2024年12月
■2024年12月
アウディジャパンは、コンパクトハッチバックの「A3スポーツバック」をマイナーチェンジするとともに特別仕様車「1st エディション」を設定して、2024年12月12日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、パワートレーンやデザインディテールを大幅にアップデート。パワートレーンは、最高出力85kW(116PS)、最大トルク220Nmを発生する1.5リッター直4ターボガソリンエンジンを搭載。ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48V リチウムイオンバッテリー、7速Sトロニックを組み合わせたマイルドハイブリッドだ。
エクステリアでは、新しいデザインのフレームレス六角形シングルフレームを装備した。このシングルフレームグリルは、LEDヘッドライトや左右の大型サイドインテークをつなぐ印象的なフロントスポイラー、同様の特徴を持つリアディフューザーとともに、ワイド&ローな印象を際立たせている。
インテリアには、ドライバーの視点を重視したさまざまな技術を搭載。バーチャルコックピットは、メーターパネルに加えて10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを設置して、必要な情報の視認性を向上した。インフォテインメントは、10.1インチのタッチスクリーンを備えたMMIナビゲーションシステムを搭載。その他、Sトロニックのセレクターやセンターコンソール、エアベント、室内のドアハンドル、ファブリックの装飾インレイ、インテリアライトなどに、数多くのアップデートが施されている。
また、A3としてはじめてMMI(マルチメディアインターフェース)ナビゲーションシステムのタッチパネルから、最大で4つのデザインパターンを選択することができる「デジタルデイタイムランニングライト」を標準装備しているのもトピックのひとつ。デジタルデイタイムランニングライトは、LEDおよびマトリクスLEDヘッドライトのハウジング上端に3列に配置された24個のピクセルエレメントを使用して作成され、シグネチャーパターンは、LEDヘッドライトで3種類、マトリクスLEDヘッドライトでは4種類となっている。
安全面では、車載カメラやフロントのレーダーセンサー、レーザースキャナーの情報をもとに、システムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動させるアウディプレセンスフロントを装備。また、車両後方およびサイドをリアレーダーにより監視し、安全性と快適性をさらに高めるサイドアシストやエグジットワーニング、リヤクロストラフィックアシストを標準で備えている。
今回発売された特別仕様車「1st エディション」は、「30 TFSI アドバンスト」と「30 TFSI Sライン」に設定。両モデルともに、ナビゲーションパッケージやマルチカラーアンビエントライティングに、イルミネーテッドドアパネルを追加したアンビエントライティングプロを標準装備した。また、「30 TFSI アドバンスト」には、ラグジュアリーパッケージのパーシャルレザーに専用カラーのブラウンを組み合わせている。もう一方の「30 TFSI Sライン」には、インテリアにレッドステッチをプラスしたパーシャルレザーを含むS line plusパッケージ、ブラックAudi rings & ブラックスタイリングパッケージに加えて、アウディ スポーツ製のブラックの18インチアルミホイールを装備した。「30 TFSI アドバンスト 1st エディション」は280台、「30 TFSI Sライン 1st エディション」は70台限定の発売となる。