アウディ A3スポーツバック 「アウディというメーカーの車造りに対する哲...」のユーザーレビュー

アウディというメーカーの車造りに対する哲...

2006.7.24

総評

アウディというメーカーの車造りに対する哲学が、日本で展開されるラインナップのボトムエンドを担うこの車からでも、ひしひしと伝わってきます。
大きい車はイイ車、というヒエラルキーを重要視される方には、こんな小さい車にこんな高いプライスタグを付けること自体が理解できないかもしれません。
しかし、ライフスタイルの中で小さなボディサイズ、ハッチバックという使い勝手の良いスタイルを求め、その中で最良のものを、という本質を見極めた選択を行う方には、是非一度乗ってみて頂きたい車だと思います。乗れば良さが分かると思います。

満足している点

まずは、他でも言い尽くされているように内外装の質感の高さです。手に触れる部分、目に留まる部分だけでなく、その奥にまで行き届いた徹底的なまでのクオリティ感。
端的な例で言えば、ハンドル右下の小物入れ（ETCを装着されている方が多いと思います）の天井にまでソフトな内張りが奢られています。
こういった、意識しなければ分からないような所にコストをかけるという車造りは国産車ではあり得ないでしょう。

走りについても、ノンターボの2リッターですがFSIエンジンと6ATによって過不足ない走行性能を提供してくれます。ボディの剛性が高いせいか、速度感があまりなく、気付くと驚くようなスピードが出ていたりします。日本の法定速度+αで走る分には必要十分以上で、よくできたシートとあいまって長時間運転時の疲労感は驚くほど少ないです。

意外に言われていませんが、塗装の品質の良さもポイントです。様々ないわゆる「高級外車」の磨きやコーティングを行っている業者の方も、アウディの塗装品質はトップクラスだとおっしゃっていました。佇まいの良さはこういうところからも来ているのかもしれません。

不満な点

強いてあげるとすれば装備面になるでしょうか。
同価格帯の他の輸入車に比べてもユーティリティ的な装備は今一歩劣ります。ナビ装着の柔軟性にも欠けます。

しかし、「アレもコレも付いてこんなに安い！」的な商売とは根本的に質が違うので、そのあたりは理解した上で購入されることをおすすめします。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験