VW排ガス規制不正問題『CO2排出量でも不正』との報道に接しましたが？ co2は完全燃焼の証では無いのでしょうか。 どんな意味の規制なのですか。

Answer 1

ＣＯ2規制は燃費規制の事です
2020年迄に燃費をプリウス並にすると言う物です
欧州の遅れたハイブリッド技術では対応出来ませんからＢＭＷはトヨタからハイブリッド技術の支援を受ける提携を結んでいます
２シリーズにプリウスと同等の物が搭載されるでしょう

2020年以降に欧州で発売される全ての乗用車が軽自動車並のボディサイズとパワーです
それが嫌なら罰金（課徴金）を上乗せして買う事になります
パワーと燃費の両立したハイブリッド技術が乏しい為に
欧州のプラグインハイブリッドは政府公認で垂れ流しを容認する物です
抜け穴「ECE R101」の詳細はコチラから
http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/1933191/blog/33438188/
欧州の走行環境では出勤途中に１時間掛けて充電しなければ達成出来ない物です

質問者からのお礼コメント

『燃費規制』のことだったのですか．そういわれれば理解できますが，「○○Km/l」といった直接的な数値を用いず，回りくどい規制をしたものですね．
また，PHVやEVにおいては，発電所で排出するCO2をどのように換算するのか気になります．

Answer 2

ガソリンでも軽油でもエンジンで燃焼させて得られるエネルギーは含まれる炭素が燃焼した結果がCO2となりますから、ご質問の通り燃焼の結果です。
エンジンで取り込むのが酸素だけであれば、排気ガスにはCO2以外はかなり少なくなりますが酸素だけを取り込む事はできません。
空気成分の約8割は窒素ですから、エンジン内で窒素も酸素と化合してNOxを排出します。
NOxの排出量規制でVWが不正を起こした事から、排気ガス濃度問題が注目されています。

VWの不正事件では、①故意に規制測定を逃れる不正を行った点、②販売後の実利用で排気ガス濃度が規制値を超えていた点の2つが問題となりました。
①は規制計測を検出して検査での排気ガス清浄化機能をフルに稼動させ、通常利用では清浄化機能の動作を抑えて燃費や出力を上げていた事が犯罪となりました。
②は北米の規制では販売後かなり経過しても規制値をクリアしていなければならない規則になっていたための実利用での排気ガス濃度が規制値を大幅に超えていたという問題です。
北米以外の各国では、販売時での規制クリアだけしか求めていないので、実利用で排気ガス濃度が規制値を超えていても違反とはなりません。
そのため、規制の在り方が見直されようとしています。

VWに対する新たな不正報告では、ガソリンエンジンでも故意に規制を逃れる不正があったのでは無いかという事です。
環境規制は、NOxやPMよりもCO2に重きを置いて規制されて来ました。
ディーゼル車も増えてきており、NOxやPMも急速に規制が強化されて来ました。

CO2の規制は、欧州や北米ではそのままCO2排出量規制となっていますが、日本では燃費規制に置き換えられています。
CO2が燃焼の証であるために、CO2排出量と燃費は換算が可能です。

日本の燃費規制は、今年度から平成32年燃費基準となります。
(今年度は平成32年燃費基準を達成しない一部は、平成27年燃費基準が用いられています。)

