ホンダ S2000 「三年目のS、再レビューです 以前、AP2購入後半年の時点でレビューしましたが、生産を「完了」するS2000を記念して、その後のAP2-100を追記した」のユーザーレビュー

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ホンダ S2000

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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三年目のS、再レビューです 以前、AP2購入後半年の時点でレビューしましたが、生産を「完了」するS2000を記念して、その後のAP2-100を追記した

2009.5.8

総評
三年目のS、再レビューです
以前、AP2購入後半年の時点でレビューしましたが、生産を「完了」するS2000を記念して、その後のAP2-100を追記したいと思います。
うちのSも今年の夏で三年目。初回車検を受けます。
相変わらず絶好調ですが、オーディオリッドがプッシュしても開かなくなるというSの持病は出てしまいました。車検整備のタイミングでクレーム交換します。開かないって言っても、手前にちょっと引けばダンピングの利いた動きでスーっと開きます。
AP2オーナーの間で流行っている、AP1純正触媒への交換をしてみました。
アクセルレスポンスもパワー・トルクも全域で改善されていて、ディーラーからの帰り道、市街地を流れに乗って走っているだけなのに、楽しくてニヤニヤしっぱなしでした(笑) オススメ。
ちなみに、触媒本体+ガスケット+ボルト(熱で錆びてるからね)+遮熱版(センサー用の穴の位置が違うのでロウワー側のみ交換)+工賃で50000~54000円くらいです。元々、AP1触媒はアフターパーツ並の性能の優秀なメタル触媒ですし、社外品より概ね安価。
あと、エアクリボックスの吸気口に導風板を付けて、ラジエータを抜けた熱気を吸わないように改善してます。
私はなるべくノーマルのエクステリアを維持しつつ、見えない所をモディファイして楽しみたいので、ボディパーツは追加していません。
後は使い古したエアクリフィルタを無限に交換、ECUのプログラム変更でエンジン周りは一段落。
今後はダンパーがヘタったら足回り換装、ブレーキパッドがチビたら交換って感じで、少しずつ弄って長く楽しみたいです。あ、パッドはDC5インテRの初期制動が強めのパッドが好みだったので、気が向いたら特性が近いものにさっさと交換しちゃうかも。
公道メインで、たまにワインディングやミニサーキットで楽しむ、という使い方なら封印を外すだけのファインチューンで本来の性能に戻してやるだけで大満足です。
納車からもうすぐ三年ですが、この三年間でSに乗ってて決定的に困ったことは無いですね。
楽しい思いばかりしています。
販売台数は世界累計11万台強、国内販売数2万台余。高度な職人技の手溶接やフィッティングで組み上げられる車としては沢山作られた車だと思いますが、国内に限って言えば10年で2万台は十分に希少車ですよね。
地域的な偏りがありますが、あまり見かけないので、他のSと擦違うとちょっと親近感が沸きます(笑)
満足している点
運転の楽しさ、気持ち良さ、ハンドリングの良さ、フロントミッドシップ、自分の腰を中心に車が旋回する感覚、サイドビューの美しさ、塗装の美しさ、実車を目前にした時に感じる『本物』感、etc,etc...細かく挙げたら切りがありません。
走る楽しさは言うに及ばず、それにプラスして徹底した『仕事』と『こだわり』という価値があります。
例えば、ボディパネルが遠目の印象よりも意外なほど凝った面構成で、プレス一発抜きでは作れないパネルがあります。フロントシールドとリアフェンダーの合計三枚のパネルが、職人技の突き合わせ溶接+磨きで作られていますが、丹念に磨き上げられたパネルは残留応力による歪みも無く、どこに溶接個所があるのか、肉眼はおろか撫で回しても判りません。
私は100万円の値札が付いた時計を買うとしたら、同じ値段でも鋳物の貴金属ケースに大量生産のクォーツを入れたものより、ステン・スチールでも削り出し加工のケースに手作りの機械式ムーブメントを選ぶタイプなので、Sを始め、高根沢工場やTDラインから生み出された車は特に輝いて見えます。これは完全に個人の嗜好の問題ですね(^^;
純正交換セッティングの幅広さも良い。
Sはアップデートを繰り返す度にマイルド志向になって行ったと言われますよね。この辺りのセッティングは概ねサスとスタビで出していますが、純正のスタビは新品でも8000円くらい。組合せによってはブッシュも換えますが、シリーズ全種類のスタビに交換可能。手軽に特性変更できます。純正だけに保証もバッチリ。
F22Cエンジン。最後のDOHC-VTEC。
正直、ピークパワーはともかく、総合的にはi-VTECのK20A(SpecR)の方が良いエンジンだと思います。しかし、VTCに頼らないB型やF型は、6000rpmより下と上に日常と非日常が、K型より明確に存在します。VTECゾーンに入った時の音と特性の違いはハッキリしていて、普通のスポーツエンジンとレーシングエンジンを二台持っているようなお得感。性能ではなく、味ですね。
無論、機械としては低回転から高回転まで、リニアにトルクが出る方が良いのですが、二段ロケットであることが堪らなく好きなVTECファンも多いのです。
ECUセッティングでトルクの谷を減らしてリニアな特性に出来ますが、あえて二段ロケットのままで、というオーダーをするオーナーも居るみたいですね。
不満な点
オーディオかな…。
純正のリモートコントロールスイッチを活かそうとすると、チョイスできるヘッドユニットは純正の二種類しかありません。音響的にはハードトップを装着しないと限界がありますが、サテライトスピーカーの配置次第でかなり改善できます。
しかし、SはVTECサウンドこそ最高に贅沢なBGM!
短所…というか、AP2は封印が多い。
触媒、ECU、クラッチのスレーブシリンダー等、AP1のパーツに戻したり本来のポテンシャルに戻すだけで更に面白くなります。
逆に言えば、ちょっと弄るだけで明確に違いが出て面白いかも。
触媒とECUだけで、軸出力270馬力前後を発揮するんですよ。
パワーウインドウスイッチの周辺とか、純正アクセサリーでリアルチタンパネルが用意されていますが、オーディオコントロールやエアコンコントロールのパネル共々、ノーマルで黒染めヘアライン加工のアルミパネルなんかを奢ってくれてたら良かったなぁ。
以前、AP2-100のレビューで「間欠調整式ワイパーが欲しい」って書きましたが、AP2-110が出たタイミングでモデューロの純正オプションにラインナップされましたね。
メーカーに電話してみましたが、保証はしないけどAP1-120以降のS2000ならAP2-110と同じパーツ構成だから取り付け可能、とのことでした。
同じディーラーの別のAP2-100オーナーが取り付けた時は「ポン付けだったけど間欠調整がうまくいかない。間欠時間長すぎで、ほぼ止まった状態。結局、元に戻した」との結果をサービスマンさんから聞いていたのですが、どこかミスってたんじゃないかな…。
あと、シートレールはやはり、少しローポジションに変更した方がいいかも。
小さな短所や使い勝手の改善点はありますが、ほとんどは何らかの方法で改善可能なものばかりですし、大きな問題はありません。むしろ、突出した美点が大きくて、細かいあれこれなんか大して目に入りません。ゆっくりじっくりモディファイして、長く乗り続けたい名車です。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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