北国で3年乗りました。
札幌在住で4WDで3冬過ごして車検も終わりましたので再度投稿します。1.3l のグレードはハイウェイエディションのLです。平成
2011.11.3
- 総評
- 北国で3年乗りました。
札幌在住で4WDで3冬過ごして車検も終わりましたので再度投稿します。1.3l のグレードはハイウェイエディションのLです。平成2年式プレリュードからの乗り換えです。
フィットといえばFFがメインなので、4WDのレビューはあまり見つかりませんが、北海道の秋冬の中古車チラシでは9割方は4WD車が掲載されるほどで、ニーズは絶対にあると思うので少しでも参考になればと思います。
フィットの4WDは、高性能4WDと同じことは当然できません、しかし長年雪道をFFやFRで走ってきた人だと「こいつは発進が楽だ」「今までだとダメなところを行けた」と実感できると思います。
ただし今までFFで走ってきたので、今後もFFで良いという考えも当然ありで(特に雪がない季節は強く感じます)、あとはオプション感覚で4WDにするか、さらにはハイブリッドにするかを選ぶという考えもありと思います。ちなみに東京にも6年ほど居ましたが、東京ならばフィットに4WDは不要で、ハイブリッドはありと思います。
総評としては、フィットはまごうことなき実用車で、小回りが利き積載性も経済性も高く、道具として優秀なことはもちろんなのですが、私個人としては乗っていて楽しさも十分感じられます。広くて眺めの良い静かな車内で音楽を聴きながら走ることも楽しいものです。
- 満足している点
- 実用的な4WD
世界有数の除雪能力がある都市である札幌ですが、2010年度は除雪予算が2割削減されたらしく例年は除雪されていた道の除雪ができていないことが良く有り、その際FFやFRはちょっとしたことでスタックしてしまうので心配なのですが、この4WDならば問題無かったです。また例年良くある状況として、朝起きたら結構雪が積もっていてFFだったら家から道路まで除雪が必要な場合でも、そのまま行けました。
(FF、FR時代は年に一度は動けなくなりましたが、4WDにしてからは一度もありません)
5AT
このクラスなら普通はCVTか4速ATのところを、5速ATの搭載はホンダの本気が垣間見えます。100km巡航で2200回転位ですので、CVTより回転数は高めのようです。
一度走り出すと一般道では2000回転を超えずに流れに沿って巡航可能で、ここからアクセルを踏むとグンとシフトダウンして、結構気持ち良く(もちろんスピードは1300ccなりですが)加速していきます。1300ccのNA・省燃費・実用エンジンとしては十分以上の性能です。
アクセルをオフにしたときの空走感、3速2速でのエンジンブレーキもATに乗ってきた人には違和感なしです。また振動が皆無の点も特筆すべきことです。
15インチタイヤ、ド・ディオン式リアサス、重さ
15インチタイヤは最低地上高を確保するためとのこと。また物の本によるとド・ディオン式リアサスは車軸式よりもバネ下重量が軽くて乗り心地が良いとのこと。
これらの効果なのか、FFでよく言われるハンドルが軽い、ふらふらする、乗り心地が悪いという感じは個人的にはありません。15インチタイヤが直進性に寄与し、ド・ディオン式リアサスや、さらには通常は欠点となる重さも、乗り心地の面では良い影響を与えていると思います。
長距離も結構いける
ここしばらく乗る距離も年5000km以下に減っていたこともあり、車だけに金をかけるのも何だし・・・と思いフィットにしたのですが、買ってびっくり、3年で45000kmも走ってしまいました。
日帰りで札幌・宗谷岬往復815Km(うち高速400Km)を走った時も快適でした。参考までにこの時の燃費は、エコドライブではなく北海道の車の流れに沿って走りましたが、満タン法で17.7km/l(燃費計だと18.6km/l)でカタログ値超えです。FF(CVT)ならば当然20km/lを超えていたでしょう。
- 不満な点
- 短所
クルーズコントロールがない
当初は車格から無くても仕方の無いことと思っていました。ただし後からXや、ハイブリッドにクルーズコントロールが付いたので、なんとかオプション設定してほしかったです。北海道ではとても便利なものなので、無いのは実に残念です。
重さ・エコカー減税が無い
110kgの重さ増加により、燃費はFFと比較すると当然悪い(いまのところ平均で14km/l)。また加速や運動性もFFと比較すると悪いのでしょう。ただし山道を気持ちよく走る程度なら問題なしです。(本当に飛ばしたい人はもっといい車があるのでそれに乗ってね)
またエコカー減税の対象車ではないというのは納得できない。でかいミニバンよりはずっとエコだと思う。
もう少しだけ直進性能とハンドリングフィールが良ければ
私の場合はハンドルを片手で持ったり、カーナビを見たくらいでは問題ありません。ただし走りながらパンの袋やコンビニおにぎりを開ける時などは、プレリュードのようにもっとハンドルが重いと(真っ直ぐ走ると)いいのにと思うことがあります。(でも本当は走りながらするべき事ではありませんね。)
ホンダもマイナーチェンジで直進性を改善したようなので、新しい車はもっと直進安定性が良くなっているのでしょう。
ハンドリングフィールも前に乗っていたプレリュードは路面状況や前輪の転がり具合までを伝えてくるような感じでしたが、フィットはそれに比べると当然劣ります。まあ比べることが間違っているし、価格が価格なのでこれ以上求めるのは欲張りかと思います。(今の車と20数年前の車を比べると、特にこのクラスは飛躍的に良くなったと感じます。良い時代になったと思います)
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験