ホンダ フィット 「初のマイカーなのでレビューと言えるのか、微妙なところではありますが。」のユーザーレビュー

初のマイカーなのでレビューと言えるのか、微妙なところではありますが。

2016.4.21

総評

２台続けて、GD３１．５T（２００４年式）を乗り継ぎましたがそれだけ愛着の湧く一台でした。
我が家は駐車スペースが狭いので、ちょうどいいサイズでかつ広々した室内がとても気に入っています。

最近、再び同じGDフィット（２００７年式１．５S）を購入しましたがそれだけ愛着があったというのが理由です。歴代ホンダ車のハッチバック系の車が大好きですが、GDフィットはその中でも特にEG系シビックなどと同じくデザインが気に入っています。
取り回しの良さと、装備も必要最小限のものを兼ね揃えているので、当時の私のように免許を取って間もない初心者の方にもおすすめできると思います。

中古では走行距離が５万キロ以上のものが大半ですが、聞いた話によるとオイル交換等を怠らずラフな運転をしなければ１５万は普通に走れるとのこと。
先日、お別れしたこのフィットも１６万１千キロ走ってくれました。
私のフィットは、私の不十分な扱いもあってか後半はエンジンのタペット音が目立ってきました。
先述した水漏れ等は、気になるところですがそれ以外は品質を特に重視する方でなければさほど心配はいらないのではないでしょうか。

不満点も多く書いてしまいましたが、その分湧いてくる愛着は相当なものでした。

満足している点

・デザイン（GE、GK系も好きですが初代のこの適度なコンパクトさとフロントライトとテールのデザインがたまらなく気に入っています。）

・当然ながら燃費が良いこと（遠出を趣味とする自分には財布にやさしく助かります）。

・無理のない加速感（いわゆる「ホットハッチ系」とは違いますが、街乗りとしては非常にスムーズに吹け上がるエンジンに軽快なハンドリングで運転していて楽しいです。
やはり「街乗りカー」の範疇からは出ていないと思うので（フィットでサーキット等を走っている方には失礼ですが）峠やサーキット走行を楽しむ方からの評価はいまいちですが・・・
自分は県外によく遠征しますが、高速道路などではストレスなく加速しますし、とてもスムーズです。
１．５Lモデルを選んで大正解でした。
軽いですし、１１０馬力は普通に運転している分にはまったく不自由ないです。

・メーターがシンプルかつスポーティであること。

・フォグランプがついていたので、霧で視界の悪い時に助かります。

・見た目以上に車内空間が広く、運転中も閉塞感を全く感じません。

・変にごちゃごちゃしていなくてシンプルなインパネ（マニュアル式エアコンなど、使いやすくて個人的に好きです）。

・タイミングチェーンを採用しているのでベルト交換の必要がないこと。

不満な点

・上記のとおり、水漏れ等が頻発したこと。これは本当に酷かったです。
地元の中古車店の方曰く「持病のようなものだと思った方が良い」とのことでした。今乗っている同じGD型フィットは対策済みです。

・これも上記のとおりですが、乗り心地の悪さ（ちなみにマイチェン後の後期では改善されています。）ですね。ちなみに後部座席に乗っている方は確実に長距離移動は腰に負担がかかります。）

・ブレーキ等足回りの経年劣化が早いような気がする（それとも自分の運転の仕方や整備が甘いためでしょうか。）

・GE系で改善されたようですが、Aピラーの位置のせいか車内の広さの割に前方死界が意外と多いですね。

・意外と収納が少ない（特にインパネ下のカップホルダー奥のスペースは左上にシガーソケットがあるためにやや歪な形をしていて、この部分を収納スペースとしてどう活用しようか悩みました）。とは言え、逆を言えば後付けで収納用パーツを取り付けれるのでそういう楽しさを知る上では逆に良いのかもしれないです。
ちなみにこの部分は現在乗っているフィットもそうですが、３連ソケットを装着しています。

デザイン

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走行性能

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まず、はじめに自分は昔からホンダの高回転型VTECエンジン搭載車（主にEG系シビックなど）に憧れていましたが、維持費などの問題が気になったことやそもそも日常的に高回転まで回す場面がないので、デザイン的にも好みだったこの型のフィットを選びました。
MTを探していましたが、なかなかなくてCVTにしました。

加速についてですが、知人の１．３Lモデルにも乗ったことがあるのですが普通の街乗りであれば加速は正直それほど違いはないですね。
排気量の差を特に実感するのは坂道を登るときなどですね。
この辺はさすがに１．３Lだともたつくし、回転数上げてもなかなかスピードが乗らず・・・
排気量も馬力も違うので、当然加速性能も違いますが街乗り程度ではさほど気になるものではないと思います。
スポーツ走行を楽しみたいのであれば、間違いなく１．５Lモデルでしょう。
街乗り程度しか使わず、かつ燃費を重視する方であれば１.３Lモデルを買うのが妥当なのではないでしょうか。

