2023年4月
■2023年4月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「ランドローバー・ディフェンダー」に特別仕様車「イースナーエディション」を設定し、2023年4月13日より受注を開始した。限定台数はショートモデルの「90」が50台、ロングモデルの「110」が300台、フルサイズ3列シートモデルの「130」が40台となっている。
今回の特別仕様車は日本独自に企画されたモデルで、「イースナー」とはロンドンの北西約20kmの場所に位置する町の名である。この町には、およそ5,000エーカーにも及ぶ広大な敷地を有する「ランドローバー エクスペリエンスセンター」があり、同社のエンジニアが車両の性能テストを行っているランドローバーの聖地となっている。
この限定車はその名に由来する通り、悪路でのタフな操縦性を高めた内容となっている、塗装面を擦り傷から守って耐久性を高めるだけでなく、深みのあるテクスチャーを味わうことのできる「サテンプロテクティブフィルム」や、良好な視界確保に寄与する「マトリックスLEDヘッドライト」、状況に応じて車高が調整可能な「エアサスペンションパック」など人気の装備を数多く採用している。
エクステリアカラーは、人気色である「サントリーニブラック」、「アイガーグレイ」の2色をラインナップし、インテリアカラーはそれぞれ「エボニー」、「エイコーン」を組み合わせた。
同年4月27日には、2024年モデルの受注を開始した。
2024年モデルでは、大幅にラインアップを拡充。「90」に3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)搭載モデルを追加した。加えて、「90」と「110」に、5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジン搭載モデルを日本初導入。「CARPATHIAN EDITION(カルパチアンエディション)」と「V8」を2024年限定グレードとして設定した。「130」には、5人乗り仕様グレード「OUTBOUND(アウトバウンド)」を新たに導入している。
そのほか、「110」に先代モデルに設定されていた「COUNTY(カウンティ)」グレードを現代風に再解釈してエクステリアパックとして復活させた「カウンティ エクステリアパック」を導入した。
■2023年8月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「ランドローバー・ディフェンダー」に特別仕様車「イースナーダークエディション」を設定して、2023年8月7日より170台限定で受注を開始した。
特別仕様車「イースナーダークエディション」は日本独自で開発されたモデルで、同年4月に発表した「イースナーエディション」に続いて第2弾となるモデルだ。ロングモデルの「110 SE P300」をベースに、ブラックパックや22インチのアロイホイール(グロスブラック)を採用して、ディテールをブラックで統一している。
ボディカラーは、サントリーニブラックとアイガーグレイの2色を設定。サテンプロテクティブフィルムを採用して、耐久性を高めている。インテリアにはグレインレザーシートを採用。コールドクライメートパックやWi-Fiデータパックなどを標準装備している。
■2023年10月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2023年10月27日、「ランドローバー・ディフェンダー」の特別仕様車「ディフェンダー 110 カルパチアンエディション キュレーテッドフォージャパン」を発表した。同日より限定100台で受注を行う。
今回の特別仕様車は、2024年モデルとして日本に初導入された5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジン(最高出力386kW/525PS、最大トルク625Nm)を搭載する「カルパチアンエディション」をベースに、グロスブラックフィニッシュの22インチアロイホイールや、22インチフルサイズスペアホイールカバー(ボディ同色)、ドライブレコーダー、Wi-Fi接続(データプラン付)等の人気オプションやアクセサリーを標準装備している。さらに、「DEFENDER ICON MODEL」やオリジナルバッグを含むブランドグッズ4点も付属する。
エクステリアカラーは「カルパチアングレイ」のみで、インテリアは「エボニーウィンザーレザー /Dinamicaスエードクロス&ロバステックシート」(限定40台)、「エボニーウィンザーレザーシート」(限定30台)、「ビンテージタンウィンザーレザーシート」(限定30台)の3種類から選択可能だ。
