2024年11月
■2024年11月
BMWは、ミドルクラスSUV「X3」をフルモデルチェンジして、2024年11月28日に発売した。
4代目となる新型「X3」は、全車が48Vマイルドハイブリッド車(MHEV)となった。ボディサイズは全長4755mm×全幅1920mm×全高1660mm、ホイールベース2865mm。先代モデルに比べて、全長が35mm、全幅は30mm大きいが、全高やホイールベースは変わりない。
グレード構成は、「20 xDrive xライン」、「20d xDrive Mスポーツ」に加えて、Mパフォーマンスモデルの「M50 xDrive Mスポーツ」の3種類を設定。パワートレーンは、「20 xDrive xライン」は最高出力140kW(190ps)、最大トルク310Nmを発生する2.0リッター直4ガソリンターボエンジンを、「20d xDrive Mスポーツ」には、最高出力145kW(197ps)、最大トルク400Nmを発生する2.0リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載。それぞれ最高出力8kW(11ps)、最大トルク25Nmの電気モーターと8速ATを組み合わせたMHEVとなる。現時点でトップモデルとなる「M50 xDrive Mスポーツ」は3.0リッター直6ガソリンターボエンジンを備え、最高出力280kW(381ps)、最大トルク540Nmを発揮。こちらも最高出力13kW(18ps)、最大トルク200Nmの電気モーターと8速ATを組み合わせたMHEVだ。
エクステリアでは、象徴的なキドニーグリルの内部デザインに斜めのモチーフを取り入れるとともに、5シリーズや7シリーズで採用されているキドニーグリルの縁をライトアップするアイコニックグローを装備。また、意匠のひとつであるツインサーキュラーを進化させた新デザインのアダプティブLEDヘッドライトを備えている。「M50 xDrive Mスポーツ」には、4本出しのエグゾーストパイプを採用した。
インテリアには、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させて大型化したBMWカーブドディスプレイを採用。また、センターアームレストに操作系をすべて集約したほか、シフトレバーもツマミ式に変更。また、アンビエントライトの演出が施されたセンターコンソールは、Qi対応機器(スマートフォンなど)を置くことで充電も可能となっている
運転支援機能では、おなじみの「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」や「ドライビングアシストプロフェッショナル」のほか、完全自動駐車が可能となる「パーキングアシストプロフェショナル」を標準装備。また、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)や、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを標準で装備した。