BMW 2シリーズ アクティブツアラー 「BMW 218i アクティブツアラー　乗車記録」のユーザーレビュー

BMW 218i アクティブツアラー　乗車記録

2017.4.3

総評

ミニバンではなく、BMW製の豪華FFファミリーカーと考えれば、いろいろ納得いく車です。絶対的な広さのある輸入車が必要であれば、新車のピカソがほぼ同じ価格帯になるので、そちらの方がいいかもしれません。また、”多少汚れても大丈夫”だったり、仮に壊れても日本どこでも持ち込める気軽さ重視なら、日本車のノアやセレナの方が気軽です。
218iの良いところは、「お父さん」になっても走りをあきらめられない方や、通勤こそが気分転換、という方に、楽しい走りを提供している点です。一度乗ってみて、見た目と走りの違いを確認してみてもいいかもしれません。

満足している点

FFファミリーカーとはいえ、ステージ次第ではBMW一族ならではの身のこなしが可能。任意の速さが選べる速度リマインダーは、伊達ではない。
３発1500㏄エンジンは、遮音と振動対策をしっかりやっており、普通に走る分にはハンデがない。
レーンキープアラートは、ステアリングにバイブレーション機能を持たせて、直感的にわかるようにしてある。例えば、右前輪がセンターラインを踏んだ場合、ステアリングの右側だけが振動して認知させる仕組みである。
ヘッドランプは、全くのノーマルで、国産車に社外品を組んだ程度の明るさがある。
前席は左右にシートリフターが備わり、ドライバーと同じ視点に調整できるのはニクい演出。最上部にセットしても、平均的成人男性なら頭上にこぶし一つ入るくらいの余裕がある。シート前端には、小収納がさりげなくついてくる。
後席は、乗員の体格や荷物に合わせて自由に変化させられる。シートバックは左・中央・右の三分割で、それぞれリクライニング、垂直立ち機能が備わる。座面は、６：４分割で独立スライド可能。フルスライド状態では、平均的成人男性でもひざとシートバック間にこぶし一つ以上の余裕がある。また、冷房吹出口があるのも多人数乗車には嬉しい。
ラゲッジルームは、テンパータイヤ程度のサブトランクが備わり、フロアボードを外して高さを稼ぐことも可能。

不満な点

郊外の古い舗装や、橋の継ぎ目で”ぼよんぼよん跳ねる”サスペンション。紳士的に颯爽といなしてほしかった。
ステアリングは、BMWというイメージから想像するよりも、軽くて遊びが多め。エンジンパワーに対し、ステアリングフィールと足周りが負けているような気がした。
個人的な好みになるが、あえて言うなら、馬力を10馬力落として、ステアリングを重めにし、ヘアピンでもう少し粘れる足にしたら、最高な車になると思う。
コンフォートモードでの低速域の変速が、やや引っ張り気味でショックがあるように感じた。
視界がさほど良くないため、あまり開放感がない。
横幅1.8mは、意外にボリュームがある。狭い道を通る方や、駐車場等が広くない方は要注意。
ミニバンとして考えると、狭くて視界が開けていない。背が高いワゴン型ハッチバックとしてとらえるべき。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験