BMW 5シリーズグランツーリスモ のみんなの質問

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燃料電池車(FCV)と電気自動車(EV)はどちらが将来的に覇権を取りますか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

日本では「EVが普及」すると言っている人の多くが、電力供給の事に付いて言及しません。

アメリカの有力経済レポートでも、
「今後20年はパワートレインの多様化が継続する」
となっていて、2040年世界販売台数9500万台の内、純EVの割合15%、PHEV20%、HV19%という予測を立てています。EVが15%で頭打ちになるのは、電力供給力が追い付かないからです。
価格が安くなろうが、給電時間が短くなろうが、EVは電気が無ければ動きません。100%外部電力に頼る限り、電力供給力と切っては切り離せないのです。

この冬日本では電力供給が需要の99%まで差し迫りました。アメリカのテキサスでも、100%を超えて停電しましたね。日本ではあまり報道されないだけで、実は2019年まで、欧州ではこれからはEVと言っていたのに、いざ普及し始めたら電力が足りなくなってきたことが問題視されるようになっています。元々欧州各国では、電力を融通し合う輸出入が行われていて、100%自国発電の電気で賄っている国はフランスしかありません。電力供給のひっ迫は、工業国にとっては他産業発展への足かせにもなる上、安全保障問題に関わってきます。実際に、数年前ローマでは冬場に発電所の事故で電力供給が足りなくなって、日本で言う市内の輪番停電を行い、寒さで数十名の老人が亡くなっています。先進国ですらこんな事があるのに、途上国ならさらに電力事情が悪いから普及のしようがない。
では、どんどん原発を作れるか?と言えば、特に欧州では無理だろうし、火力もCO2排出量プラスになってしまうから無理。かといって再エネじゃ高額な上、供給力が不安定。

それに対して、FCVは自分で発電します。しかもガソリンで発電するPHVやe-powerと違って、CO2を出さない。つまり、電力供給を増やさなくても、カーボンニュートラルを解決できるという事です。そのため、2020年の欧州メディアでは「FCV」と「e-fuel」に関する記事が増え始めています。元々EV化の話だって、日本勢に対抗しようと思ってディーゼルにシフトしようとしたけどうまくいかなかった欧州勢が、まともなエンジン作れない中国巻き込んで
「これからはカーボンニュートラルだ!」
と再エネ発電ではリードしているのを盾に叫び始めた
『パワーゲーム』
の様相の方が強かった。中国は中国で、希少金属の多くが自国産であるのを良い事に、エンジン車の販売に様々な規制をかけ、国策でEV化に力を入れてきました。共産党のネット広報部隊の「五毛党」は共産党の指示を受けて
「EVの世の中になるよ~」
という発信を世界中でやっています。日本のマスコミもそれに操られてる。また、環境保護団体などにも資金提供して「EV化」促進のための法案を政府に要求させたりしてます。以下が、中国の政策によって、トヨタやホンダがEVを作らなければならない理由についての記事です。

https://toyokeizai.net/articles/-/286333

しかし、欧州はあせり始めています。なぜならEVでイニシアティブを握るつもりだったのが、蓋を開けてみたら、米テスラや中国製、そして日本製の方が売れたからです。EVの販売台数トップはテスラモデル3で2位は中国BAICのEU-Series、3位は日産リーフだし、PHEVは1位が三菱で2位がプリウスでした。そこで、今度はアウディーが実用にこぎつけた「e-fuel」に目を付けはじめました。
「e-fuel」=「液体水素」
液体燃料で、従来型のエンジンで使用できるものです。今のところ500円/L位しているけど、コストダウンに成功したら
「EVなんて過去の物」
って言いだすのは目に見えてます。

「水素製造」の技術は、この数年で飛躍的に向上しています。それも欧州が「e-fuel」に目を付けた要因にもなっています。2014年水から水素を製造するのに必要な炭素繊維による技術革新からはじまり、ついに来年度には、太陽光発電で水を電気分解して水素を取り出す、家庭向け燃料電池が発売されます。日本でもHydrogen Technologyというベンチャー企業によって、簡単に水素を生成し、輸送できるシステムが確立されつつあります。以下がその内容です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b6df8c6be85989ab56a7f7de0b71881d56c35c0

https://eh-tech.co.jp/factory/

この技術の大型化に成功したら、多くの太陽光発電を持つ欧州が俄然有利です。太陽光は日中しか発電出来ないので、余剰電力は捨てているし、雨の日や夜間は眠っています。そこで、日中の余剰電力で水素を作っておけば、夜間に水素で発電する事も可能だろうし、水素が余れば車に供給することも出来ます。やっと自分たちが大身銭を切って推進してきた再エネ発電を活かせる上、原料製造においてリードできる日が来るわけです。

そのため、欧州でも水素への注目度が高まり、欧州各社はe-fuel とFCVの両面で開発を進めています。すでに、パリの郵便車はほぼ全てルノー製のFCVになっているし、メルセデス GLC F-CELL、BMW hydrogen(ハイドロゲン) 5シリーズ グランツーリスモ、VW ゴルフ HyMotionなど、欧州勢もFCVの試作車はすでに走らせています。何しろトヨタが技術を公開してますから。逆に日本勢もe-fuelの開発を進めるという記事が昨年ありました。

リチウム電池に必要な希少金属は中国が握っていますが、FCVならEVほど大きな電池が必要ないので、ニッケル水素でもいけるかもしれない。そうなれば、コスト・リサイクル・車両重量の軽量化による道路やタイヤなど、周辺フィールドへの環境の全てにプラスになります。e-fuelなら電池そのものが必要ない。

