自動車のタイヤについて質問します。

Question

サマータイヤとオールシーズンタイヤの違いは何ですか？

Answer 1

夏タイヤはスノータイヤとの対比で使われますが、欧米でタイヤ区分はサマータイヤとウィンタータイヤとオールシーズンタイヤに分けられます

日本は冬でも雪が降らないと夏タイヤのままなので、夏タイヤという区分に違和感を感じる人が多いですが、欧州は超高速で走行するので、タイヤ性能がシビアで、外気温が7度を下回ると雪が降らなくてもウィンタータイヤに履き替えます

夏タイヤだと7℃以下だとグリップが落ちるからです

オールシーズンタイヤは名前は全天候タイヤですが、北米では主流のタイヤでマッド＆スノーという規格（Ｍ＋Ｓ規格）があるとおり、多少のラフロードや圧雪なら走れますよ

というタイヤです

以下、背景も含めた説明となります（長文すいません）

アメリカはレジャーが盛んでバーベキューやアウトドア用品を詰め込んでちょっとしたラフロードを走る機会が多いので、ラフロードを走れる「Ｍ＋Ｓ規格」のタイヤが主流になっています

しかしアメリカ規格のオールシーズンタイヤはヨーロッパの厳しい雪に耐えられないので、欧州ではアメリカのＭ＋Ｓ規格に加えて、シビアスノーマーク（スノーフレークマーク）をつけて、アメリカ式のオールシーズンタイヤと欧州式ウィンタータイヤ
の区別を行っています

日本の雪国でできるミラーバーンといわれる湿ったアイスバーンは世界屈指の低ミュー（＝滑りやすい）路面なので、欧州式のシビアスノーマークのウィンタータイヤでもアイスバーンで全然歯が立ちません

なので国内メーカーはアイスバーンでグリップするスタッドレスタイヤを日本向けに開発し、ｍ+ｓ規格、シビアスノーマーク、に加えて「ＳＴＵＤＬＥＳＳ」という刻印をタイヤに打っています

日本におけるオールシーズンタイヤは北米向けの全然雪道でグリップしないものから、やや性能がいいシビアスノーマーク付きまで、いろいろなオールシーズンタイヤを売っているので注意が必要です

しかしＳＵＶ車に標準で履くＳＵＶ用タイヤにもＭ＋Ｓマークは打ってあるものが多いですが、ゲレンデに行く途中で、コースアウトしている車両をよく見かけます

4ｘ4は駆動はいいですが制動や旋回にはたいしてメリットがないので、ブレーキやコーナリングでコースアウトしてしまうのです

欧米メーカーや新興アジアンメーカーは欧米向けにそういったタイヤを出していて、いかにも雪でも走行できますと謳っていますが、ミシュランのオールシーズンタイヤのＨＰでも「常時、雪が降る地域ではスタッドレスタイヤを履いてください」と書かれているので、あくまで雪道では「緊急用」として履いたほうがいいですね

オールシーズンタイヤは夏タイヤに比べると、舗装路ではグリップが悪く、燃費も悪く、ノイズも大きいので、中途半端なタイヤとして、過去も売り出してみては評判が悪く消えていくので、今回、アメリカのグッドイヤーなどが拡販に出ていますが、注目ですね

国内メーカーもアメリカにはオールシーズンタイヤ、欧州にはウィンタータイヤをちゃんと作り分けで供給していますが、日本ではあまり推奨していません。スタッドレスタイヤのほうが間違いなく雪道では安全だからです

Answer 2

サマータイヤは普通のタイヤの事で、サマータイヤは冬にタイヤを替える地域での感覚での呼び方です。

オールシーズンタイヤはその名の通りオールシーズン走れるという事ですが、雪や氷の性能が物によってかなり異なりますので選ぶ時には注意が必要です。

冬タイヤの規格として、M+Sやスタッドレスは日本では知られていますが、その他にシビアサービスエンブレムと呼ばれるものがあります。オールシーズンタイヤを選ぶ際はシビアサービスエンブレムがある物を選びましょう。

シビアサービスエンブレム付きのオールシーズンタイヤは雪や氷を走れますがスタッドレスには劣ります。雪や氷を日常的に走るならスタッドレスにするべきです。

Answer 3

オールシーズンはM&Sの表示がありスノータイヤとして使用できます。