ディーゼルエンジンもカムシャフトをハイカムにするとガソリンエンジン同様パワーアップするのでしょうか？

Answer 1

充填効率が上がるので、出力向上に成る「可能性」は有ります。けど、そもそもが、高圧に対処し摩耗を減らす為、バルブとバルブシートの当たり角が緩く食い込まない設定にしてあったりするのがディーゼルです。つまり、バルブ傘部を通過する際の気流の曲がりが大きい。って事は充填効率もその分は下がる。
そういう基本的特性を考えると、リフト量をちょっと増やしたからって、得る物は少ないんじゃないかなぁと愚考します。

そして、それ以上に遥かに効くのが「過給」ですネ。d(^^)
今のディーゼルは、過給の絶大なる威力無しには語れません。だって、基本的に負ける筈のガソリンに対して、勝ってる様に見える位に成ったんですから。
その、過給する事を前提に考えると、「細々と」大変なチューンをやるよりは、サクッと過給圧Upしちゃった方が確実で話が早い、とは思いませんか? d(^-^;)
そもそも、ディーゼルの4弁化は無駄だとされて来た程だったんですから。(過給で、濃い空気が出入りする様に成ったから、吸排気抵抗減がまともに考えられる様に成った)


ガソリンの予混合燃焼に対し、着火後も燃料の供給が続く「拡散燃焼」を使うが故に、ディーゼルでは高回転化で高出力を狙う事が出来ません。(回ってせいぜい5500rpm。その昔のジェミニで実現済)
って事は、過給圧Upと低圧縮比化でトルク増を狙うしか無い。
ので、幅広い回転域で過給圧を発生させられる過給器、最新の直列型シーケンシャルを持ってしても不足な過給器の改良進化が、ディーゼルにとっては是非共待たれる策なのでした。

アイドル回転から大気圧の2倍ってな高過給圧を発揮してくれる物は無いか?
って事で、チンケなTurboじゃ無くて、内部圧縮を持つ事で高効率な機械式過給器の普及が待望されているのです。d(^-^)

Answer 2

私の認識だとハイカムとはハイリフトカム、つまりバルブがノーマルよりいくらか突き出て開くと思いますが、それはピストンがノーマルだとバルブとピストンが接触するんじゃない？それを回避するためにピストンに逃げを作ったりオーバーラップを無くしたりして、パワーダウンするんじゃない？

Answer 3

ユニフロー掃気式ディーゼルエンジンでしたら、効果が有ります。