レクサス UX 「レクサスの「攻め」の姿勢を感じる車」のユーザーレビュー

Ron F Ron Fさん

レクサス UX

グレード:200“Fスポーツ”(CVT_2.0) 2018年式

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

レクサスの「攻め」の姿勢を感じる車

2018.12.28

総評


全体的にかなり手厳しい評価になりましたが、これはNXと値段がバッティングするからというのが大きな理由です。

NX300 “F SPORT”:5,071,000円
UX200 “F SPORT”:4,430,000円

と車両本体価格では約60万円違いがありますが、NX300 “F SPORT”の場合、
UXではオプションになっている“F SPORT”専用本革スポーツシート、
NAVI・AI-AVS+パフォーマンスダンパー (リヤ)が標準装備になっています。
(更にNXはパフォーマンスダンパーをフロントにも標準装備)
これらの価格を加えると388,400円アップになります。

となると、実質違いは20万円ほど。
NX300“I package”であればUXの方が高くなってしまいます。

もしNXと比較して100万円以上違いがあるのであれば、これらも納得できますが同等の装備にして20万円程度の差であれば、
もう少しコストのかけ方を考えても良いのでは?と思ったのは正直な所です。

あと“F SPORT”でもNAVI・AI-AVS+パフォーマンスダンパー (リヤ)がオプションなのも残念。
これだと標準では“F SPORT”は他グレードと走行性能の違いが無い事になってしまいます。
(NXの場合、NAVI・AI-AVSは“F SPORT”は標準装備ですし、
パフォーマンスダンパーは他のグレードでは装着できません。)
この辺りもとても不思議に感じます。


ただ、タイトルにも書いているとおり、かなり「攻め」の思想で設計された車であろう事は
あちこちからひしひしと感じました。
なので先進性はかなり高い車であることは間違いないです。
上質感よりそういった先進性を求めるのであれば魅力的な車だと思います。

また様々な新機構が搭載されている分、まだ成熟されていないというところもあると思います。
これから年次改良、マイナーチェンジを繰り返していくにつれ
相当完成度が高い車になっていくような気がします。


満足している点
□クロスオーバーながら背が低くハッチバックのようなエクステリア





NXの弟分のクロスオーバーということですが、横幅にあまり差が無く、
その分背の高さが低いのでまるでハッチバックのようなエクステリアです。
またフロント、リア共にかなり攻めたデザインだと思います。
正直好き嫌いが分かれるデザインですが、
レクサスの勢いを感じさせるデザインで悪くないと思います。



□Direct Shift-CVT (ギヤ機構付自動無段変速機)



プラットフォーム、エンジン共に新機構を採用していますが、
個人的に1番違いを感じたのがここ。
レクサスの純ガソリン車初のCVTということでどういう仕上がりか気になっていたのですが、
従来のCVTとは一線を画したダイレクト感のあるものでした。
ダイレクト感はトルコンATには負けるものの普通に街中を走る分には、
CVT特有のラバーバンドフィールを感じる事はあまり無いのではないでしょうか。

不満な点
□内装が素っ気ない



ドアを空けてみて正直かなりがっかり。
布張りやアクセントパネルなどで装飾されているわけで無く、アームレストのみ布張りでした。
これは更に言えばインテリアにあまり力を入れていないであろう
WRX STIより質感は良くないと感じます。




インパネも同じく素っ気ない。
形は凝っていますが、加飾パネルなども最低限でレクサスの「乗るときから上質感を味わえる」雰囲気があまり感じられません。
新機構に大分コストが割かれているのかもしれませんね。

あとインテリアで気になったのが後日確認した“version C”のメーター。



メーターの下地部分や燃料計等の針の部分がかなり安っぽく感じました。
“F SPORT”のメーターはかっこよかった分、かなり差が目立っていると思います。



□操作系がバラバラに配置




ドライブモードセレクトスイッチはメーター横、オーディオは手元のナビのタッチパッドの後ろの部分で操作と操作系がバラバラに配置されています。
確かにドライブモードセレクトスイッチはこの配置だとスポーティーに感じますが、
姿勢を変えないと操作できないのはちょっと辛いかな。
あとオーディオがインパネではなく手元のナビのタッチパッドの後ろというのも良くも悪くも斬新。

WRX STIやNX300も基本的に操作系は1カ所に集中しているので、面食らいました。
かなり好き嫌いが分かれそうです。



□ナビのタッチパッドがシフトレバーの向こうに設置されている



タッチパッドやオーディオのコントローラーがシフトレバーの向こう側に設置されているので、
シフトレバーに当たりそうになりました。
PCで言えばマウスの横に高い棒があるよう。
これは逆に配置した方が操作しやすいと思います。



□トランクの開口部の高さと広さ




真後ろからの写真ですが、トランク開口部がボディのかなり上部というのが気になりました。
なので荷物を持ち上げる必要があるのと、開口部が狭くなります。
更にトランクそのものも狭く感じました。
デザイン上こうせざるを得なかったのだと思います。



□新プラットフォーム、新エンジンを搭載しているが、違いがあまり感じられなかったこと



UX200はC-HRで採用された新型プラットフォーム、
更にダイナミックフォースエンジンと呼ばれるM20A-FKS、
更に先程のDirect Shift-CVTと最新技術が多数採用されています

ただ試乗時間が短かったのもあるのでしょうが、あまり従来の車と違いを感じませんでした。
走行性能は全く悪く無いですが、例えばNXと比較しても特にハンドリングが良いとかボディの揺れが
押さえられているという事も無く
あまり違いが感じられなかったです。
乗り心地の部分で「無駄に揺れる事が無く芯のある揺れ方をする」と書きましたが、
残念ながらNXでも殆ど違いを感じることはないです。


デザイン

-

走行性能

-



下記の満足している点、不満な点でも書いていますが、Direct Shift-CVTは秀逸でしたが、
それ以外についても悪くはないとは言え、
特に驚くような違いを感じることはありませんでした。

ハンドリングについてはUXはどちらか言えばにまったり系。
鋭くも無く緩慢でも無くちょうど良いですね。
高速道路より主に街中向きの車だと思いました。

所有しているNXとの比較になりますが、NXがかなりスポーティな味付けになっているのに対し、
UXはスポーティテイストは押さえ、乗りやすい車を目指したという感じがします。
良い意味で尖ったところが無く、運転しやすい車でした。

乗り心地

-



硬すぎず柔らかすぎずという感じでした。
ここもNXと比べるとちょっと柔らかめでロールは大きめ。
先程走行性能の部分で書いたとおり、
この辺もどちらかと言えば街中の走行を想定したセッテイングだと思います。
NAVI・AI-AVS+パフォーマンスダンパー (リヤ)が
何故か“F SPORT”でもオプションになっているのはそういう意味もあるのかもしれません。

かといって無駄にフワフワユサユサしていることは一切無く、
しっかり芯のある動きをします。

積載性

-




下記の不満な点にも書きましたが、荷室は狭く、開口部が狭く高さがあるので
クロスオーバーとしては良いとは言えないですね。
ただ、ハンズフリーパワーバックドアが装備されているので、
開け閉めにはそんなに苦労しないと思います。

燃費

-

見ていません
価格

-

故障経験
なし

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