シトロエン DS5 「金属バネが哀しい……」のユーザーレビュー

金属バネが哀しい……

2022.10.18

総評

短いリアオーバーハングなど、コンセプトカーのイメージを現実化した英断には拍手です。デビュー当時はクロスオーバーカーと称し、あれで車高が高ければまんま現代のSUV。将来のクルマの方向性を示唆した点はさすがシトロエンですね。遠目から類似したT車を多く見かけるようになり、改めてデザインの先進性に納得させられました。

満足している点

運転席から見える景色が好きです。XMもそうですが、90年代以降のDセグメントシトロエンのCピラー周りの形状が本当に美しい!! フランス車の命、シートの作りもOK。革のため表面は硬めですが、ホールド感はさすがです。
たまたま高速でトラブルが発生し、約200kmを平均時速80km弱で巡航してきたのですが、燃費が22km/Lには驚きました。普段は都内で7〜8km、高速で12km〜程度。

不満な点

「現代のシトロエンにかつてのハイドロを求めてはならない」と自ら掟を作り割り切ったものの、高速域で演出されるセッティングに技術者のこだわりが見え、思わずニヤッとしてしまいました。が、いかんせん、基本がガサツ。もうちょっとなんとかならなかったのか? Renaultを見習って欲しいもんです。
他にはお約束のすざまじいブレーキダスト、カップホルダーもない使い勝手の悪い室内デザイン、インターフェイスが中途半端なドライブコンピュータ、スピード調整のできないインターバルワイパー、いちいちキャップを外さないと給油できないフュエルリッド……、など、さらに7年前にデビューしているMeganeに見習って欲しい項目が多々あり、時々、先祖返りした気分にさせられます。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験