シボレー タホ のみんなの質問

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1996~1999式シボレータホ4WDを北海道または寒冷地でお乗りになれたかたまたは乗っている方に質問です。

①97タホで2H、4H、4Lがついているタイプは
北海道の冬は4Hでずっと走行して問題ないでしょうか?またそのまま高速を走れますか?
また立駐などに入る場合には2Hに戻す必要がありますか?
4H走行の場合にはタイトコーナーブレーキ現象は起こりますか?

②夏はジェットをけん引しようと思ってるんですが道路を4Hで走行しても大丈夫ですか?
2Hで走行しなければなりませんか?
またジェットを下すときは4Hと2Hどちらで降ろしたらよいでしょうか?

③98年以降のタホで2H、Auto4WD、4H、4Lがあるものもあるんですが
このAuto4WDは基本2Hで滑ったら4Hに自動で切り替わるという認識で良いのでしょうか?

※大抵のパートタイム四駆の4Hは雪道、悪路以外は使用しないでくださいとなってると思いますが
タホで北海道での走行となりますので寒冷地で乗った経験がある方のみご回答をお願い申し上げます。

憶測やタホの性能を知らない人、冷やかしはご遠慮ください。

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ベストアンサーに選ばれた回答

MY97 タホは、完全な「パートタイム式4WD」です。質問者様の①~③のご質問にお答えするにあたり、まずはこの「パートタイム式4WD」の仕組や注意点を説明させていただき、そこから回答に入ったほうが分かりやすいと思います。既にご存じの内容も含まれると存じますがお付き合いいただけましたら幸いです。

■ パートタイム式4WD

かつては4WDといえばほとんどがこれでした。通常は2WDで走行し、悪路走行等の緊急時のみ、ドライバーの意思で4WDに切り替えます。この仕組みを日本では「パートタイム式4WD」と呼んでいます。タホの場合、基本はFRですが、4WDに切り替えると前輪の駆動系のギアを後輪の駆動系と直結します。これにより前後輪が直結状態になり、前後輪を同じ回転数で駆動する4WDになります。

■ グリップ路面の場合

(つづき)この状態は直進走行では問題ありませんが、コーナーでは前輪に比べて後輪の回転数が遅くなるため、例えばアルファルト上で低速で深くハンドルを切ると前後輪のグリップがケンカをしてブレーキがかかる「タイトロック」(タイトコーナーブレーキング現象)が発生します。この状態は、駆動系に負荷がかかりデフ類を損傷しやすくなるだけでなく、タイヤの摩耗も早く、エンジンへの負荷もかかるため燃費も悪くなります。仮に直進走行であっても、例えば、後輪のみタイヤの空気が少し抜けていたりすると、前後輪でタイヤの外径に差が出て前後輪で回転差が発生します。この状態も、駆動系に絶えず負荷がかかり寿命を早め、タイヤも早く減り、燃費も悪化することになります。
また、直結4WD状態というのは、コーナーでもアンダーステア(ステアリングを切る角度よりも外に膨らむ)が発生するため、極端に曲がらないクルマになります。
これらの理由により、車両の説明書には、本当に必要なときを除いては4WDにはぜず、通常では2WD(2H)で走行するように指示されています。

■ 低ミュー路・悪路の場合

(つづき)ここまでの説明はタイヤのグリップが確保された状態でのお話でした。次は滑りやすい道の場合。
滑りやすい道では、直結4WD状態にしても「タイトロック」は発生しません。タイヤのグリップが負けてスリップしながら曲がるからです。一方で、スリップしながら曲がるので、コーナーでは4輪グリップ走行にはなっていません。なので、コーナーでは「アンダーステア」が出やすく、いつものつもりで曲がったらコーナーが膨らみ、ガードレールや木に激突したりするリスクがあります。なので、雪道では基本4Hで構わないのですが、トラクション性能が上がるのと引き換えに、コーナリング性能が悪化することをよく理解しながら運転する必要があります。

「パートタイム式4WD」はこのように気難しい面があることから、そのメリットやデメリットを理解する玄人向けの四駆システムとなっています。知らないと危険ですらあるため、現在ではパートタイム式4WDの気難しい問題をクリアした「フルタイム4WD」や「スタンバイ式4WD」が広く普及するに至っています。

■ 回 答

前置き長くなり失礼しました。上記を踏まえて以下の回答をお読みいただくとご理解いただけると思います。

<質問①-1>
97タホで2H、4H、4Lがついているタイプは北海道の冬は4Hでずっと走行して問題ないでしょうか? またそのまま高速を走れますか?

→ 教科書どおりでは、通常は2H、必要な時のみ4Hでというのが基本です。とはいえ、絶えず雪面しか走らない環境の場合、4Hのまま冬場を過ごすケースも多いです。
上記の説明の通り、雪道やアイスバーンの場合、4WDシステムそのものにはダメージはありません。但し、アンダーステアが出やすい挙動となるため、それを想定した運転をする必要があります。また、アスファルトが多くカーブの多い環境では、やはり2Hがいいです。高速道路も路面がアスファルト中心の場合は2Hで走ります。勿論路面が積雪状態の場合は4Hで構いません。

<質問①-2>
また立駐などに入る場合には2Hに戻す必要がありますか?

→ 路面がグリップする環境でハンドルの切り返しが多ければ当然2Hです。また、駐車する環境の路面が雪面の場合は4Hでいいのですが、ステアリングを切る角度よりもクルマの向きが変わってくれないので、それを想定した車庫入れが必要になります。また、ドライ路での切り返し多く、車庫に入れる際に4WDのトラクションが必要な場合は、面倒くさいですが車庫入れ中に2Hと4Hの切り替えが必要になります。

<質問①-3>
4H走行の場合にはタイトコーナーブレーキ現象は起こりますか?

→ 説明の通り、4Hは前後輪直結状態ですから、路面がグリップする場合は、タイトロック(タイトコーナーブレーキング現象)は発生します。路面がすべる場合は発生しません。但し、2Hに比べクルマが曲がりにくくなります。

<質問②>
夏はジェットをけん引しようと思ってるんですが道路を4Hで走行しても大丈夫ですか?
2Hで走行しなければなりませんか? またジェットを下すときは4Hと2Hどちらで降ろしたらよいでしょうか?

→ 走行路面がドライの場合は2Hで走ります。ジェットをスロープで降ろす際、リアタイヤが水中に入るような環境では4Hです。急なスロープの場合は4Lでもよいと思います。

<質問③>
③98年以降のタホで2H、Auto4WD、4H、4Lがあるものもあるんですが
このAuto4WDは基本2Hで滑ったら4Hに自動で切り替わるという認識で良いのでしょうか?

その通りです。通常は2Hで走行し、後輪が空転すると一時的に4Hになります。1999年式 タホの取扱説明書の内容を貼付します。

AUTO 4WD: This setting is ideal for use when road conditions are variable. When driving your vehicle in AUTO 4WD, the front axle is engaged, but the vehicle’s power is sent only to the rear wheels. When the vehicle senses a loss of traction, the system will automatically engage four-wheel drive. Driving in this mode results in slightly lower fuel economy than 2HI.

翻訳→ AUTO 4WD:この設定は、道路状況が変化する場合に最適です。 AUTO 4WDで車両を運転すると、前車軸が作動しますが、車両の動力は後輪にのみ送られます。 車両がトラクションの損失を感知すると、システムは自動的に4輪駆動になります。 このモードで運転すると、燃費が2HIよりわずかに低くなります。

長くなり失礼いたしました。この他、不明な点などありましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

質問者からのお礼コメント

2019.8.6 13:56

わかりやすい説明ありがとうございました。

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