また、CVT特有のもたつきを指摘する声もありますが、自分は特に気になりませんでしたね。
スイスイと気持ちよく加速していくので、ストレスなく走れます。
ヴィッツに乗っていた母親に貸して運転させたら、加速の良さに「ちょっと踏んだだけであっという間にスピードが出るから怖い」と言われました。
実際、少なくとも「日常的な街乗り走行」であればかなりスムーズに加速していくはずです。

高回転型のB型エンジンなどを運転したことがないのであまり多くを語ることはできませんが、このエンジンは低回転域、或いは日常での常用域でのトルクを重視した設計になっていると思います。
ですから、通常であればぶん回すことなんでほとんどないので私のように普通にドライブを楽しみたい人間であればこれで十分だと思います。
４千回転くらいまでは、なかなかトルクあると思います。
それに加え車体が軽いこともあり、坂道でもスムーズに回りますよ。

レブリミットも７回転にも届かないですし、正直シビックやインテグラなどのそれらとは比較にならないでしょうし…いかんせんCVTなのでぶん回そうとしても５０００回転あたりでリミッターがかかりますが＾＾；
コンパクトで軽量なこの車体にはそれでもこれがちょうどいいと思うし、自分はサーキットなどで走るわけでもないのでこれで十分すぎます。
高速道路の合流などでもあっという間に流れに乗れるので快適です。

最後に、忘れてはいけないのが７スピードモードです。
前期～中期モデルのステアマチックは買った当初は「これは面白い！」と思っていましたが、もともとCVTにわざわざギアを変えてまで走る必要あるかな？と思い、エンジンブレーキをかけるときにしか使わなくなりました。
速く走りたいならSレンジでマニュアルモードにしないまま走った方が良いでしょう。
しかし、このエンブレをかけるときには結構役に立ちますね。
なんだかんだで、たまについ使ってみたくなることは、現在乗っているフィットも同様にあります。

乗り心地

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実は同じモデルを２度（まったく同じモデルを１度乗り、追突事故により廃車⇒相手側の賠償金で、愛着の湧いていた同じ型のフィットを買いました）乗っているのですが、乗り心地に関してはお世辞にも良いと思いませんでした。
知人のヴィッツやデミオなどにも乗ったことがありますが、このクラスでは酷い方ではないでしょうか＾＾；
ほかのレビュアーの指摘もあると思いますが、リアの突き上げがひどいです。
ちょっとした路面の段差が運転席にまで響いてくるので最初のころはストレスを感じたこともあります。
友人をたまに乗せる程度でほとんど一人で通勤やドライブで使用するので、いつのまにか「こういうものだ」と感じるようになりあまり気にならなくなっていましたが、現在の車（とは言え同じGD型の１．５S後期モデルですが）に買い替えてから改めてその「違い」を実感しました。

それでいて（それほど段差も少ない路面では）基本的にアイドリング時を含め車内は本当に静かで、エンジン音も２５００～３０００回転あたりまではすごく静かでタイヤのロードノイズが聞こえる程度です。
それ以上回すことはそうないので、乗り心地の悪さに反して意外と静かです。
（さすがに１２，３万キロを超えたあたりからボディにガタが来たのか、ビビリ音が響いてくるようになりました）。

積載性

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これは言うまでもなく、最高です。
一度、引っ越しをしたことがあるのですがあまり大きくない本棚などや、長さがギリギリでしたが、ソファも積めました。
少なくともこのクラスでは今なお、かなり広い部類です。
大人数で乗車することが多くないのであれば、そこそこ広いので身長１７５～１７８ｃｍくらいであってもリアシートをフルフラットにしてプライベートで車中泊するのにも意外と適してます。（とは言え、特に冬場の防寒対策が必須、大前提での話ですが）。
家族の車に初代のストリームがありましたが、取り回しの良さもあってこれで十分と感じました。

燃費

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最初に乗った方のフィットですが、エアコンを付けている夏場（確か８月下旬だったと思います）でしたが最高で２０．５ｋｍくらいでした。
つい先日まで乗っていた２台目のフィットでは最高が１６．４ｋｍです。
同じモデルなのにこの違いは…とは思いますが、１．５Lモデルですし十分良い方だと思っています。

価格

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故障経験

この時期のフィットでは有名というかほとんどのオーナーの方が経験されていたそうですが、スペアタイヤ格納部の浸水や後部座席のフロアマットが水浸しになることが度々ありました。
これには本当困りましたね。
リコール対象となっていないことに疑問を今も抱いています。