこともありますが、今ではＢＭアクセラスポーツ以上の選択は思いつかず、他の車には興味がなくなってしまいました…

満足している点

①ディーゼルターボエンジン！　このエンジンの真骨頂は、定速走行からぐいと踏んだ瞬間のふわっと宙を駆けるような加速。まるで車が軽くなったかのように感じます。
②充実した装備。なかでもアダプティブクルーズコントロール（ＡＣＣ）とアダプティブLEDヘッドライトは、１１年振りに車を乗り換えた価値が実感できた。サンルーフもお気に入りで、真夏以外はできるだけ開けたい。
③マツコネとコマンダースイッチが使いやすい。ｉＤＭや燃費モニターは面白い。スマホとリンクして車のマイク、スピーカーを使って通話、メール読み上げできるのも便利。
④ヘッドアップディスプレイは見やすい。ここにタコメーターとｉＤＭのランプも表示してほしい。
⑤ペダル位置はよく、疲れたり痛くなったりしない。マツダの宣伝通りです。

不満な点

①１７９０ｍｍの全幅は日本の駐車場事情に合っていない。５ｃｍ狭かったＢＫアクセラの幅がベスト。
②視界確保のためにドアミラー位置を変えたと言う一方、デザイン優先で後方視界は悪いと、ちぐはぐ。　
※以下は不満というより改善要望です。
③ディーゼルターボエンジンはエンジンオイル管理に手間がかかり、それは仕方ないとしても、オイルフィルターはメンテナンス性を考慮してエンジン上部につけてほしい。ＶＷやスバルにはありましたよね。
④コマンダースイッチは前を見たまま操作できる設計なのに、エアコンスイッチに同じ発想がない。（同じボタンでオン・オフできるほうがいい）
⑤寒い時期にステアリングヒーターがあれば手袋いらず。ついでにＭＴシフトノブも連動して温まれば言うことなし。
⑥ＡＣＣ走行時、ブレーキ灯が点灯したことがわかる表示が欲しい。自動でブレーキがかかった時、後続車に情報が伝わっているのかどうか不安なので。

デザイン

3

〇外装は可もなく不可もなく…マツダ車らしさは感じられます
〇内装は白革を選びましたが、明るくてgood

走行性能

5

〇ディーゼルターボエンジンはいいですね。最初は、軽快なガソリンエンジンに比べて扱いにくいと感じましたが、今ではディーゼルターボのトルクによる中間加速の良さに考えを改めました。ごりごりしたエンジン音もいい音です。
〇操縦性はコーナリングがしやすく、Ｇベクタリングコントロールの効果が出ていると思います。ただフロントヘビーなので、コーナー手前の減速は必須です
〇ブレーキの効きはよい。タイヤ（ダンロップ・スポーツマックス）の貢献もあるでしょう。
〇ＡＣＣはとても便利で、高速道路では追い越し時以外にアクセルペダルを踏まなくて済む。※右足用フットレストが欲しい…

乗り心地

3

〇硬めで、道路のつなぎ目等では「ドシッ」とくる。一方、コーナーや高速道路では安定感がある。
〇エンジン音はディーゼルなので、そんなものかなと。ただ路面騒音は大きく、遮音性に難あり。
〇Gベクタリングコントロールのおかげでロールが少なくなり、乗り心地にもいい影響が出ていると思います。

積載性

3

〇ＳＵＶなどに比べると天井が低いけれど、４人乗車には十分快適な広さです。トランクルームもＢＫアクセラより広くなった。
〇テンパータイヤがなくなったのはコスト削減を感じる部分です。

燃費

5

〇平均時速２４ｋｍで、平均燃費は１５ｋｍ／Ｌ。ＡＣＣ９０ｋｍ設定だと２０ｋｍ／Ｌを超える。
〇軽油は日本で余っている燃料だし、税率が低くなっているし…、高効率なディーゼルエンジン万歳！

価格

4

〇新車購入時は「ずいぶん高くなったなあ」と感じましたが、中古車は内容に比べて割安ではないでしょうか

故障経験

〇２０１８年１１月エンジン・バルブスプリングのリコールが出た
〇カメラのセンサー故障（2.5万㎞）
〇左右ドアミラー格納・復帰不良（2.5万㎞、3.7万km）
〇フロントロアアームのゴムブッシュ切れ（3.8万km）