ジープ コンパス 「ジープきっての都会派SUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
5
燃費
4
価格
5

ジープきっての都会派SUV

2021.10.29

年式
2017年12月〜モデル
総評
実際のサイズよりもダイナミックで上質に見えるデザインは、都心の景色にも映えます。扱いやすいサイズながら、悠々とした走りでリラックス。ラゲッジをはじめ使い勝手もよく、アクティブなファミリーにぴったりです。
満足している点
オフロードや雪道での安心感はやっぱりジープの一員だと実感するところです。必要に応じて4×4性能を発揮してくれる「アクティブドライブ」は、オフロードの走破性はもちろん、オンロードでも安定性を高めてくれます。
不満な点
ジープのモデルはどれも共通していますが、後席の背もたれがやや直立気味で、座面も硬めなので高速道路でのロングドライブは休憩が多くなるかも!? でも広さは大柄な人でも十分なスペースが確保されています。
デザイン

5

1941年の誕生以来、受け継がれてきたジープ伝統の7スロットグリルなどを守りつつ、モダンで端正な顔立ちと流麗なルーフライン、ダイナミックなボディを持つ、まさに「グランドチェロキーのベイビー」的存在です。
走行性能

4

2.4Lマルチエアエンジンは市街地だと多少、大味に感じるところもあるものの、自然でリラックスできる走り。12種類の車両マネジメントシステムを連動させて、最適な走りを実現するセレクテレインシステムが頼もしさ満点です。
乗り心地

4

交差点を曲がる時やブレーキングした時など、何げない瞬間にもガッシリとした守られ感がありつつ、それが大袈裟ではなくナチュラルな乗り心地に感じるのは、コンパスならでは。高速道路でも静かで快適です。
積載性

5

大きくフラットなフロアでたっぷりの容量があるラゲッジ。後席が4:2:4分割で倒せて、フロアボードの高さを変えると奥行きのある広大なスペースに拡大。助手席の前倒しができ、サーフボードなども余裕で積めます。
燃費

4

輸入車では珍しいレギュラーガソリン仕様なのが嬉しいところ。燃費もWLTCモードで11.8km/L、4WDでも11.5km/Lというのがなかなか優秀です。ゆったり走りたいキャラクターなので、実用燃費も期待できそう。
価格

5

マイナーチェンジでインテリアがグッと先進的に変わり、装備も安全装備から快適装備まで充実しているのに、お値段はそれほど高くならずLONGITUDEでも400万円を切るのはかなり魅力的だと思います。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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