いすゞ ミュー のみんなの質問

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日本製を除くアジアン製スタッドレスタイヤはヨーロッパでの需要が高いと聞きましたが本当でしょうか?

アジアンタイヤといえば言わずと知れたナンカンやネクセン、ワンリなどでしょう。日本人はその安価さからアジアンタイヤをグリップがないとバカにしていますが、本当にきかないのであればクレームは必至で、製造、販売なんかしてられないはずです。さすがにアイスバーンではBSやYHには劣るかとは思いますし、磨耗は早いかもしれませんが…。(電化製品にも同じことが言えますね。海外では日本製よりLGやサムスンのが売れているんだとか)実は日本人が「日本製が一番」と思いこんでいるだけで他国のタイヤ性能に大差はないのでは?

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ベストアンサーに選ばれた回答

まず正確にはアジアンスタッドレスは欧州でなく、北米市場向けでしょうね。欧州市場はスタッドレスの需要が少なく、高速型のウィンタータイヤと北欧などのスタッド(スパイク)タイヤが主流です。

巨大な北米市場は、日本ほどアイスバーンのグリップを問わず、耐磨耗性重視なので、アジアンメーカーは北米市場に向けた商品を出しているだけです。(それを日本に転用しています)

もし日本が北米市場より大きな市場で、「アイスバーングリップを重視するが、スパイクは禁止」という地域特性があれば、アジアンメーカーもその特性を最大限引き出す商品を展開するでしょうね。

求められているニーズが違う点が重要です。危険なアイスバーンでのグリップという点では日本のスタッドレスは世界一です。

世界的には日本がいちばんアイスバーンのグリップを重視しており、そのほかのアイスバーンでのグリップを重視する地域は素直にスパイクタイヤを履いているからです。

また日本の北国の都市部でできるミラーバーンが世界屈指の低ミュー路面だからです。欧米のほうが除雪・融氷が進んでいることと、日本は気温が高いわりに雪が降るので、氷面が滑る原因の水膜ができやすい上にスパイクタイヤ完全禁止ですので、氷面がツルツルに磨かれてしまいます。

また各国のニーズの合わせて世界中の冬用タイヤが開発されるわけですから、多きく需要地を分けて、耐磨耗性重視の北米型と高速重視の欧州型に分けられます。その他の地域ではけっこうスパイクタイヤの需要が残っています。日本のスタッドレスはややガラパゴス的なほどアイスバーン特化型なんです

その証拠に日本のメーカーも自国市場にはアイスバーン特化型商品を出していますが、北米にも欧州にも別の商品を出しています。

以下は過去の同じような質問への当方の回答ですので参考にしてください。

基本的に海外向けスノー系のタイヤは大きく分けて3種類です。

基本的には日本のスタッドレスは日本専用です。他国ではここまでアイスバーン特化型のゴムの柔らかいタイヤを必要とされていません。日本の都市部にできるミラーバーンは世界でも屈指の悪条件の低ミュー路といわれています。
本当に寒いロシアや北欧で売られているアイスバーン特化型のスタッドレスタイヤは日本国内向け仕様をそのまま出すメーカーあるようですが、BSは北欧へはブリザックノルディックという別商品を出しています。アイスバーンが多くても低温で、氷が融けないので、日本ほど滑るやすい路面にならず、吸水する発泡ゴムの必要性が薄いのです
ロシアへはBSはWS60という発泡ゴム系の商品、ヨコハマはIG30を(商品説明を見る限り)そのまま売っているようです。

西欧などのヨーロッパはウィンタータイヤと呼ばれており、高速重視で、全く違う商品です。BSでいえばブリザックLMシリーズがそれにあたり、LM30や35が主流です。ヨコハマだとWdriveとかですね。
ミシュランも本国フランスをはじめ西欧でのウィンタータイヤの主流はアルペンシリーズであり、XI2は販売していません。

アメリカなどへは西欧に向けたウィンタータイヤのような商品を展開するか、日本向けスタッドレスをゴムや構造を変え、耐磨耗性重視に変更した商品をメーカーによっては両方出しているようです。BSはLM50や60といった商品が主流ですね。ヨコハマはIG20を出していますが、ゴムや構造を変えていると聞きます。ミシュランの雪が少ない地域はアルペンシリーズを、雪が多い地域はXI2を奨めています。多くのアジアンスタッドレスはこのゾーンをターゲットにした商品で、それを日本にも展開しています

そのほかスタッドタイヤの需要も海外では結構残っていますね。

あと、ミシュランが技術的に優れていないわけではなく、販売量が少ない日本に特化した商品を開発していないだけです。ミシュランスタッドレスにしてもアジアンスタッドレスにしても、ターゲットは北米市場ですから、北米向けの乾燥路重視、耐磨耗性重視のスタッドレスを開発して、日本にも転用しているわけです。XアイスシリーズもXI2になってからスピードレンジをQからTに変え、さらに北米向けの性格を強めました。

質問者からのお礼コメント

2010.12.30 01:15

回答ありがとうございました。日本専用のスタッドレスは海外から輸入するほど需要がないようですね。そんなに日本はアイスバーンが多いんですね。理解できました!!ありがとうございます。

その他の回答 (2件)

  • 考え方の違いでしょうね。

    日本人は、性能的に遜色ないものでも日本以外の『アジア製』というだけで敬遠する人が少なくないです。タイヤ製造販売の後発国に対しても同じだと思います。

    対して欧米人は合理的ですから、そこそこいい物で尚且つ安価であれば、タイヤという物はあくまでも消耗品なのでアジアンであろうが後発国であろうが気にしないという考え方なんでしょうかね。


  • レースで使う訳ではないので、何処のタイヤも大した差はないです。

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