2017年1月
■2017年1月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダをマイナーチェンジして、2017年1月21日に発売した。
今回のマイナーチェンジは、ステアリングホイールとメータークラスターのデザインを一新したことが最大のポイント。またホイールのモダンなデザインに変更した。さらにファブリックシートをステッチ入りのバイカラーに、ダッシュボードパネルのカラーは落ち着いたブラックに統一するなど、オシャレに仕上げている。
機能面では、「シティブレーキコントロール」や「ヒルホールドシステム」などの安全装備を引き続き標準装備した。
■2017年11月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダに特別仕様車「4×4(フォーバイフォー)」を2017年11月8日に発表、同年11月18日に100台限定で発売した。
「4×4」は、パンダに約2年ぶりに設定された四輪駆動モデル。ツインエアエンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせ、ELD(電子式ディファレンシャルロック)を採用した4輪駆動システムは、市街地のみならずアウトドアでより存在感を発揮する。
エクステリアは、標準グレードのイージーとの比較で全高が65mmアップ。走破性を高めたボディに、冒険心を演出するスキッドプレート付きの専用バンパーを採用。またイージーに比べてより濃いグレーを採用した専用15インチアロイホイールを施した。
ボディカラーはタスカン・グリーンを設定。インテリアは、チタングレーの専用インストルメントパネルのほか、ダークグレーとグリーンを組み合わせたバイカラーのシートを採用した。
■2018年7月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダの特別仕様車「4×4 Foresta(フォーバイフォー・フォレスタ)」を2018年7月5日に発表、同年7月14日に100台限定で発売した。
「4×4 フォレスタ」は、エクステリアにスキッドプレートが追加された4×4モデル専用の前後バンパー、専用15インチアルミホイール&175/65R15タイヤを採用して、精悍なイメージを演出した。
ボディカラーは、シリーズ初採用となるシネマ ブラックと4×4専用色となるトスカーナグリーンの2色を設定。内装は、グリーンを基調としたインストルメントパネルやダークグレーとグレーのシートを組み合わせた2トーンインテリアにより、シックな室内空間とした。
なお車名の「フォレスタ」は、イタリア語で「森林」を意味し、自然の中を爽快に駆け抜ける4×4の走破性と、都会の街並みにも馴染むスタイリッシュなデザインを高次元で両立したモデルに仕上げている。
■2018年11月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダの特別仕様車「4×4 Italiana(フォーバイフォー・イタリアーナ)」を2018年11月1日に発表、同日に150台限定で発売した。
「4×4 イタリアーナ」は、フィアットの2気筒エンジン「TwinAir(ツインエア)」に6速マニュアルトランスミッションを組み合わせた。オンロードではコンパクトカーならではの軽快な走りを実現すると同時に、オフロードではELD(電子式ディファレンシャルロック)を採用した4輪駆動システムにより、タイヤの空転を抑制し安定した走行を確保した。
なお車名の「イタリアーナ」は、イタリア語で「イタリアン」を意味し、ボディカラーにイタリアを連想させるトスカーナ・グリーン、アイス・ホワイト、アモーレ・レッドの3色を設定。トスカーナ・グリーンとアイス・ホワイトのボディカラーには、グレーのインストルメントパネルにダークグレー/グリーンのシートを組み合わせたインテリアカラーを採用した。アモーレ・レッドのボディカラーには、レッド/グレーのシートが装備される。
■2019年7月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダの特別仕様車「4×4 Succosa(フォーバイフォー・スッコーサ)」を2019年7月3日に発表、同年7月13日に80台限定で発売した。
「4×4 スッコーサ」は、4×4システムと6速マニュアルトランスミッションを採用。滑りやすい路面でタイヤの空転を抑制する電子式ディファレンシャルロックを備え、4輪に効率よくパワーを伝達し、悪条件下でも安定した走行性能を発揮する。
