ロータス エリーゼ 「エンジンとメカの息吹を感じるミニスーパーカー」のユーザーレビュー

エンジンとメカの息吹を感じるミニスーパーカー

2024.8.4

総評

とにかく特性がハッキリしているマシンなので、長所を最大限に楽しんで、短所も個性と受け入れてます。
黙ってりゃクールなのにどこかちょっとポンコツっぽいところも愛しい。

満足している点

・オープンカーになる！！
・走る曲がる止まる全てが軽く、ソリッドでダイレクトでアナログで運転が楽しい
・カッコ良さと可愛さが同居した素晴らしいデザイン
・まったり流すだけでも十分に楽しい

不満な点

以下覚悟していたし、許容できる範囲だけれど
・内装がチープで樹脂もペカペカ安っぽい
・狭いので2人で乗ると肩が触れる
・荷物もあまり積めない
・真夏の都内、渋滞に巻き込まれるとエアコンが負ける
・とにかく暑い、本当に暑い、これはマジで辛い。

デザイン

5

FRPボディを活かした、ダイナミックでアグレッシブなエクステリアデザインはとても美しく、愛らしさもある。
S3はフェラーリから移籍してきたドナート・ココ氏によるデザイン。
スリーサイズは皆様大好きNDロードスターと近いが、低く抑揚の効いたフロント、グッとくびれたキャビン、ふくよかなリアで迫力があり、実寸よりもずっと存在感があります。
エリーゼ嬢は小柄だがとってもグラマー。

走行性能

5

とにかくダイレクト。
鼻先が圧倒的に軽く、スンスン頭が向きを変える。
重ステのおかげでロードインフォメーションがハンドルにめちゃくちゃ伝わってくる。
アスファルトが滑らかなのか、ざらついているのかすら感じる。
コーナリング中やレインなどで、フロントのグリップ荷重が抜けてくると、ハンドルがスッと軽くなってくるので、ああこれ以上はやばいかなってところも感じられる。
決して超パワフルなエンジンではないけれど、とにかく車体がめちゃくちゃ軽いのでアクセルを踏み込めば、蹴っ飛ばす様な加速。
背中からエンジン音とニャーんと鳴くスーパーチャージャー。
ダイレクトさ、軽さ、ボディのコンパクトさで運転していると、4輪のパワードスーツを"着ている"ような感覚。
このクルマと自分の感覚的な距離の近さを覚えてしまうと、他の全てのクルマがモッサリ鈍く感じてしまう。
電子制御だらけ、重い車体、バケモノじみた馬力の昨今のスポーツカーとは全てが真逆。

乗り心地

2

アクティブダンパー？何それ？なクラシックな構造にガチガチに硬いシャーシ。
ミシミシ、ガタガタ、ガチャガチャとにかく騒々しい。
楽しいが、快適とは言えない。
5〜6時間も乗るとかなり疲れる、、
屋根があるし椅子もある。ドアもある、エアコンも一応ある。バイクよりは快適かなと思ってます。
妻からは不評、そりゃそうだ笑

積載性

1

トランクがあるだけありがたい。
あんまり入らないけど、リュック2つとちょっとした物位は収まるかな位
エンジンの真後ろで、断熱甘々なんで生物は低温調理されます。

燃費

3

街乗り10キロちょい、高速12キロ〜くらい？
高速は6速で回転を抑えればもうちょい伸びるかもですが、5000回転〜くらい回してエンジン内の燃えカス？みたいなのを燃焼させたほうがエンジン内部がキレイになると聞いたので燃費気にせず3速で引っぱってます。けっこううるさい。

価格

4

ペラッペラの内装、ざっくりした作りなのに700万。
新車で700万、中古でも700万。
ハンドメイドな絶版レア車なのでしょうがないですが。値落ちもしないし。
でも700万あったら、色んなクルマ選べますね。
レクサスLC500の底値？ベンツBMアウディ結構選べます。ポルシェもケイマンボクスターなら選択肢いっぱい。911も996/997あたりなら射程距離？
高騰高騰言われる日の丸90sスポーツカーもGTRとNSX意外なら700万あればだいたい買えちゃいます。
ランクルもアルファードも買えちゃう。
それなのにわざわざロータスを選ぶ、そう、変態だからです。

故障経験

真夏の昼間、都内の渋滞でストップ&ゴーを繰り返してるとエアコンが冷えなくなってくる、、
しばらく流れて走れるとまた冷えてくる
エアコン弱いのはデフォらしいので、不調なのかこれが普通なのかイマイチわからないのです。