ハイブリッドで1000キロ走ってきました
: 運転姿勢は私には快適だった。ヘッドレストは延ばしてバックレストを少し起こせば、座高90㎝超の頭部を十分に
2010.12.7
- 総評
- ハイブリッドで1000キロ走ってきました
: 運転姿勢は私には快適だった。ヘッドレストは延ばしてバックレストを少し起こせば、座高90㎝超の頭部を十分に支える。また、テレスコ&チルトステアリングを利用すれば、メーターも見やすくなるし、腕を軽く曲げて自然にハンドルを握れる。
キーを捻ればアクセルペダルに触れなくともスムーズにエンジンがかかる。新鮮。
そしてアイドリングストップ。ブレーキを踏み止まる寸前エンジンが静かに止まり、静寂が室内に満ちる。いい。
ECON:OFFで渋滞路を10㎞ほど走って、高速道を北上。
エンジン回転数は100㎞で1900回転/分、120㎞で2100。エンジンルームからの遮音にも力を入れているせいか、よほどアクセルをふみこまなけれ低・中速度でのエンジン音はほとんど気にならない。強いていえばロードノイズが気になるくらい。高速に入るとこれにドアミラーからの風切り音が加わる。1130㎏というコンパクトカーにしては重い車重はゆったりした乗り心地を齎す。といってサスペンションはダルでなく、レーンチェンジでも姿勢を崩しにくい。フィットらしさは健在。
基本的には快適だったのだが、中・高速での加速は期待値以下だったのが残念。もっと静かで力強い加速をイメージしていたのだが、私には1600㏄NAレベルの加速感だった。
燃費はほぼ追い越し車線を走行し満タン法で19.26㎞/Lだった。
(以下、続きます。)
- 満足している点
- : ハイブリッドの真価を享受できたのは、街乗りだった。
高速に乗る前と降りてからの数十㎞。軽くペダルを踏むとエンジンからのみのエネルギー供給。そのままペダル量を維持しているとモーターからのエネルギー供給に代わり、まさに無音に近いモーター走行ができる。ホンダのハイブリッドは常にエンジンはかかりモーターのみの走行ができないと思い込んでいたので、うれしくなってしまった。そしてアクセルペダルにもう少し力を加えると、エンジンのモーターの協演が始まり、静かで力強い、スルスルという感じの加速を楽しめる。気持ちいい。ECONOFFのままでも燃費は走るほどに伸びていき、1日目の行程の終了時にはメーター読みで24.0km/Lに達した。
2日目はECON:ONにして、まず一般道を走った。とくに4kmの下り坂がコースの最初にあったので、低燃費を期待したのが、意外なことに、下り坂にも関わらず、エンジンが始動し車にエネルギーを供給していた。燃費は最初は20㎞/Lを切ってしまった。バッテリーに充電ができると、また燃費が伸び始め、24km/Lに到達しかしその後信号が多くなったためか、私の力では24.2km/L止まりだった。しかし、周りの交通の邪魔をするような迷惑運転せずにこの値は魅力的だった。
ECON:ONでの高速道走行(追い越し車線70%位)の燃費は残念ながら私の運転ではOFFに比べて優位な差がつけられなかった。メーター読みで20.9㎞/L、満タン法では19.87㎞/Lだった。
加減速や停止する機会の少ない高速道路では、ハイブリッドのよさは十分に生かされないと思ったのだが、意外だったのが、ブレーキを踏まなくても、アクセルを緩めるとバッテリーへの充電が始まるところだ。
(以下続きます。)
- 不満な点
- 長所としては―――
静かでゆったりした乗り味(特に市街地走行)を、この燃費、この価格、この大きさで味わえること。
短所としては―――
デカすぎ。
ドアミラー間が203cm。この値、3ナンバーの旧型プリウスより5㎝も広い。最少回転半径5.2mと相まって、小回りの効く車ではない。モデルチェンジの度にデカくなる車、そろそろ(特に全幅を)小さくするモデルチェンジというものを、どこかのメーカーやってくれないだろうか。
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