どうして車はどんどん丸みを帯びたスタイルになっていったのですか

Question

私が小さい頃の20年前位はミニバンもセダンも角ばった車ばかりで色々いいなと思う車がありましたが新型が出る度に丸みを帯びていき今はあまり好きな車に出会えなくなりました

Answer 1

その前は丸かったですよ。
空冷ビートル然り、フィアット500然り、スバル360然り全て丸いです。

これは量産化でプレス成形が普及した為に角型の方が作りやすいという利点が有ったからです。
大量に作るには四角いほうが作りやすいってことですね。

ところがプレス技術が進み複雑な形状も容易にプレス出来るようになりました。
すると丸い方が利点が多いのです。

まず卵の殻と同じで強度的に有利である。
表面積が小さく出来るので鉄板が少なくて済みます…って事は安く軽く出来るってことです。
これが大量生産以前の車が丸かった理由でもあります。

それと対歩行者安全性です。
跳ね上げた歩行者を出来るだけ傷つけないでスムーズにいなすという方向性です。
その為にフロントウインドウは傾斜が強くボンネットとなだらかに繋がるデザインとなってます。
ボンネットも比較的高く、傾斜が強くなる傾向です。

角部は歩行者に損傷を与える可能性があるんで角は丸く作られる傾向です。
今の車は上から見たフロント形状も角が取られて丸くデザインされてます。
これは全て対歩行者安全性の為です。

質問者からのお礼コメント

とても丁寧に回答頂き有難うございました。
他の方々も有難うございました。

Answer 2

板金技術の向上
軽量化
cd値の低減
対歩行者保護
流行

Answer 3

最近は直線を強調したプレスなど増えたと思うのですが。
流行りはあるかも知れませんが衝突安全性に絡んでると思いますよ。
前面からの衝撃に耐えるためにAピラーを寝かせた方が設計しやすいのかと思います。
垂直に近いピラーだと衝撃には耐えられないのかと思います。
ピラーを寝かせることで凸の形が台形に近づき、空力も考慮するとデザイン的に丸くなっていくのではないでしょうか。

Answer 4

ファッションと同じで流行や流行りがあるのは確かです。
ですから何年かしたらまた、角ばった物が主流になるかも知れませんね？
ただ、今はデザインもありますが、低燃費が重視されてます。
空気抵抗の事を考えるとどうしても丸くなるのかも知れませんね。