ホンダ フィット 「今さらですが、初代フィット1.3についてのレポートです。総合的には、小さな車体にしっかり人が乗れる空間と荷室を備えると同時に、経済性だけを追求しすぎず」のユーザーレビュー

今さらですが、初代フィット1.3についてのレポートです。総合的には、小さな車体にしっかり人が乗れる空間と荷室を備えると同時に、経済性だけを追求しすぎず

2013.11.2

総評

今さらですが、初代フィット1.3についてのレポートです。総合的には、小さな車体にしっかり人が乗れる空間と荷室を備えると同時に、経済性だけを追求しすぎず、運転する愉しみを味わえるいい車です。
初期モデルは登場から10年以上経ちますが、キーレスエントリーやワイパーのミスト機能等、近代に必須な装備を備えており、中古でも十分使えます。
ただ、運転席シートの素材や着座位置等、体型や腰の具合によっては、合わないと感じる方もいそうです。購入予定がある方は、つてや中古車レンタカーを借りる等、必ず事前に乗る必要があります。
運転席の周辺環境がクリアできた方にとっては、フィットは軽快なドライブを愉しめるいい車となるでしょう。

満足している点

車体の大きさは全長4ｍ×全幅1.7m以下ながら、大人４人が無理なく乗れて、全員の１泊旅行程度の荷物がおさまる荷室を確保していること。
ホンダ車らしく、アイポイントが低めでスポーティーな雰囲気を演出している点（個人的にはさらに数センチ低い着座位置が好ましい）。
水平基調のスタイルのため、前後左右の視界が良好。リヤウインドウも大きめで安心。
回せばその分ついてくるエンジン。パワー数値は驚くレベルではないが、燃費優先で反応の遅い車が多い2010年代においては、とても活発に思える。
実測値は計っていないが、車載燃費計では、20㎞/lほどの数値を計測。燃料計の動きもとてもゆっくりだった。
あまり使う機会はないが、後席がパイプ椅子仕様のため、座面を跳ね上げられることで他車より積載性能に優れる（と思われる）。

不満な点

運転席シートバック。腰部周辺はランバーサポートを狙って大きく盛り上がっているが、体型や腰の状態によっては、不快に感じるほど。張りの調整はできず、おせっかい装備に思える。
また、シート自体の容量はたっぷりだが、サイドサポートはさほど出っ張っていない。スポーツ走行派には物足りなさそう。
ステアリング位置と、シートとの関係が合っていない。人によってはドラポジがうまく決まらず、調整が難航する。最悪の場合は不本意な位置で乗らざるを得ない。
右折時等、ふいに視界を遮るAピラー。傾斜角や太さそのものの理由もあるが、2000年代初期の設計であるため、致し方ないところか。乗り手自身で自衛策を。
橋梁の継ぎ目等、段差のショックをあまり吸収しないため、乗り手にダイレクトに響く。シート素材が硬めであることも影響している可能性あり。
好みによるが、人によっては子どもっぽいと感じるインパネデザイン。
前席カップホルダーの位置が悪く、シフトレバーと干渉しやすい。エアコンダクト下やステアリングコラム端等、工夫をすれば場所は選べたはず。乗り手で対応を。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験