結果的に時代の流れが読めたのか?
VWがつぎつぎと過給機の新エンジンを出し、BMWも素晴らしい過給機エンジンを出しいずれもヨーロッパで賞を取る程の先進
2009.1.3
- 総評
- 結果的に時代の流れが読めたのか?
VWがつぎつぎと過給機の新エンジンを出し、BMWも素晴らしい過給機エンジンを出しいずれもヨーロッパで賞を取る程の先進過給機エンジンであったと記憶しています。
時代は大排気量で素晴らしいV6 よりも直4ターボやスーパーチャージャーが流行りのようです。
もちろんアウディーはVWグループですので、必然的にこうなったとも言えますが、こういう時代になるのをいち早く読んでこういうエンジンバリエイションにしたのでしょうか?
結局の真相は分かりかねますが、コストの問題が一番ではないでしょうか?
トヨタさえも赤字計上のこの世界で明らかにコストを考えないと会社の存続さえ危うくなる時代です。その中で手っ取り早いのがV6 3.2L を落として直噴直4 ターボとする様なコスト削減という答えでした。
消費者としては燃費は良くなり、A3 というボトムラインのスポーツ版のしかもクワトロが40万位安く購入できるようになりました。
会社のコストはかなり抑えられ、会社としてはV6 3.2Lを40万高プライスで売るより直4を40万安く売る方が確実に儲かります。
そして会社として売る車全体としてのCO2総排出量の低減も計算してのことでしょう。
- 満足している点
- やはり燃費だと思います。おそらく3.2L よりも2割程度は良いのではないでしょうか。
しかもスムースで滑らかな過給機をあまり感じさせない良いエンジンです。
おまけにあの素晴らしいDSG(Sトロニック)で小気味よくスポーティーに走れます。
こういう小型車に近い車には少し低速では慣れないとギクシャクしがちなDSGですが、非常にマッチしていると思います。兎に角、自分の思い描く以上の気持ちの良い変速に何度乗っても感心します。
リアのランプがLEDとなり綺麗です。またバックミラーがウィンカーミラーに成ったのは正直羨ましいです(笑)。
- 不満な点
- 何かフロントライトはA4などとは違いLEDがお世辞にもマッチしているとは言えない取って付けた様な感じがしますがどうでしょうか?
やはり自分としてはV6の鋭い切れのあるトルク感たっぷりのA3がカタログからなくなり良かったと思いました。いまあるV6 A3を手放したくなくなったというのが正直なところです。しかしながら車の発展を願う車好きの車馬鹿の私としてはアウディーに言いたいのです。たとえ小さいどのクラスでもプレミアムを名乗りそれを消費者に感じさせたいなら、V6 3.2Lの代わりに載せた直4ターボを今までの馬力よりも上げて230ps~250ps位に遜色なくして、同じ6速ではなく7速DSGにすればV6を持っている人もちょっと欲しいなと思うのではないでしょうか?そういう消費者をワクワクさせるような車造りをして欲しいのです。
今後はA6、A8などの上級車種もひょっとするとより小排気量な過給機で来るように成らざるを得ないと思います。V63.2Lターボかなんかで350ps位の出力を出すのは簡単でしょうし、燃費をあげる事はたやすいと思います。おそらく新エンジンの2.8Lをそのまま使うかその技術を使ってターボを付けてくるのだと思います。
上級車種でもミドル~ボトムラインはこのような感じで今よりもよりコストをかけずに造られるようになっていくと思います。
それは悲しい事のようにも思えますが技術が更に上がり、大排気量にも負けない素晴らしいエンジンでより低コストで効率良く、より環境にも優しく、しかも消費者にもより低価格で提供できるならむしろ喜ばなくてはいけないことなのでしょう。
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