ホンダ シビック (ハッチバック) 「ネーミングはシビックタイプe:HEVで!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
3
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
4
燃費
5
価格
3

ネーミングはシビックタイプe:HEVで!

2022.11.25

年式
2021年9月〜モデル
総評
シビックe:HEVはただのハイブリッドではなく、走らせることが楽しくなるモデル。操縦性と乗り心地のバランスもよく、欧州のライバルとも互角以上に渡り合えるポテンシャルを備えている。それでいて抜群の経済性もe:HEVならでは。SUVやミニバンはちょっと……と思っている人には検討に値する選択肢だ。
満足している点
シビックと聞くと即座にタイプRをイメージしてしまうが、日常使うシーンでの快適性や経済性、走りの楽しさではe:HEVでも十分以上に満足できる。ボディは輸入Cセグメント並みの大きさでも車両感覚がつかみやすく、多くの立体駐車場が利用可能なのもいい。
不満な点
e:HEVは400万円に迫る国産Cセグメントとしては高額なモデルだ。価格のところでも書いたが、内容を知ると納得出来るものの、装備をシンプルにした安価なグレードがあってもいい。ガソリンターボと同じく、リーズナブルなLXを設定するのもありだと思う。
デザイン

3

基本デザインは先に登場したガソリン車と共通。e:HEVもスポーティさを印象づける仕上がりで、ガソリン車と異なるのはドアミラーがブラック塗装となり、フロントアッパーグリル、ドアモールディングがグロスブラック塗装となる。さらにリヤバンパーロアーガーニッシュが専用タイプとなるなど、ガソリン車との差別化が行われている。
走行性能

5

2リッター直噴エンジンはライバルと比べてもパワフルで吹き上がりもシャープ。アクセル操作に対するレスポンスのよさはモーター駆動ならでは。全開加速ではステップ変速制御によるギヤ付きのようなエンジン制御が行われ、スポーツモード時はアクティブサウンドコントロールによって高揚感のあるサウンドの演出も行われる。通常は不快なノイズを打ち消すアクティブノイズコントロールによる静粛性にすぐれた走りが確かめられる。スムーズで滑らかなエンジンフィールも好印象だ。
乗り心地

5

足まわりはe:HEV専用のセッティングとなり、タイヤもターボとは同サイズながら乗り心地や省燃費性にすぐれるミシュランパイロットスポーツ4が奢られている。ボディはガソリン車よりも100kg以上重くなったが、そのおかげで硬質でありながら嫌味のない上質な乗り味に変化している。
積載性

4

駆動用バッテリーを含めたIPUはモジュールをコンパクト化してリヤシートの下にレイアウト。ラゲッジルームには干渉せず、ガソリン車と同等の404リットルを確保する。ただし、床下の収納スペースは小さくなった。リヤゲートは大きく開くのでかさばる荷物も積みやすい。後席は6:4分割機構を採用する。
燃費

5

スポーツハイブリッドとアピールするにもかかわらず、WLTCモード燃費は24.2km/Lと良好。実際の計測では20km/Lを下まわることもなく、郊外路主体の一般道では25km/Lを超える経済性を発揮。使用燃料がレギュラー仕様なのも嬉しいが、40リットルの燃料タンク容量はもう少し大きくてもよさそう。
価格

3

ナビゲーションシステム内蔵のホンダコネクトディスプレー、12スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムといった欲しいアイテムが標準装備。もちろんホンダセンシングも標準だ。394万200円の価格は安くはないが、内容を知ると妥当といったところか。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
ホンダ シビック (ハッチバック) 新型・現行モデル

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