BMW M3 クーペ 「スポーツカーの定義 パワーウエイトレシオで５を切ればスポーツカー，４を切ればスーパーカー。 私の勝手なこの定義では，Ｍ３は立派なスポーツカーである。 」のユーザーレビュー

スポーツカーの定義 パワーウエイトレシオで５を切ればスポーツカー，４を切ればスーパーカー。 私の勝手なこの定義では，Ｍ３は立派なスポーツカーである。

2007.2.20

総評

スポーツカーの定義
パワーウエイトレシオで５を切ればスポーツカー，４を切ればスーパーカー。
私の勝手なこの定義では，Ｍ３は立派なスポーツカーである。
そこに官能的なエンジンを特徴的な付加価値としてもち，
しかも大人４人が充分に乗ることができ，車幅は1780mmと
東京の街中でも現実的なちょうど良いサイズ。
これ以上大きな車体になってしまうと，安心して振り回しにくい。
このパッケージングを編み出したＢＭＷの技術者に脱帽。
もしかしたら未来永劫，二度と現れない理想的なスペックかも。

満足している点

この車に乗るようになってから，平日仕事の合間でも，
ふとＭ３のことを思い浮かべて現実逃避する人間になってしまった。
特に，２－３速のシフト動作が，たまらなく気に入っている。
エンジンが息継ぎするような声を上げて吹け上がる瞬間がとても官能的。
ハンドリングも秀逸で，アクセルイーブンからのわずかなオン／オフで，
アンダー／オーバーステアが自由自在。
描いたラインをトレースしようとすると，ドライバー側での選択肢が多く，
いろいろと試してみたくなる。
週末のこの快感が恋しくて，忙しくても我慢して仕事するぞと自分自身に
言い聞かせている。
驚くのは，動力性能の割りに燃費が良いこと。
街乗りでは7.5km/L，高速では10km/Lを超える。
スポーツ走行でも6km/Lは切らない。
家族を乗せる時はジェントルに運転するためか，
硬めだけど乗り心地は悪くないと妻にも好評。
ときどき，アクセルを開けたくなる衝動がおさえ切れない時もあるが，
そこはグッと我慢。
この車はファミリーカーなんだよ，と家族にも嘯きながら乗るのは，
結構愉快なもの。サービスエリアで，この車から家族４人で降りていく
のは，周りからびっくりされる。

不満な点

シフトアップの快感に溺れると，気付くとすぐに非合法な世界に突入して
しまう。
運転技術もさることながら，あわせて自制心を鍛えておかないとならない。
オーディオ・ナピの操作性では，はっきり言って日本メーカーに敵わない。
しかもオンボードモニターと一体システムのため，取り替えることも
できない。「どうにかならないか」とディーラーに相談したら，
「音楽よりも，窓をあけてエンジン音を堪能してください」ときた。
このトボけた応答に，思わず吹き出して，これは我慢してつきあうしかない
と悟りました。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験