BMW M3 クーペ 「最後のＶ８ＮＡ」のユーザーレビュー

最後のＶ８ＮＡ

2017.2.22

総評

ＭブランドのネームバリューはＢＭＷオーナーの憧れです。
Ｍ社のチューニングによる特別なエンジンとハンドリングは、少々の弱点に目をつぶらせるには十分です。
ハイパワースポーツクーペでありながら大人４人が乗れる高速ツアラーでもある。
実用車としての万能性を持つ、完成度が極めて高い一台、それがＥ９２型Ｍ３です。

満足している点

ＢＭＷ Ｍ社が企画、製造する専用設計モデルであるという独自性とハイパワーが魅力。
特に３はＭの看板モデル。
オーナーはどの時代のＭ３であっても所有する事に満足するはずです。
Ｍ３を評価する場合、多くの人は歴代Ｍ３モデルの中で比較し、評価します。つまり、Ｍ３はどのモデルでも一定のステータスを確立しているわけですね。逆に言えば、評価される際は常に最良の仕上がりを求められているモデルだと言えます。

不満な点

発進時のパワーの出方が心細いです。
一気に踏めば怒涛の如く加速しますが、一般道ではいつもそんな発進はできません。
つまり、低回転域は苦手です。

デザイン

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走行性能

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BMW特有の重量配分に、Ｍ社がチューニングした足回りとエンジンによって、ハイパワーコーナリングマシンに仕上がっています。
レブリミット８０００回転以上のエンジンを回した時の気持ちよさはＮAエンジンならではのもの。
気持ち良いのは当然５０００回転以上。
２ペダル７速の場合、３速メイン、ちょこちょこ２速ってのが面白い。

乗り心地

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スポーツモデルですが、乗り心地は快適です。
むしろ、ノーマルは物足りない感じがします。しかし、セッティングは万能選手。
ハードにもコンフォートにも振れる幅の広さがあると思います。
決して、バリバリのレーシングマシンのそれではない。

積載性

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ＢＭＷと言えば、昔からベストハンドリングカーであると同時にベストパッケージングカーでもあります。
Ｅ９２も同様で、同サイズのセダン並みの積載力を持っています。
普段の足としても十分に使えるって事ですね。

燃費

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高速、有料バイパスを巡航するとリッター１０キロを超えてきます。
高回転キープで駆け抜ければリッター４キロ行くか行かないか。
駆け抜けに行って、トータルするとリッター７キロ台、この辺りじゃないでしょうか。

価格

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故障経験

購入後５ヶ月なので、故障経験はありません。
Ｅ９２型Ｍ３は現行モデルの一つ前になることから、正規ディーラーの認定中古車がお薦めです。
予算を下げて考えるなら、古くても低走行車が良いでしょう。