2020年3月
■2020年3月
BMWは、ハイパフォーマンスモデルとなる「X6M」を2020年3月12日に発表、同年4月以降に順次納車を開始した。
新型「X6M」は、スポーツモデルを手掛けるBMW M社がサーキット走行を想定して開発。今回導入されるのは、よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したCompetition(コンペティション)モデルだ。
パワーユニットは最高出力460kW(625ps)/6000~6700rpm、最大トルク750Nm/1800~6000rpmを発生する4.4リッターV8ツインターボガソリンエンジンにドライブロジック付き8速ATの組み合わせ。インテリジェント4輪駆動システム「M xDrive」、アクティブMディファレンシャルを搭載することで、安定した走行を可能としながらサーキットでのアグレッシブな走りにも対応する。X6Mの0‐100㎞/h加速は3.8秒を実現している。
エクステリアはダブル・バーを採用したブラックカラーのキドニーグリル、空力性能を向上させるM専用デザインのミラーキャップ&サイド・ギルを装備。さらにMスポーツエキゾーストシステムも採用されている。
インテリアについてもMマルチファンクションシートをはじめ、M専用ステアリングホイール、シフトレバー、さらに最新のデジタルパネルを採用したBMWライブコクピット、M専用コンテンツが表示されるヘッドアップディスプレイなどが装備される。
最先端の運転支援システムも充実。BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入した「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」は、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行することが可能となる。それ以外にも車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、同じルートをバックで戻ることができる「リバースアシスト機能」も装備されている。
■2020年12月
BMWは、「X6M」に特別仕様車「ファーストエディション」を設定して、2020年12月17日に発表、同年12月24日にBMWオンライン・ストアにて5台限定で受注を開始した。
「ファーストエディション」は「X6M コンペティション」をベースに、BMW Individualのマットカラー(フローズン・マリナ・ベイおよびフローズン・ダーク・シルバー)をボディカラーに採用。また内外装の要所にはカーボンパーツを採用して、特別感を演出した。
2022年1月1日には価格改定を実施した。
同年7月1日には価格改定を実施した。