トルクフルな1.4Lエンジン、最高!
本当に1.4Lなのかと思うほど軽快に加速するクルマです。
1500回転から最大トルクを発揮するらしく、発進時のも
2012.7.30
- 総評
- トルクフルな1.4Lエンジン、最高!
本当に1.4Lなのかと思うほど軽快に加速するクルマです。
1500回転から最大トルクを発揮するらしく、発進時のもたつき感は全くありません。まさしくアクセルを踏み始めた瞬間、グイっと前に蹴飛ばされるような感じです。
また、1.4Lエンジンゆえに加速も軽快感があります。
雑誌での評価も高いこのエンジンには半信半疑でしたが、実際に乗ってみて、惚れました。
トルクのある2LのDOHCノンターボ車といわれても全く信じてしまうような感じです。
さらに秀逸なのが7速の乾式クラッチ式Sトロニック。2組のクラッチを使い、奇数ギアと偶数ギアを交互に直結することで効率を稼ぐギアボックスらしいが、A3ではこれがさらに進化しており、ギアを7速用意することで常に最適のパワーバンドが選べ、オイルポンプのない乾式がゆえにポンピングロスを減らしているとのことです。
今回、私が乗っているA4の点検のために借り出したこの試乗車はスポーツ仕様のSラインでしたが、乗り心地も硬さがなく、かといって程よく引き締まった足回りが車の取り回しに軽快感を与えてくれています。
街中での取り回しもA4より小柄な分、ずいぶんラクですし、A4が革靴だとすればA3は良い意味でスニーカーのような軽やかさがあります。
また、室内の後部座席の膝周りの余裕も許容範囲でしたし、荷室も深さがある分、十分衝に耐えるスペースが確保されていると思います。
- 満足している点
- *トルクフルな1.4Lターボエンジン。1.8Lモデルの存在がかすむ感じだ。
*静粛性が高く、ロードノイズもほとんど気にならない。
*その上、乗り心地とクルマの操舵感のバランスが良い。年のせいか、硬めの足回りは敬遠するようになった自分ですが、この足回しのセッティングには非常に好感が持てた。硬いということはなく、それでいて適度にスポーティです。
*車内は、高級な素材は使用していませんが安っぽくは見えず、ドイツ製のツール感あふれる造作は、個人的には好感が持てます。
でも、新型のA1の方が車内の質感は高く見えます。
それゆえ、来年に予定されているA3スポーツバックのモデルチェンジには期待が持てると思います。
*メーターパネルの質感が高い
*必要十分な車内スペースと装備。
*目ヂカラのあるフロントマスク。
*現行A4とは違い、フットレストの位置が最適。
*現行A4と異なり、アクセルペダルがオルガンタイプなので、疲れにくい。
*現行A4と同じく、ETC装置がグローブボックス内にセットされているので、外から見えず安全性が高い。
- 不満な点
- 走りが楽しかったので、特に決定的な欠点というのは感じませんでしたが、あえて挙げるとすれば以下のようなところです。
*まずは、来年にもモデルチェンジされるというところ。昨今のアウディの新型モデルのスタイルが秀逸なだけに、新型A3も期待が持てるゆえに買い替える人は悩むところか。
でも、ディーラーの人によると、装備てんこ盛りのお買い得モデルがモデルチェンジ前に発売されるとのことで、それも魅力的ではある。
*シートバックの調整がアウディ伝統のダイヤル式なので、一気にシートが倒せず使いずらい(その代り微調整はできる)。
*A4同様、ナビモニターの画質が悪い点。
*ナビもオプションゆえ、それを加えると価格は結構跳ね上がる。値引きがあるとはいえ、ユーロ安の現在、定価自体もっと安くてもよいのでは?とも思いますね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験