ホンダゼストのハンドルは中央に戻らない？

Question

ホンダのゼストという軽自動車のハンドルは、右折や左折また、カーブを曲がった後
自動的に中央に戻らない仕組みなのでしょうか？

Answer 1

セルフアライニングのことですね。
勘違いしないでくださいね。
これは電動パワステとは
一切、何も関係ありません。

サスペンションジオメトリーで
キャスター角、トレール量、キングピン軸
あたりの設定次第で決まるセルフアライニングの問題です。

ゼストにお乗りなら、他社の軽自動車との
ハンドリングの違いは説明するまでもないとおもいます。

ハンドルが戻ろうとする力は
すなわち、直進状態に戻ろうとする力のことです。
この力はハンドルを切ってカーブを旋回中でも、
戻ろうとする力となってわずかでも働いているわけで
つまり、ドライバーにとっては反力であり、
カーブ中にハンドルを切り増す、修正舵の原因の一つです。

ホンダはライフやゼストに限らず、
ナチュラルステアに重きを置くメーカーの一つなので
昔からこのようなジオメトリー設定をとることが多いです。

なので、故障などではなく、
そういうハンドリング設定によるメリットの、
裏側だと思ってください。

質問者からのお礼コメント

皆さん丁寧なご説明、ありがとうございました。

Answer 2

ホンダの電動パワステは、そういう制御をしています。
ハンドルというか、タイヤが中心に戻ろうとする力を抑え込んでいるので、戻す時には、中心に戻す事を意識して戻さなければなりません。
他社及び油圧パワステ車の感覚で操作すると、交差点やカーブで曲がり終えてもハンドルは切れたままって事が起きます。
こういうのは非常に気持ちが悪いので、私はホンダの電動パワステ搭載車は大嫌いです。

Answer 3

はい。ゼスト以外にもライフもそうです。理由は簡単。ホンダに電動パワステの技術がないか、ケチコストでそういった状態になってるかのどちらかです。同じようなパワステ具合は、電動パワステを日本で初採用したスズキのアルトやワークスにも見られますが（平成4年位）、ホンダよりまだマシです。

もし機会があったらスズキのここ5～6年の軽自動車か、ダイハツの10年位前以降のパワステをチェックしてみてください。電動パワステって凄く進化しているって判りますよ。

従ってパワステだけを見ると、ホンダの技術力は他社のスズキやダイハツより20年遅れてます。妙な意味で凄い会社ですよ。ホンダって。

でもこんなことって買う側にも責任が。客が文句言わないとか客が感じないからって、何も手を打つことなく進んでいった裏返しでもあります。ダイハツなんかは、定年でトヨタの高級車を降りた人が流れてきてるから、ボロカス言われて良いクルマ作りしてきてますからね。