ジャガー F-PACE 「個性を演出できる熟成されたビッグSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西川 昇吾
西川 昇吾(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
5
燃費
2
価格
3

個性を演出できる熟成されたビッグSUV

2022.1.21

年式
2015年11月〜モデル
総評
このクラスのSUVは似たり寄ったりに思われがちだが、Fペイスという選択は傍から見ても個性を演出できる選択であると個人的には思う。ウィークポイントもないことはないが、長年販売され続けネガな部分も減ってきているので、今が熟成期とも言える。他にも魅力的な選択肢はあるが、買って間違いをしたとは感じにくいであろう。
満足している点
このクラスのSUVとなるとドイツ車を選びがちになってしまうかもしれないが、Fペイスを選択することで個性が演出できるのが最も魅力的なポイントと言えよう。もちろん、装備や性能面でも劣るとは思わないので、人とかぶりにくい大型SUVが欲しいという人は選択肢に是非とも入れてほしいモデルだ。
不満な点
最近マイルドハイブリッドが追加されたが、パワートレインのラインアップ的には古さが隠せない点がウィークポイントとして挙げられよう。モデルライフも長くなってきているが、デザインでは古さを感じさせないのでパワートレインの進化がもう一歩欲しいと感じさせるところ。
デザイン

5

現代のジャガーのデザインはこのモデルから始まったと言える。ジャガーらしいいい意味での「悪役感」がありながらも、現代のモデルとして洗練された印象がある。デザインの小変更があったことを踏まえても、とても考えられた秀逸なデザインと言えるのではないか。
走行性能

4

グレードとパワートレインのバリエーションが豊富であるため一概には言えないが、いい意味で重量感を感じるドライブフィールとなっている。しかし、ハンドリングは重たくて曲がりにくいという印象を受けるものではないので、高級車SUVらしい味付けはうまくされていると感じさせるドライブフィールである。
乗り心地

4

SUVの割には硬いなという印象を受ける。しかし、それも不快な硬さではなく、適度でしっかりとした旋回を実現していると感じる硬さだ。また、Fタイプのように芯の硬さを感じるような印象であり、ボディは硬いけど足は良く動いている。というイメージだ。
積載性

5

ボディサイズが大きいSUVということを考えても、積載性はこのクラスとしては優れていると感じさせる。このクラスとしては当たり前かもしれないが、パワーテールゲートが用意されているのも良いポイントだ。Fペイスの積載性は多くの人が満足のいくものであろう。
燃費

2

大きく重たいSUVであるため燃費性能に関して期待してはいけない。しかし、最近追加されたマイルドハイブリッドのディーゼルエンジンモデルはまだ良好と言える部類であろう。このクラスのSUVならば、ストロングハイブリッドでない限り、燃費性能はあまり気にしてはいけないと個人的には思う。
価格

3

近年はSUVブームで、このサイズのSUVのライバルが多いことは事実だが、その中でのFペイスの価格設定を見ると、平均的な部類と言える。金額的に損をした気持ちになることはあまり考えられないと思われる。反対に言えばこのクルマの決め手は値段ではないと言えよう。
西川 昇吾
西川 昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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