それに対して、EVはリチウム電池のリサイクル技術も確立していないから、現状メーカーの廃棄費用がバカになりません。それがVWもトヨタと同じようにピュアEVに本腰を入れない理由の一つになっています。何しろ保証つけて、無償交換になったら利益はパー。保証無ければ今のところ交換費用が80万以上するから、リセールバリューが悪くなってリピート率も下がる。普及すれば安くなると言われていたのに、電池がEVだけでなく、他の分野でも必要になってきてるもんだから、特に希少金属は取り合いになり、コストはむしろ上がっていて価格が下がる気配が無い。何しろ、EVは車両の廃棄までに、1台当たり大型の電池を2つ以上消費するのに、中国が素材を抱え込んでいますから、中国の言いなりです。バイデンはあれだけアメリカで作ったEVを普及させると言っていたのに、結局テスラは主力モデル3の生産拠点を中国に移します。
結構EVって克服できてないデメリットが残っているのに、見切り発車されているんです。

世界には非産油国で、発電等のインフラ整備やエネルギー供給に困っている国が山ほどありますが、そういう新興国にとって、どのパワートレインが向いているかは自明の理です。特に、中国の世話にならずに済むというのは大きい。

現在のインフラ状況から言って、10年の内にEVをFCVが上回るのは難しいかもしれませんが(特に中国のEV推しがすごいので)、20年あればFCVの方が普及していてもおかしくないと思います。

ただ、それにはメーカーの努力だけでなく、日本政府の後押しも重要になってくるでしょう。現状国内向けにしか普及の道筋を立てていませんが、欧州と組んだり、新興国にODAでどんどん水素ステーションを作ったりした方が、普及が早いのではないかと思います。

その他の回答 (6件)

  • 大型はFCV、乗用はEVだと思います。ただ、それは相当将来ね。

  • ここの回答者はまず、日本の話なのか世界的な話なのかを聞いてない時点で、ただの知識自慢しかしてないじゃん。

    日本ならfcvもevも覇権はとりません。hvになります。世界から見ても日本のhv技術は高く、ev等にするメリットがありません。
    震災国で且つ、原子力発電にはなるべく頼らない様に暮らしている以上、火力発電で電力賄ってるけど、HVより二酸化炭素出してることになります。震災が起きたら充電は出来ませんし、バッテリーを付け替える事も出来ません。冬には蓄電性能が落ちます。hvなら低走行なら電池、普通の走行はガソリンと震災でも困りません。
    evが流行るとしたら、路肩に充電ステーションを沢山置いて、気軽に充電出来ないと、駐車場満杯で充電出来ないとか、イタズラで、コード抜かれたとか、色々と問題多すぎです。

    都会ではevは流行りますが田舎等はhv車が圧倒的に多いでしょ
    FCVは1部地域で使用されるだけで、普及率やステーションを考えるとコストが膨大にかかり、それを技術提供までして流行らせようとはトヨタも考えて無いでしょ

    世界的な話であればevになります。
    日本はevの技術に乏しく今までhvだと首位を取られ続け、各国こぞって日本車の輸入を止めたい。自国の産業を守りたい。故にevは発展をしました。ヨーロッパではもう充電ステーションやev専用レーンを作ったり、アメリカではガソリンステーションが少ないので、evもガソリンも不便さは変わらないので、ますますevは伸び続けます。
    そして、自動運転との親和性も高いので、日本は自動運転でもかなり後退することになります。
    エンジンを使用している以上独自の技術が必要のため

  • 燃料電池

    二次電池は、反応する場自体に燃料(活物質)を固定化しないといけないため、安全性とエネルギー密度や出力の両立が常に問題として付きまとう。
    燃料電池は、反応する場と別に燃料(水素)を蓄えることができ、安全性とエネルギー密度や出力の両立を達成するのが比較的たやすい。
    と思う(はたから見て)。

  • 2030年まではHV(ハイブリッド)
    2040年まではEV
    それ以降はFCVがEVと半々

    他の方が言うとおり水素は天然ガスや石油から作る方法と、水(水蒸気)の電気分解から作る方法があります。その方法ではEVの時代が先に来ます。

    知名度がまだ低いのですが光触媒というものも進んでいます。水に材料を入れて日光を当てるだけで水素と酸素に分解するという技術が開発されてます。

    あとは宇宙技術が進歩すれば宇宙から採取ってことになるでしょう。

    現状考えないといけないことは、火力発電以外でCO2を出さない電力資源をどう増やすかです。太陽発電は今後もどんどん増えるのはわかります。問題は福島を経験した日本が原子力発電を増やせるかというところです。それ以外にまともな発電方法が無いのです。

    福島は10mの想定外の津波対策をしてなかった(震度7は余裕で耐えた)のが原因であり、原子力大国フランスは大事故が一度も無い。だからこそ対策を徹底すれば、今の日本技術なら安全な原子力発電所が作れるはずなんですけどね。

  • PHVということで、EVでしょうね

    水素は石油やガスから生成されます。
    電気から水素を作りまた電気に戻したら、それは27%くらいになります。

    EVは製造と廃棄時に大量のCO2を出すので環境に良くない

    電気自動車が環境破壊を促進するとされる理由
    https://leisuresmartlife.hatenablog.com/entry/2020/12/27/000440

  • 国によりけりだと思います。
    水素ステーション然り充電施設然り。
    チャージ時間の速さなら水素でしょうけど私の様な地方出張のある人間の場合、出先に水素ステーションが無いと恐怖しかありません。
    電気自動車もホテルに充電施設がある所こそ増えましたがSAやPAに充電施設はあって1~2台分。
    それに冬場の航続距離の低下やバッテリーの消耗による航続距離の低下も困ります。
    一日数百km移動したい場合充電時間がロスになります。
    出張先で充電させてもらえるなんて無理な話ですよね。
    将来的と言っても50年ぐらいしたら水素の方が主流になっているとは思うのですが。

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