平成32年燃費基準は、こちら（http://www.mlit.go.jp/common/001034002.pdf）のようになっています。
日本の制度は車両重量区分で燃費規制値を決めているので、特にDセグメント以上の車は相当緩い規制になっています。
平成32年燃費規制のCO2排出換算は以下の通りです。
車両重量：燃費基準値、CO2排出換算値、平成27年からの強化率
・~740kg：24.6km/L、94.4g/km、12.8%
・741 ~855kg：24.5km/L、94.8g/km、16.7% ★
・856 ~970kg：23.7km/L、98.0g/km、13.9%
・971 ~1080kg：23.4km/L、99.2g/km、14.1%
・1081 ~1195kg：21.8km/L、106.5g/km、16.6%
・1196 ~1310kg：20.3km/L、114.4g/km、18.0%
・1311 ~1420kg：19.0km/L、122.2g/km、20.3%
・1421 ~1530kg：17.6km/L、131.9g/km、22.2% ☆
・1531 ~1650kg：16.5km/L、140.7g/km、25.0%
・1651 ~1760kg：15.4km/L、150.8g/km、26.2%
・1761 ~1870kg：14.4km/L、161.2g/km、29.7%
・1871 ~1990kg：13.5km/L、172.0g/km、32.4%
・1991 ~2100kg：12.7km/L、182.8g/km、35.1%
・2101 ~2270kg：11.9km/L、195.1g/km、36.8%
・2271~kg：10.6km/L、219.0g/km、43.2%
★欧州2021年規制予定値95g/km

平成27年燃費基準のCO2排出量換算は以下の通りです。
車両重量：燃費基準値、CO2排出換算値
・~600kg：22.5km/L、103.2g/km
・601 ~740kg：21.8km/L、106.5g/km
・741 ~855kg：21.0km/L、110.6g/km
・856 ~970kg：20.8km/L、111.6g/km
・971 ~1080kg：20.5km/L、113.3g/km
・1081 ~1195kg：18.7km/L、124.2g/km
・1196 ~1310kg：17.2km/L、135.0g/km ☆
・1311 ~1420kg：15.8km/L、146.9g/km
・1421 ~1530kg：14.4km/L、161.2g/km
・1531 ~1650kg：13.2km/L、175.9g/km
・1651 ~1760kg：12.2km/L、190.3g/km
・1761 ~1870kg：11.1km/L、209.2g/km
・1871 ~1990kg：10.2km/L、227.6g/km
・1991 ~2100kg：9.4km/L、245.0g/km
・2101 ~2270kg：8.7km/L、266.9g/km
・2271~kg：7.4km/L、313.7g/km
☆現在の欧州規制値135g/km
規制値は、こちら（http://www.mlit.go.jp/common/000991480.pdf）
CO2換算式は、こちら（http://www.mlit.go.jp/jidosha/nenpi/nenpikouhyou/koumoku.pdf）
から算出。
日本の制度は車両重量区分で燃費規制値を決めているので、特にDセグメント以上の車は相当緩い規制になっています。
日本の規制が中大型車では如何に緩いかがわかります。

(yh_10361723さんへ)

Answer 3

CO2は地球温暖化の原因であると言う理由でCO2の排出量を規制し排出する量の権利を金で売り買いまでするヨーロッパの新たなビジネスがあります。

完全燃焼はクリーンでもCO2を大量に出せば地球が温暖化するのでCO2の量も規制しようと言うことで、排出量が多いとペナルティで罰金が発生します。これは今はヨーロッパだけです。

ヨーロッパで車を売るVWを含む全メーカーでCO2排出を低くする必要がありますが、実際より少いと嘘を言っていたのがVWでした。

Answer 4

高出力(高性能)のエンジンは排出量も多くなります。
パワフルな走りや低燃費といった性能を達成しようとすると、排ガス規制値がクリアできない。
反対に排ガス規制をクリアさせると、走りや燃費が犠牲になるというトレードオフの関係にある。
排ガス規制がEuro6に進んだことで、実走行での排出ガス（リアルドライブ・エミッション）は0.6g/kmへと低められたが、規制値と実際の排ガス測定値では1ケタの開きがある。
環境団体の指摘どおり、どんなふうに走っても排ガスがきれいなのにこしたことはないが、排ガスをクリーンにするにはコストも開発費もかかるので、自動車メーカーとしては試験モードをクリアすればよいとするしかない。
二律背反する要素を両立させたかったのかもしれないが、不正プログラムを使ってまでして二兎を追うのは、都合が良すぎた。というこなのでしょう。

Answer 5

＞co2は完全燃焼の証では無いのでしょうか。

確かにそうですね。なんでだろう？