ぐがちんさん
ホンダ N-ONE
グレード:プレミアム ツアラー 2トーンカラースタイル_4WD(CVT_0.66)
2012年式
乗車形式:マイカー
デザインだけで買ったとしても、後悔させない性能と実用性が付いてくる車。
前車はタントターボで、この車も軽の枠を超えて大変良くできたコンパクトカーだっ
2014.2.26
- 総評
- デザインだけで買ったとしても、後悔させない性能と実用性が付いてくる車。
前車はタントターボで、この車も軽の枠を超えて大変良くできたコンパクトカーだったが、5年乗ってもう少しデザインに色気が欲しくなったのと、ホンダF1復帰(予定)のご祝儀を兼ねて乗り換えることに。
タントやN-BOXのように究極の広さを追求したわけでもなく、絶対的な性能を誇る車でもないが、毎日を楽しく愛着持って付き合っていける愉快な車であると思う。不満点も多く書いてしまったが、可愛さあまってのことである。自分でできる改善は自分でほどこし、長く乗っていきたい。
- 満足している点
- 目の吊り上った真四角な軽自動車ばかりの中、丸目の顔と角度のついたお尻は個性的。特に斜め後方からの外観が気に入っている。
運転していて全体的にキビキビした印象があり、郊外のワインディングを流しているときなど楽しくてしようがない。サスペンションはタントに比べしなやかな感じで、低速の段差越えも、高速の衝撃からの収束も良い。
スキーに出かけて雪道を走ったが、新潟などの圧雪路や凍結路では何の問題もなくあっけなくこなすほか、挙動が掴みやすく、不安感なく走ることができた。
燃費はビックリするほど良くはないが、平日都内11~12km/ℓ、高速17~18km/ℓで、4WDターボとしてはまあまあ良い。
ダッシュボードはもう少し初代シビックのように棚が強調されればなお良かったが、シンプルで飽きないデザイン。特にディスプレイオーディオ型のデザインは秀逸だと思う(うちは残念ながらカーナビ型)。
ラゲッジの床下収納は容量があり、日常使わない車検証や小物を入れておけるため、その分グローブボックスは目一杯使うことができる。
- 不満な点
- エンジンは最近のターボ軽の例に漏れずトルクフルで、低回転で十分に走るため騒音も少ない。これはタントでも感じていたことで満足点なのだが、N-ONEの場合は踏み込んで吹き上がらせた時に少し回転にザラついた印象が残る。また1500回転付近にも少しギクシャクする感じがあり、この2点はダイハツに軍配があがる。「エンジンのホンダ」としてはもう少し頑張って欲しい。
運転席は床下タンクの盛り上がりを目立たせないためかスライド量が少ない。もう2段階スライドさせて欲しい。助手席も同様のほか、足元にトレーがあるため広いという印象はない。後席はタントほど広くないが、爪先がシート下に入り、狭さはない。ただ、リクライニングが2段階しかなく、チップアップシートと引き換えにスライドが省略されているので、レイアウトの自由度はない。
プレミアムを名乗る割にはN-BOXにある可変間欠ワイパーがない(自分で後付けしました)ことや、バニティミラー照明、マップ用照明、車室中央照明がない、パワーウインドゥスイッチ照明が運転席のみなど、高級感の演出に今一歩の部分がある。
クルーズコントロールやパドルシフト、15インチタイヤが要らなかったのでLパッケージを外したが、おかげでカーテンエアバッグも選べなかった。こういう安全装備は抱き合わせ商売ではなく単独で選択できるようにすべきである。
また、予め4WDを選ぶとガソリンタンク容量が30ℓと少ないことは分かっていたが、車底を覗くとプロペラシャフトの反対側にスペースがあるので、もう少し何とかならなかったのかと疑問が残る。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験