フィアット グランデプント 「全体的に短所の少ない良くできた車だ。デュ...」のユーザーレビュー

全体的に短所の少ない良くできた車だ。デュ...

2007.3.30

総評

全体的に短所の少ない良くできた車だ。デュアロジックはＡＴとＭＴの切り替えが自在で、シチュエーションに合わせた走行が瞬時に選べる。５ＡＴはハイギヤを選択するタイプで、エコドライブを目指しているのがわかる。チェンジショックはほとんど無いが力強さに欠ける。ＡＴをうまく乗りこなすには、少し強めのアクセルワークとＡＴ運転中にシフトダウンなどをすればアクティブな走りもできる。この辺デュアロジックは良くできていて、使いこなすと大変おもしろい変速システムだ。
５ＭＴは自然で元気な走りができる。３０００～４０００回転あたりでシフトアップすれば、まずまずの走りができる。アンダーパワーの車を、いかにアクティブに走らせる事ができ、そして車がどれだけ答える事ができるか興味的だ。
要はＢセグメントのプントに何を求めるかだ。日本車に無い味を持ち、所有欲を満たし、美しく、エコロジーでオシャレなコンパクトカーを求める方には最高の車だと思う。イタ車に乗るのは初めてだが、自分が抱いていたイメージと違って、イタ車は質実で芸術的なイメージに変わった。

満足している点

○ジウジアーロデザイン。さすが巨匠と思わせるデザイン。少し派手さに欠ける面もあるが鑑賞して楽しめる。
○価格の割りに内外装とも質感が高く、見えない所も手抜き処理が無く、細部にわたり確実に、まじめな車造りがされている。
○右ハンドル仕様でも、ドラポジ、ペダルレイアウト、ワイパーの仕様など何の違和感も無く、当たり前の事ができている。
○走りは、どっしりとした安定感があり、狙い通りのトレースができる。ショックアブソーバーが新しいので衝撃吸収が穏やかで、程よくセッティングされている。デュアロジックは使いこなすとおもしろい。
○車内のカラーが斬新で、イタリアン的快感が得られる。
○かなり好燃費。
○ドアミラーが大きくて後方視界良好。
○これからのＦＩＡＴのベースデザインとなっている。

不満な点

●アンダーパワー。排気量相当だが、クイックで刺激的走りを求める方には不向き。
●ＡＴシフトアップ時に瞬間的にトルクダウンする。さほど問題では無いが、少しスムーズさに欠ける。
●ＭＴベースなので急な坂での発進はアクセルとハンドブレーキとの併用となる。
●小物収納スペースが足りない。
●バックドアは外から開けれない。防犯対策だろうが不便。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験