り くさん
マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
グレード:スポーツ 20S(AT_2.0)
2009年式
乗車形式:マイカー
世界をメイン戦場とするMazdaが「魂」込めて作っているクルマだということは、乗れば分かります。「こういうクルマを作りたいんだ」と言う開発者の「魂」感
2011.9.28
- 総評
- 世界をメイン戦場とするMazdaが「魂」込めて作っているクルマだということは、乗れば分かります。「こういうクルマを作りたいんだ」と言う開発者の「魂」感じられる、それほどまでにクルマとしての完成度は非常に高いです。
デザインを含めたトータルの性能も同クラスでは図抜けていると思います。
街中にあふれかえるクルマの中で一際目立つエクステリアは、自宅駐車場で佇んでいるアクセラを見たときでさえ、買って良かったな、と思わせるものです。
不満点は数多くあげてありますが、私の使い方に若干合わない程度のことだと思います。ただし「未完成」と言う部分は自分仕様に変えていける余裕部分とも思えます。それほどまでにアクセラは「手を掛けたい」と思わせてくれます。
不満点のほとんどは2011年9月27日のビッグマイナーチェンジで払拭されました。エンジンやトランスミッションは新世代のものに切り替わり、ボディ下の整流も行われたようです。
マルチインフォメーションディスプレイも「i-DM」に切り替わり多彩な情報を表示するようになるなど進化著しいものと思います。
正常「深化」した後期型のアクセラは、世界のCセグメントの他車に対して性能面で真っ向勝負できるものと思います。
輸入車に独特のプレミアム感などもありますが、差額の100万円を掛けて自分仕様のアクセラを作り上げることができると言うことも特筆すべき性能かも知れません。
- 満足している点
- 【特徴ある外見】…Mazdaを象徴する五角形グリルを取り入れたフロントフェイス。張り出し感のあるフロントフェンダーはボディサイズ以上にグラマラスに魅せます。またサイドのプレスラインも秀逸で、横から見た際にチープに見えがちな国産車が多い中、存在感のあるサイドビューとなってます。
【安全装備】…20Sはこの価格でDSCやサイドカーテンエアバッグが標準と、オプションですら選べない他ライバル車と比べるとメーカーの真面目さが伝わってきます。またちゃんとと言うのも変ですが4輪ともディスクブレーキです。
【快適装備】…左右独立温度調整のエアコンが標準装備。またステアリングもチルトだけでは無くテレスコピックも付いていてベストなドライビングポジションが取れます。シートも固めに作られては居ますがクッション厚もあり長距離運転をしても疲労が少ないと思われます。
腰痛持ちの妻も「快適♪」と喜んでいます。
サングラスホルダーやバニティミラーへのライト、カップホルダーやスライド付きのアームレストなど地味なところで意外としっかりしてます。
【足回り】…フロントストラット/リアマルチリンクの構成が影響しているか分かりませんが、非常に素直だと思います。フロントの手応えやリアの安定感や追従性などは特筆すべきものがあると思います。エンジンよりもボディ剛性や足回りが勝っている結果と思われます。
また乗り心地に関してもフワフワ感の一切無いビシっとしたものでありながら、地面からの入力に関しては「コツッコツッ」といなすなどバランスが素晴らしいです。
【警笛】…純正でもきちんとした音が鳴ります(笑)
【インテリア】…これ見よがしな高級感というのはありませんが、デザインも良く、まとまっているな、と言う印象です。
【i-STOP】…慣れてしまうと停車時にエンジンが動いていることに違和感を感じるようになり、意識しないでできるエコという意味でこれからの時代には必須と思われます。
- 不満な点
- 【エンジン】…スペック的に2000CCで19kg-mのトルクと言うのは一世代以上前のものと大差ありませんが、実際に運転した際にもやはり低速トルク不足を感じると思われます。では回し気味に走ろうとすると直噴ならではのなんとも言えませんが官能性の無い音の為、我慢を強いられます。
【トランスミッション】…5ATは滑らかに変速していくのでシフトショックは小さいです。が滑らか過ぎてダイレクト感に乏しくなってます。ロックアップ領域も狭いと思われ意図的にそう言う運転をしなければ好燃費を出すのは難しいです。
【後部居住性】…後部座席への開口部が若干狭いと思われます。またリアシートの膝前のクリアランスは悲しいものがあります。が意外ときちんと座ると苦しくないのはフロントシート下に足がきちんと収まったり、後部座席の設計も手を抜かれていないことなど美点の一つでもあります。
【積載性】…ハッチバックではありますが、荷室の横方向のスペースが狭いです。リアマルチリンク故の弊害かもしれません。また美点の一つではありますが、標準装備の成型トノカバーがあるので高さ方向へのスペースも稼げませんので荷物を積む予定がある時は、家において行かないとなりません。
【6:4分割リアシート】運転席側が4なのですが、チャイルドシートを運転席側の後部座席に設置すると(安全な歩道側の助手席側からエントランスするため)、幅が4に収まらず、結果6側も倒せなくなり、さらに荷室スペースが取れなくなります。
【静粛性】…純正205/50の17インチに起因するのかもしれませんがロードノイズが大きめです。
【マルチインフィメーションディスプレー】…せっかくカラーにしても情報量が少なく、我が家では瞬間燃費計として動くことが95%です。
【日本仕様】…海外仕様と比べると2.5Lが無かったりクルーズコントロールが無かったりサンルーフが無かったり、ボンネットインシュレータが無かったりちょっとしたコストダウンを感じることがあります。
【燃費】…カタログ値には全く及ばない実燃費。エコ+スポーツと言う割には?と言った感じです。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験