jan-u1997さん
ホンダ CR-Vハイブリッド
グレード:ハイブリッド EX・マスターピース_4WD(CVT_2.0)
2018年式
乗車形式:試乗
試乗記アーカイブ ホンダCR-V1.5Lターボ&2.0Lハイブリッド
2020.7.11
- 総評
- (2019年1月26日の試乗記なのでアーカイブとしました)
世界規模でホンダ車の中で一番売れているのが、実はCR-Vなのだそうです。それで、開発者もかなり心血を注いで作り込んでいる訳でしょうから、ユーザーの好みはあっても、クルマとしての出来栄えに大きなハズレはないと思います。
- 満足している点
- 運転し易いです。例えて言うなら、アコードをSUVにしたならCR-Vになりました的な乗り易さです。
ホンダはドヤ顔、オラオラ顔のデザインが苦手の様で、寧ろ、私はCR-Vの様な慎ましいホンダ車のフロントフェイスに好感持っています。
- 不満な点
- 1.5Lターボ車と2.0Lハイブリッド車、両車の外観も内装も殆ど見分けが付きません。日本人は見栄っ張りが多いですが、上位グレードの2.0Lハイブリッド車を所有していると言う優越感に浸りたい方には向きません。逆に1.5Lターボ車を所有して見栄を張るには良いのかも?
残念な事に日本でCR-Vは、さほど売れていません。CセグメントのトヨタC-HRやホンダヴェゼルは(試乗した2019年時点)バカ売れしているのにです。それは偏に車両価格が1.5Lターボ車は320万円~、2.0Lハイブリッド車は380万円~と高額だからかも知れません。
CR-V1.5Lターボ車、2.0Lハイブリッド車のどちらにも言える事ですが、良い車なんだけどねぇ~と言うのが偽らざる私の気持ちです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 先ず、CR-V1.5Lターボ車ですが、1.5Lエンジンと言うと通常Bセグメントのコンパクトカー用のエンジンですが、CR-Vは車格では2ランク上のDセグメントに属します。依って、約1.5tのボディに対しエンジンが非力ではと思いましたが、セールマン曰くターボが装着されている事で2.5Lエンジン並みの出力190psを可能にしている為に必要充分なのだそうです。実際に発進時や一般道での加速時はアクセルに対しスムーズに応答していました。試乗したのは平坦路だけでしたので、山坂道ではどうか?は判りませんが、私の予想ではその様な状況下では非力(トルク不足)だろうと思います。
次はCR-V 2.0Lハイブリッドi-MMD車です。走り出しは1.5Lターボ車も静かでしたが、2.0Lハイブリッド車はモーターのみで発進するので尚の事静かでした。多分、車速が40㎞/hに達するとエンジンが始動する設定の様です。アクティブノイズコントロール等の先進技術を投入した遮音の対策が充分に採られている為に、スピードメーターを見ないで走っていると、ついつい感覚以上のスピードが出ていました。1.5Lターボ車に較べて2.0Lハイブリッド車の優位性はモーターの可動した際の図太い加速トルクです。アクセルを無造作にベタ踏みすると単純にスゲ~ッ!て呟いてしまいました。それ程、強烈な加速感を味わいました。因みに2.0Lハイブリッド車はエンジン出力145ps、モーター出力184psです。
- 乗り心地
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- 重心が高いのでハンドリングはどうか?と心配しましたが、好い感じにしなりながら車が旋回します。サスが硬過ぎる事もないし、SUV特有の大径ホイールとタイヤが路面のショックを吸収してくれる効果もある様です。
マーケットの大きな米国、中国のニーズを多く取り入れている様で、日本で普段の足にするには少し大きめなミドルクラスのSUVですが、乗り易さはピカイチでしょう。
- 積載性
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- これ迄は2列シート5人乗りだったCR-Vが新型になって3列シート7人乗りの設定が増えました。ミニバン代わりにも使えるSUVはそう多くないので、セールスポイントになるでしょう。
- 燃費
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- FFで比較すると諸元上、1.5Lターボ車はJC08モードで15.4㎞/ℓ。2.0Lハイブリッド車は25㎞/ℓと良好です。
- 価格
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- 故障経験
- 試乗車なので判りません。