footaさん
アウディ オールロードクワトロ
グレード:2.7T_RHD_4WD(AT)
2005年式
乗車形式:マイカー
非常にマニアックな成り立ちの車であると思いますが、一家にこれ一台で仮に奥様が乗られても安全な車だと思いました。(少々スピードが出すぎる心配はありますが
2010.7.11
- 総評
- 非常にマニアックな成り立ちの車であると思いますが、一家にこれ一台で仮に奥様が乗られても安全な車だと思いました。(少々スピードが出すぎる心配はありますが)そういう場合も、ご主人がARQを熟知しメンテナンスができる事が前提となりそうですが。この車の良さが解かる方のみに所有していただきたい車ですね。
- 満足している点
- 2.7Tを購入しましたが、現時点での市場価格対性能・装備を考慮すると、コストパフォーマンスは最上の部類に入る車種ではないでしょうか。
購入後約1ヶ月で500km走りましたが、やはり先ずこの車の4輪制御の精緻さには想像以上に、驚きの連続でした。梅雨時ということもあり、豪雨中の高速走行というシチュエーションでは、静寂性も含め、ドライバーの危機感を全く排除するような、その異次元のスタビリティーに違った意味での怖さを体感しました。スピードメータをみて驚くというパターンです。
パワー感は最近試乗した最新3.0LスーパーチャージャーのA6と比較するとやはりトルク感では一歩引けを取る印象ですが、低速側ターボが1500回転でもかなり仕事をしている様で、前タイプの3.2LNAと比較すると、低速からのトルク感では2.7Tが一枚上という印象です。トルクバンドの継ぎ目が無く、高速走行も含め通常はキックダウンの必要な場面が余りありません。
次に、本サイトでもボトルネックという意味合いで最も話題に上っているエアサスですが、この部分は、購入して最も考え方の変わった部分です。それはこのエアサスが齎す、絶妙且つフラットな乗り心地と、車高の変更は単にクリアランスの確保ではなく、乗り味も化けさせられるのだと解かったからです。この車の特徴として外せないと思いました。
いつか修理は必要だと思いますが、メカサスに変更したりはしないと思います。(早速、エアサスピローをKUREラバープロテクトで予防メンテしました。(笑))
インテリア、エクステリアは個人の主観に依存する部分ですので、ここで力説するのはナンセンスですが、私はこのC5時代の市場背景としてAudiが有る程度のコストUPには目をつぶり、デザイナーの総力を挙げメルセデスやBMWに嫌気のさしたハイセンスなユーザから取り込んでゆくチャレンジャー時代の職人的な造り込みや気品が内外装の随所に感じられ、個人的にはこのC5世代のデザイン全般に好感を持っています。
新型は、新型でまた異なった評価基準のユーザに対し魅力的ではあるのだろうと思います。
少し細かい所では、レカロスポーツシートは腰痛持ちの私には非常に有効な装備です。レカロを選択しますと、シートやミラーのリモコン連動メモリ機能がつかなくなるのですが。
- 不満な点
- 5速ティプトロニックミッションに関しては、やはり最新の7速Sトロニックにはかなわない印象です。個体の問題かもしれませんが、1速~2速への変速ショックなどは大きめだと思います。低速トルクが強大かつアクセルペダルが比較的軽めである事から、同乗者が居る際のStop-Goの繰り返し時にはコントロールに若干気を遣います。
ただ、ハンドルにあるUP/DOWN スイッチは、ハンドルを切りながらの減速時など非常に役立ちますね。
また、私はVOLVOの旧車(1995年850turboEstate)も所有していますが、例えばAudiの取説には、LUMP類の規格や交換方法など一切記載が無い様です。何かあれば正規ディーラーに持ち込めとあります。
VOLVOは全てイラスト入りで記載があります。ドイツとスウェーデンの
国民性の違いでしょうか?それとも米国向け取説などには記載があるのでしょうかね。ただ、ARQのボンネットを開けると手が入る隙間も無い設計ですので、もともとそういう思想なのでしょうね。また95年と03年では電子デバイス制御が著しく進歩していますので素人には触れなくて仕方がないですね。
サードパーティーのメンテナンス書とモニタだけできる点検のソフトウエアは入手するつもりです。(VOLVOでもVADISには大変助けられました。)
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験