国内としては、ダイハツの「シャレードディーゼル」以来となる、デミオディーゼルはどんな車でしょうか？ これが成功すると各社はこれから開発の検討してくると思いませんか？

Answer 1

思わない。

以下理由。
トヨタ以外の各車は小型車に積めるディーゼル自体は持っている。
スバルも三菱もホンダでさえも、持っている。
レガシィやRVR（ASX）やシビックのディーゼルモデルは欧州でもそれなりに売れている。

だが、全て日本のポスト新長期規制に適合できていない。
高いコストを払ってそれに適合させるのか？
まあ、しないだろ。

他に商品はいくらでもある。
価格にして10～20万円ほど高価になる。
それで、国内の他のモデルとの熾烈なパイの奪い合いになる上に、ディーゼルの整備をしていかないといけなくなって負担が倍増。

他にも問題はある。
日本で必須となるATとの組み合わせがうまくいかないことも忘れてはいけない。
レガシィは5MTではだめで、6MTと組み合わせてようやくユーロ５に適合したぐらい。
ここからリニアトロニックと組み合わせてユーロ６をクリアするのは相当大変だったらしい。ユーロ６は日本のポスト新長期規制とほぼ同等と言われるが、実際にはそのまま持ってくることは出来ず、いくらかの改装が必要になる。


な？
どこにもディーゼルを国内展開する理由がない。
おまけに暗雲が立ちこめていて、今はディーゼルが人気だけれど、低回転からトルクを立ち上がらせるダウンサイジングターボ（ガソリン）に人が流れて来ていることと、今後の環境規制適応に莫大なコストがかかることが見込まれているのを忘れてはいけない。

質問者からのお礼コメント

いろいろな観点からのご回答、大変参考になりました。ありがとうございました。

Answer 2

これまでの各社（車）の頑張りで「貧乏人の経済車」という嫌なイメージは、ほぼ払拭してくれた事と思います。この事だけでも「成功」と言っても過言ではないと思います。

過去の記事等読んでも、シャレード・ディーゼルはガチで「貧乏人の経済車」の分類に入るでしょう。キャッチコピーも【Rock'n ディーゼル】ですって。独特の振動と騒音を逆手に取って…ってそれはロック音楽（ファン）に対して失礼です。

車両価格とか燃料代とかそんな貧乏臭いハナシではなく、ディーゼル乗用車って聞いて黒煙・煤・有害・走らない等々マイナスなイメージを最初に浮かべるといった思考を変えた（きっかけを与えた）事が大事なのではないかと。

Answer 3

間にエクストレイルとかCX-5とか他にも既に出てますよ。
30年ぐらい別世界に住んでませんでした？