ホンダ フィット 「２代目フィットに乗ってみた。」のユーザーレビュー

２代目フィットに乗ってみた。

2015.8.31

総評

軽井沢に旅行した際、現地で３日間借りたクルマです。
車検証によると、2008年9月登録で、約８万キロを走行しておりました。

最初は「ステアリングにしろ、エンジンにしろ、妙に重いクルマだなぁ」と言う印象でして、これはクルマを返却するまで好転しませんでしたが、荷室の広さや荒れた舗装路での乗り心地など、このクルマの良さも幾つか見つかり、国内ベストセラーとなった理由もよく理解できました。

運転を楽しむのであれば、断然Poloなど欧州Bセグカーだと思いますので、運転好きとしてはトータルで★３つとします。
（２駆だとまた印象が違うのでしょうが。）

満足している点

室内・荷室スペースと乗り心地。
特に乗り心地の良さは、想定以上でした。

不満な点

ステアリングとパワートレイン。
少なくとも運転を楽しむクルマ、ではないです。

デザイン

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走行性能

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車検証の型式欄には"DBA-GE7"と書いてあったので、グレードはG 4WDかと思います。
従って、エンジンは1.3L i-VTECでミッションは５段ATのはずです。
（シフトポジションもP-R-N-D-D3-2-Lの７ポジションでした。）

4WDなのでノーマルより130kg増（1,010kg⇒1,140kg）となり、その分ギアリングも2WDに比べるとローギアにして重量増分をカバーしているようですが、それでも終始かったるく感じました。
モアパワーと言うか、モアトルクと言った感じです。

また、今回借りたクルマはトルコンAT搭載なのですが、よくCVTで言われる「ラバーバンドフィール」と言うのが見受けられまして、具体的には①割と勝手に変速する、②従ってアクセルペダルの踏み込み量とエンジン回転数、車速がリンクせず、アクセルを少し踏み増しした時に勝手にキックダウン、その後はエンジンがギャイーンと唸るだけでちっとも加速しない、と言う状況が見受けられました。

あと、ステアリングは全体的にねっとりと重い一方、タイヤと路面がコンタクトしている感覚が掴みづらく、実サイズよりも大きなクルマを運転している感じがします。

VW系の運転感覚に慣れていると、意外に運転のしづらいクルマという印象になってしまいます。

乗り心地

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このクラスでホイールベースが2.5mもあるせいか、乗り心地はかなり良かったです。

軽井沢周辺の道路（国道１８号線含め）は結構舗装が荒れているところが多いのですが、サスペンションの底付き感もなく、妙な揺さぶられ感も無く、快適でした。

アコードと共通のフレームを採用したと言われるフロントシートも、良かったです。
ただ、ステアリング調整がチルト機構のみだったので、テレスコも欲しかったですが。

また、ドライビングポジションについては、高めの着座姿勢から低いメータパネルを覗き込む感じでした。

積載性

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このクルマがベストセラーとなった理由がよく分かりました。
Poloより90mm短い体躯でこれだけのラゲッジスペースが稼げるとは。
リアシートも十分に広く、これ１台で４人家族で小旅行に行けます。

燃費

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今回は46.2km走って4.1Lを消費。
従い、リッター当たり11.3kmとなります。

アイドリングストップ＆スタートシステムが装備されていないこと、市街地ばかり走っていたこと、4WDで車重が1.1tonを超えていることを踏まえるとこんなものでしょうか。

なお、このクルマには瞬間燃費計（バーグラフ式）が装備されていましたが、できれば任意にリセットできる積算燃費計が欲しいところです。

価格

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故障経験

レンタカーですので、ありません。
ただ、寒冷地でレンタカーとして酷使されたせいか、小傷のところどころに錆が浮いていたりしていました。