ホンダ フリード 「ちょうどいいを超えて結構いい感じ」のユーザーレビュー

ちょうどいいを超えて結構いい感じ

2020.8.21

総評

全体的によくできた車であり、造りもしっかりしている。価格なりの満足は十分に得られると思う。
ハイブリッドは高価なので、評価は違ってくると思うが、ガソリン車は明らかに価格を超えたクオリティがある。
シエンタと迷う方がほとんどだと思うが、

フリード優位
・ホンダセンシングのACC
・3列目シートの造りの良さ
シエンタ優位
・3列目シートを床下に格納できる
・価格が全体的に安い

この辺をご自身の都合に合わせて決められるとよいと思います。

満足している点

フロントドアの開閉音がしっかりしており、乗るたびに買ってよかったと思える演出がある。エンジン音も低速走行時は静かで、風切音もかなり抑えられている。内装もそれなりにおしゃれで、シートもクラスを超えた作りとなっている。

不満な点

エンジンが直噴式であるためか、発進時など回転数を上げる際の騒音がディーゼルっぽく気になる。
また、ホンダ車は昔からフロントガラスが遠いので、目の焦点が今までとずれてしまい違和感を感じるが、しばらくすると慣れる。
CVTのセレクトレバー操作で、PからDに入れる際に間違ってNに入れてしまうことがある。できればゲート式が良かった。

デザイン

4

外装は前モデルより大人しくなったが、自分の年齢なりで好ましい。飽きが来ないと思います。
内装も落ち着いているが、機能性もあり好ましい。
デザイン上仕方がないですが、2DINオーディオに隣接したエアコン吹き出し口がパネルに少し塞がれています。

走行性能

4

直進安定性が高く、バイパスのような道でもまっすぐに走ってくれる。半面、郊外の一般道のきつめのカーブでは思った以上にアンダーステアが出るので、安全なコーナリングスピードを知るまでは気を付けたほうが良い。コンパクトカーのコーナリングをイメージしているとちょっと危ない。

エンジンパワーは十分だが、車重の関係で発進時の回転数が高めになるのは仕方のないところ。
ECONモードではCVTの制御が上手くない（時速50キロほどでトップギアに入る）ので、多用したくない。
車体間隔はコンパクトカーに毛が生えた程度なのでとても扱いやすいと思う。

乗り心地

4

底付きは少なめ。低速時に揺られる感覚が強いが、背が高いので仕方がないところか。
コンパクトカークラスよりは間違いなく１ランク上の乗り心地だと思う。

積載性

4

3列シートを使用する前提だと、後部にはほとんど物を乗せられない。ミラやアルト以下の積載量と思って間違いない。一方、3列シートを格納すれば、それなりの空間が広がる。フリードは左右跳ね上げ式の格納となるので、上部空間方向の積載性が劣る。3列目を荷室としてめいっぱい使いたい場合は、5人乗り仕様を購入するか、ダイブダウン式のシート格納であるシエンタの選択となる。

燃費

3

今年の夏は暑いので、街乗りオンリー＆エアコン全開で10km/ℓ程度。思っていたよりも若干悪い。現代の車なので12~3km/ℓは走ってほしかった。

価格

-

新車価格はディーラー見積りでも250万近く、ガソリン車で1500ccに払う金額としては高いように感じます。結局、中古を探して買いました。

故障経験

まだありません。