スタッドレスタイヤの購入を考えているのですが、日本のタイヤメーカーの日本製品と海外輸出製品の違いはなんですか？素材自体が違うのでしょうか？

Answer 1

かんたんに言えば国産スタッドレスはアイスバーンでのグリップ重視、多くに海外製品はそこまでのアイスバーン特化でなく、ミシュランを筆頭に乾燥性能が国産より高いです。これは元々のターゲットにしている市場の差です。

日本の北国の都市部にできるミラーバーン路面は世界屈指の低ミュー路面といわれています。
アイスバーンは氷面の融けた水がすべる原因ですが、気温の関係で日本の場合はちょうどそういった路面が多くなります

海外は北米のように除雪や融氷が進んでいたり、さらに気温が低く、氷面で水が融けず、そこまで低ミューにならないため、それほど日本まではアイスバーン性能は問われません

スタッドレスは圧雪路ではあまり性能の差が出ません。グリップの差が出るのはアイスバーンです。

アイスバーンでは国産のスタッドレスタイヤタイヤが性能がいいといわれています。
特にＢＳやヨコハマの採用している発泡系ゴムはアイスバーンでのグリップが高いですね。いちばん最初にこのゴムを使ったのがブリヂストン（以下ＢＳ）のため、よく「ＢＳのブリザックはいい」という話が多いですね。

このゴムはタイヤのゴムの中に気泡があることで、アイスバーンの滑る原因となる氷面の水膜を除去します。また化学的な物質を使わずに空気が入っているというだけで、ゴムの柔らかさを保つので、効きが長持ちします。欠点がゴムじたいが柔らかいため、減りが多少早いのですが、発泡系以外は、ゴムの硬化が比較的早いので、タイヤの溝があってもアイスバーンでの効きが落ちるのが早いため、発泡系が寿命が短いとは一概にいえないと思います。

近年、この発泡系のゴムを採用しているのがヨコハマです。ＢＳが特許を持つ「発泡」という製法を使わずに、カプセル状の気泡を混ぜ込むことで、安定して気泡を混ぜることに成功しました。こういった事情を知らない一般ユーザーはＢＳを買ってしまいますので値段設定が高めです。ヨコハマの方が同等性能の商品を安く買えるのでお得といえます。


ミシュランはどうしても日本よりパイが大きい北米市場に向けた商品を日本に転用しているだけのため、日本のアイスバーンに特化した国産2社にはアイスバーンでのグリップは敵いません。北米市場は日本ほどアイスバーン性能を重視していません。その分耐磨耗性や乾燥路性能が重視されるため、そうした点を重視するならミシュランはいいです（ただ耐磨耗性がよくても、ゴムの劣化が遅いわけではありません。通常の日本での使用なら溝より先に劣化が気になるでしょうね

ピレリも同じような状況ですが、さらに日本での開発拠点もないため、スタッドレスは東洋ゴムの開発・生産してもらってるくらいです。最新モデルのアイスストームからピレリ中国工場での自社製品に変わりましたが、日本で作っても製造コストが高いことが委託生産をやめた理由のようで、別に自社製品の性能向上ではないようです

基本的に海外製品はパイが大きい北米もしくは欧州向けのタイヤを日本向けに転用しているものが多いです

Answer 2

同じ雪道と言っても日本とヨーロッパ、アメリカでは違います。

日本のメーカーは日本の気候で開発を行っているので日本の道を走るには最適でしょう。

例えば雪の降らない赤道直下のインドネシアのタイヤメーカーから激安スタッドレスが出ていますが、開発は砂浜で行っているようですよｗ
ホントかどうかはわかりませんがｗｗｗ