§至高のピュア・スポーツBMW⇒M3
M3は歴代、E36等も含めとても気になるクルマで購入者の方があれば・・乗ってみたいと思っていた折、偶然身近で、し
2007.8.17
- 総評
- §至高のピュア・スポーツBMW⇒M3
M3は歴代、E36等も含めとても気になるクルマで購入者の方があれば・・乗ってみたいと思っていた折、偶然身近で、しかもほぼ同時期にE46-M3<どちらも、右ハンドルの6MT>を新車購入された方が、2名おられました。
この2台の仕様の違いも含め試乗インプレフィーリングを記したいと思います。
又、当方も、この試乗のやや前に一時期、E46の330Ci-Mスポーツカブリオレ<右ハンドル、AT>も乗っておりましたので、こちらとの比較も触れてみます。
そして、公道テストでのランデブーパートナー、BNR32GT-Rとの比較もします。
- 満足している点
- M3の美点は、いわゆる、一般グレードベースのE46のMスポーツとは似ているが全く異なる、M3専用エアロを纏った外観、4本出しの専用マフラー、フェンダーのMインテークに始まり、専用バケットも装備するエクステリア&インテリア。
油断すれば、即200kmオーバーでも全く不安無く、余り速度感を感じないのはBodyの安定感の証です。
GT-Rでさえ躊躇してしまう160km~200kmOVERの速度域が純粋に楽しめます。
カスタムで赤レザー、メタルパーツ色調等のカスタムチョイスも可能であり、上述の一台がこの仕様。
もう一台のタン革のレザー内装とは別の車と思える程の変貌感。
M3のもう一つ、いや本来の魅力・・ 動力性能の凄まじさ。
上述の330ci-Mスポとはアイドリング音こそ似ているが、スロットルを踏み込んだ時のレスポンスが全く別もの。
試しに、当方のBNR32<スカイラインGT-R:350PS仕様>と、ゼロ発進からの、ヨーイドン(2000rpmでミ-ト)をやってみたが、GT-Rの2速加速途中までは、FRのM3に及ばないレベルの強烈な加速感。
GT-Rと比較すると、低速トルクが太く如何にも大排気量の直6NAのチューンドらしいエンジンフィール。
50:50の重量配分からくる、癖の少ないハンドリングと、強力なストッピングのブレーキ。
M3を名乗るに相応しいクルマです。
M3もいよいよ、E46⇒E92にモデル移行し、大型化が余儀なくされる以上、コンパクトでクイック、そしてE92の登場により価格もこなれれば、益々買い得になるであろうこのE46-M3。
BMWのしかも、Mというクルマの価値が、純粋に理解できる方には非常に買いのクルマだと思います。E92の、後々の試乗評価如何によっては、値上がりしても決しておかしくないクルマです。
- 不満な点
- たまたま、サンプルが2台とも右ハンドルのMTですので、本国の左ハンの評価が出来ませんが<330Ciも右>、ペダルオフセットが、やはり少し気になります。
SMG-Ⅱの2ペダルならマシかもしてませんが、3ペダルMTは・・・。
また、高性能、高額車なわりに、ポルシェ等のような派手さが全般的に少ない為、オーナーもその他の人も総じて、何気に地味なクルマに感じてしまう嫌いがあります。
『ぱっと見なんて、外観318ci-Mスポと、あんまり変わらないじゃん・・』とか、『ちょっと値段が高くないか?』なんて方には、あまりお勧めできません。
実際はミラー、一つのデザインに至るまでエアロダイナミクスに拘ったプレミアムデザインなのですが、何故かポルシェやAMGのようなオーラが少ないのは事実です。
また、ランボル、フェラーリ等のスパルタンで外観的なインパクト大、なイメージとも異なります。
6MTは、フィーリングもよく扱いやすいのですが、シフトストロークがやや長くクイック系を好まれる方は?と思うでしょう。
エンジンも、国産系NAのようにギャンギャンぶん回すのではなく、ストレート6のサウンドを存分に楽しみながら加速させてゆく乗りかたが○です。
国産のV-TECのように峠などでストイックにブン回しても余り感動は得られず、どちらかといえばハイウエイ的なフィールドで高回転までしっかり使い切る感じのイメージで乗ると楽しめます。
クルマは走らせてナンボのもの、M3のスロットルを踏込んでみて、ピンときた方の為だけに生まれてきたような、クルマが乗り手を選ぶ魅惑のスポーツカーそれがM3なのです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験