■2023年12月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「ランドローバー・ディフェンダー」に特別仕様車「COUNTY EXTERIOR PACK CURATED FOR JAPAN(カントリーエクステリアパック キュレーテッドフォージャパン)」を設定して、2023年12月22日に300台限定で受注を開始した。
特別仕様車「カントリーエクステリアパック キュレーテッドフォージャパン」は「110 S D300」をベースに、先代モデルにラインアップされていた「COUNTY(カントリー)」を現代風に再解釈してエクステリアパックとして復活させた「COUNTY EXTERIOR PACK(カントリーエクステリアパック)」を採用。エアサスペンションやコールドクライメートパックなどの人気オプションを標準で装備している。
個性的なボディカラーも大きな特徴で、タスマンブルーにはフジホワイト、フジホワイトとサントリーニブラックにはタスマンブルーのコントラストルーフとコントラストテールドアをそれぞれ組み合わせている。インテリアにはグレインレザーシートを採用した。
■2024年3月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ランドローバーブランドの「ディフェンダー」の新たなフラッグシップモデル「ディフェンダー OCTA(オクタ)」を設定して、2024年3月26日に予約受注を開始した。同年7月3日に正式発表が行われ、日本市場への割り当て台数は、ひとまず初年度分として130台を確保。さらに、生産初年度に限り90台の限定車「オクタ エディションワン」も設定されている。また、同年7月11日から14日にかけて開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024で一般公開を実施した。
今回設定された「オクタ」は、オンロードでもオフロードでも他の追随を許さない卓越した走破能力とパフォーマンスを発揮して、「ディフェンダー」史上最もダイナミックと謳うモデルだ。車名は、地球上で最も硬く、最も人々を魅了する鉱物であり、特徴的な外観と耐久性を有する8面体(octahedron)形状のダイヤモンドに由来しているという。
パワートレーンは、4.4リッターV型8気筒ツインターボガソリンエンジンに、電動モーターと8速ATを組み合わせたマイルドハイブリッド。最高出力467kW(635PS)、最大トルク750Nmを発生し、0-100km/h加速は4.0秒、22インチの軽量アロイホイールとオールシーズンタイヤを選択した場合の最高速度は250㎞/hと公表されている。
足回りでは、油圧連動式6Dダイナミクスサスペンションテクノロジーを「ディフェンダー」として初採用。オンロードではロールを抑え、オフロードではホイールアーティキュレーションを最大化し、どんな路面でも優れた走破性と制御性を発揮するという。また、ブレンボ製キャリパーを備えた400mm径のフロントディスクブレーキも装備。従来の「ディフェンダー」よりもクイックなステアリングとの相乗効果で、俊敏かつ正確な応答性もセールスポイントとされている。
また、各部のダイナミックセッティングは、どの路面を走行しているのかを自動的に検知し、それに合わせて最適化。さらに、ダイナミックモードでは、ステアリングに配置した透明なシグネチャーロゴボタンを押すだけで、車両のステアリングやアクセル、サスペンションのセッティングの調整が可能となっている。このボタンを長押しすると、オフロード走行時のパフォーマンスに特化した専用モード「OCTAモード」にアクセスすることができる。
エクステリアでは、大きなホイールアーチやボンネット下により多くの空気が流れるようにした独自のグリルデザイン、4本出しのアクティブエキゾーストシステムを組み込んだ新しいリアバンパー、グラファイト仕上げのアルミニウム合金フロントアンダーシールドを含む強靭なアンダーボディプロテクションを組み合わせている。
インテリアの素材には、従来のレザーより30%軽量化し、耐久性に優れたUltrafabricsTM PUを2種類用意。「オクタ」には新たなバーントシエナカラーのセミアニリンレザーにエボニーのKvadratTMテキスタイルトリムの組み合わせが標準装備され、ライトクラウド/ルナのUltrafabricsTM PUまたはエボニーのセミアニリンレザーをオプションで設定している。初年度限定の「オクタ エディションワン」では、カーキとエボニーのデュオトーン、ニットテキスタイルで仕上げたシートを標準で装備した。また、前席には一体型ヘッドレストを備えたパフォーマンスシートを採用。さらに、没入型の音楽体験が楽しめる「ボディ&ソウルシート」もディフェンダーとして初採用されている。
ボディカラーは、「オクタ」にはシャラントグレイとペトラカッパー、「オクタ エディションワン」ではフェローグリーンとカルパチアングレイのそれぞれ2色を設定。いずれもブラックルーフと組み合わされる。