なお車名の「スッコーサ」は、イタリア語で「ジューシー」を意味し、ボディカラーにオレンジジュースのようなビビッドな「シチリア オレンジ」を設定。またインテリアは、ブラック/グレーのコンビネーションシートやグレーのインストルメントパネルを採用した。
■2020年4月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダに特別仕様車「Comfort(コンフォート)」を2020年4月8日に発表、同年4月18日に90台限定で発売した。
「コンフォート」は「イージー」をベースに、フルオートエアコンやシートヒーター(前席)、リアパーキングセンサーを特別装備して、快適性を向上した。さらにベース車に比べて1インチ小さい14インチアルミホイール(タイヤサイズは175/65R14)を装備して、乗り心地を高めている。
ボディカラーは、通常は設定のないコロッセオグレー(メタリックグレー)を用意。車内はブラック/レッドの2トーンシート・インテリアを採用した。
■2020年10月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダの特別仕様車「Cross 4×4(クロス・フォーバイフォー)」を2020年10月13日に発表、同年10月24日に150台限定で発売した。
「クロス 4×4」は、四輪駆動システムと6速マニュアルトランスミッションを採用。エクステリアは、樹脂パーツを多用した専用フロントフェイスをはじめ、フロントフォグランプ、スキッドプレート風デザインを取り入れた前後バンパー、シルバー仕上げのルーフレール、CROSSロゴ入りサイドモールディング、専用15インチアルミホイールなどを装備して、SUVらしいタフな雰囲気を強調した。
インテリアはブラックをベースに、随所にブラウンをあしらった。またCROSSロゴ入りの専用ファブリックシートや前席シートヒーター、ドライブモードセレクター、フルオートエアコンなどを特別装備して、快適性を向上した。
ボディカラーは、明るいイメージのパステルイエローを採用した。
■2021年4月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダに特別仕様車「Cross 4×4(クロス・フォーバイフォー)」を設定して、2021年4月13日に発表、同年4月24日に215台限定で発売した。
「クロス 4×4」は、専用デザインのフロント/リアバンパーやサイドモールディング、専用15インチアルミホイール+175/65R15タイヤを装備して、ボディ下部や足回りを力強く演出。また専用ルーフレールを装備して、クロスオーバーらしいデザインを高めている。これらの変更により、ボディサイズは全長3705mm(+50mm)×全幅1665mm(+20mm)×全高1630mm(+80mm)と、若干拡大している。
インテリアは、ブラック/ブラウンの専用ファブリックシートを採用したほか、シートヒーターを装備。またエアコンもマニュアル式からフルオート式へアップグレードした。
パワートレインは、ベース車と同じ875ccの直列2気筒ターボ「ツインエア」エンジンに、限定車専用の6速マニュアルトランスミッションと四輪駆動システムを組み合わせた。またオフロード走行のドライブモードや、急坂を一定の低速で下れるように自動制御するヒルディセントコントロール機能を備えている。
ボディカラーは標準モデルには設定のないモード グレーを基調に、ライトの周りやバンパーやサイドモールディングなどをブラックとした専用仕立てとなっている。
同年10月18日には価格改定を実施した。
■2022年1月
FCAジャパンは、フィアット・ブランドのパンダに特別仕様車「Street 4×4(ストリート・フォーバイフォー)」を設定して、2022年1月6日に発表、同年1月15日に160台限定で発売する。
「ストリート 4×4」は、4×4システムや6速マニュアルトランスミッション、特別なボディカラーを採用した限定車。落ち着いたエクステリアデザインやダークセラミックグレーのボディカラーを採用した。
標準仕様のパンダと異なる外観上の特徴は、専用の前後バンパーやブラックのフェンダーアーチ、ルーフレール、サイズアップした15インチスチールホイール+175/65R15タイヤなどで、タフな雰囲気を演出した。
インテリアは、ヒーテッドフロントガラスやフルオートエアコンディショナー、前席シートヒーターを装備。また専用デザインのファブリックシートやセンターコンソール収納、電子式ディファレンシャルロックを特別装備した。さらにセキュリティ性の向上に寄与するリアプライバシーガラスや、車庫入れ時に安全をサポートするリアパーキングセンサーを備えている。
同年4月1日には価格改定を実施した。
同年8月22日には価格改定を実施した。