制限速度時速80キロの高速道路に登坂車線があるということは、トラックの中には、最大積載量を積んだ時に、80キロでないトラックがあるということですか？！ 乗用車でそんなことはないですよね。

Question

もしそうなら、トラックって、エンジンの出力と仕事量とで、結構ギリギリで設計してるんですね？

Answer 1

トラック ＋ 最大積載量 の時の出力と仕事量は、乗用車とは非にならないほどギリギリの設計です。
バス、移動式クレーン車などの特殊車両も同様です。
乗用車のような出力の余裕は一切ありません。
４人乗車の軽自動車より出力の余裕がありません。

大型トラック、大型トレーラー になるほど余裕がありません。
国内最大級の大型トレーラー ＋ 50,000 kg 積載ぐらいで、車両総重量 77,000 kg ぐらいになると、上り勾配 ８ ％ を超えると、時速 30 km も出ないかもしれません。
最高出力 500 kW ぐらいあると思いますが、それでも重さの負担のほうが、はるかに大きいことになります。
車両重量 700 kg 程度で 47 kW の軽自動車のほうが、４倍ぐらい速いです。
車体の総重量に、最大で約 110 倍の差になりますので大違いです。

過積載なら、人が小走りする程度の速度まで落ちます。
海外では過積載が常識ですので、極端に急な上り坂では牽引ロープによる牽引が行われることもあります。
上り勾配が極端にきつかったり、舗装状態が悪かったり、途中でカーブしていて路面が傾斜していると、大型トレーラーのタイヤは空転して上れなくなったり、前輪が浮き上がりハンドルが効かなくなることもあります。

小型トラック、軽トラ ほど上り坂で余裕があります。（過積載を除く）
軽トラなら、最大積載量の状態でも、タントやＮ-ＢＯＸに４人乗車したときと同等の出力バランスになりますので、軽自動車と大差がない、または軽積載のときなら、タントやＮ-ＢＯＸより出力に余裕があります。

Answer 2

実際にありますね。
特に長い登坂車線は息切れしてしまいます。
トラックはアクセルベタ踏みでも一旦回転が落ちてしまうと
どんどん失速してしまいます。

Answer 3

上り坂の程度にもよりますが、フル積載で登坂車線は80キロはまずムリですね！ その為の登坂車線です。
乗用車だって、フル乗車であれば上り坂は結構キツいと思いますが・・・。
ディーゼルエンジンは高回転は回せませんので！
ギリギリの設計・・・という感覚はどうなんでしょうかね？

Answer 4

トレーラーはありますね。
パワーを出す為にギア比を抑えています。

Answer 5

荷物を積んでいなかったら無駄にパワーがあるデカくて速い車になってしまうし価格も高くなるので、商売的には結構ギリギリの性能で設計するしかないのだと思います。