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クルマの魅力不足? 時代のせい? 意欲作なのに一代で消えた悲しき軽自動車5選

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クルマの魅力不足? 時代のせい? 意欲作なのに一代で消えた悲しき軽自動車5選

 コンセプトは正しかったのに登場するのが早すぎたモデルも!

 何世代にもわたりフルモデルチェンジを繰り返し、確固たる地位を築き上げるモデルがある一方で、後継を持たずに、一代で消えてしまったモデルもある。そもそも新しい車名を与えられるということは、新ジャンルの開拓や挑戦というチャレンジングなモデルであるため、必ずしも成功できないことは織り込み済みなのかもしれないが、それにしても一代こっきりで終わってしまうというのは寂しいものだ。

【デビュー時の大フィーバーはなんだった?】話題沸騰もアッという間に消滅した悲しき国産車4選

 ここでは、軽自動車の歴史から、一代限りで消滅した不遇のモデル5台を振り返ってみよう。

 1)ダイハツ・ネイキッド

 まずは、間もなくデビューするニューモデル「ダイハツ・タフト」とコンセプトが似ているということで久しぶりに名前を聞く機会の増えている「ダイハツ・ネイキッド」から紹介しよう。1999年に誕生したネイキッドは、いまでこそクロスオーバーSUVに分類することができるが、当時はどんなカテゴリーに入れていいのかわからないというくらい個性的なモデルだった。前後ドアともに外ヒンジで、スクエアなスタイリングは軍用車的なテイストで、いかにも機能性を感じさせるもの。

 当時は熱狂的なファンには支持されながら、奇抜な印象もあったが、2020年目線ではけっして新し過ぎる感じはない。さらに、バンパーコーナーやグリルなどは簡単に交換できて、気軽にカスタマイズが楽しめるというコンセプトは、現行コペンに受け継がれている。コンセプトは正しかったが、登場するのが早すぎたゆえに一代限りとなってしまった、まさしく不遇のモデルだ。

 2)ホンダ・ゼスト

 いまでこそN-BOXの大ヒットにより軽自動車界のメインストリーマーとなっているホンダだが、ほんの10年前までは市場のなかではニッチな存在だった。2006年に誕生した「ゼスト」は、そうした時代のホンダ軽自動車を支えた一台だ。

 初代フィット譲りの2プラグの燃焼室を持つSOHCエンジンは、その構造がゆえに軽自動車としてはビッグボアとなり、660ccの排気量に収めるために超ショートストロークとなっていたのが特徴。だからといって高回転指向ではなく、むしろビッグボアらしいトルク重視の味つけとなっていたことが印象深い。

 スタイリングでは、あえてフロントのナンバープレートを中央に配置することで軽自動車らしからぬ顔つきとしていたのも記憶に残るが、2008年のマイナーチェンジで追加設定されたカスタム系の「ゼストスパーク」では軽自動車にありがちなオフセットしたナンバー位置になるなど冷却性能とのバランスがあったにせよ少々迷走感もあった。

 高級感やスポーツ性など軽らしからぬモデルも一発屋になった

 3)スズキKei

 1998年秋、軽自動車の規格が変わり、ボディサイズが現行の全長3400mm、全幅1480mmに拡大された。その軽自動車そのものが生まれ変わるタイミングで、スズキが投入したまったく新しいコンセプトの軽自動車が「Kei」である。名は体を表すというが、まさに軽自動車として生まれてきたモデルで、コンセプトはクロスオーバーSUV。当初は、3ドアだけの設定だったのは、登録車で人気のトヨタRAV4に倣ったものだったのかもしれないが、いずれにしてもロードクリアランスを確保したハッチバックというイメージのスタイリングは新鮮で、新しいホットハッチ像を示していた。

 当初からターボエンジンを中心に据えたラインアップだったが、マイナーチェンジ時に登場したスポーツ仕様の「Kei Works」は、アルトワークスの伝統を受け継ぐ韋駄天軽自動車で、レカロシートも設定されたほど。ワンメイクレースも開催され、いまをときめくモータージャーナリスト、フジトモこと藤島知子さんもKeiのワンメイクレースで腕を鍛えた一人だ。ただし、フロントハブの強度不足という理由でワンメイクレースが中止されるという残念なエピソードも残っている。それが理由ではないだろうが、後継モデルを待たずひっそりと消えていった。

 4)スバルR1

 軽自動車が360ccだった時代のヒットモデルといえば、てんとう虫の愛称で親しまれたSUBARU360。じつはSUBARU360もロングセラーながら一代限りで消滅したモデルなのだが、そのスピリットを受け継ぎ、2005年にマイクロクーペとして誕生したのが「SUBARU R1」だ。全長は3285mmと“アンダー軽自動車サイズ”で、キャビンは2+2ながら実質的には2名乗車仕様。上級グレードではレザー&アルカンターラ内装も用意された。まさしく小さな高級車的クーペとして生み出されたのだ。

 SUBARU独自の4気筒スーパーチャージャーエンジンも、そうしたキャラクターにベストマッチ。もちろんサスペンションは四輪独立懸架で、走りの面でも軽自動車らしからぬ高級感あふれるものだった。とはいえ、時代はハイトワゴン全盛で、小さな軽自動車が生き残る余地は少なく一代限りでライフを終えた。

 5)オートザム(マツダ)AZ-1

 一代限りの軽自動車といえば、1990年代に相次いで生まれた2シータースポーツカー、いわゆるABCトリオはいずれも一代限りだが、ここでピックアップするのはトリオのなかでももっとも売れなかったオートザム(マツダ)AZ-1だ。スズキ製のパワフルなツインカムターボをマツダオリジナルのスケルトンモノコックボディ中央に搭載するミッドシップ・スポーツカーは、ボディ剛性を高めるために大きくなったサイドシルと乗降性を両立させるべくガルウイングドアを採用したことで、デビューした1993年の時点で伝説になることが約束されたモデルだった。

 スタイリングに負けず劣らず、刺激的なハンドリングはシャープすぎてスリリングと表現すべきレベルで、ABSやTRCなどの電子制御を持たないAZ-1をまともに走らせるには高いスキルが求められた。キャビンの開放感を実現するためガルウイングドア上部をガラスにしたことで重心が意外に高いことも運転の難しさにつながっていた。一代限りで消滅したどころか、当初計画通りの生産台数に満たなかったことは残念としかいえないが、このマイクロスーパーカーを操れるドライバーの数を考えると、4500台足らずの生産台数というのも納得である。

文:WEB CARTOP 山本晋也
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みんなのコメント

7件
  • スズキKeiは1代だけど長いこと(11年間)売ってたよなぁ。
    間は空いたけど鈴木修会長が「後継モデル作れ」と指示して作られたのがハスラー。
  • 一代で消えた…とならば、ダイハツ「ソニカ」も…w
    いやそれどころかダイハツには「タント・エグゼ」(=スバル・ルクラ)
    軽初のピラードハードトップであった2代目「オプティ」ete…
    スズキなら、珍しく4気筒エンジンがあった初代「セルボモード」
    ホンダなら「ザッツ」とか…あぁ2代目「Z」も!

    それが今やどのメーカーも、みーんなトールワゴンばっかり…orz
    それも後発車種ほど先進装備・豪華装備の競争になって…
    もはや「後出しジャンケン」の様相ですね…
    どうしてこうなったのでしょう…?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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