VWゴルフオーナーのレビュー
私にはゴルフという将来を誓った愛車がある。
しかし、私は彼女に出会ってしまった。そう、ジュリエッタに・・・・
というわけ
2012.2.17
- 総評
- VWゴルフオーナーのレビュー
私にはゴルフという将来を誓った愛車がある。
しかし、私は彼女に出会ってしまった。そう、ジュリエッタに・・・・
というわけで、愛車ゴルフハイライン(1.4直噴ターボ+SC,160ps)とコンペティツィオーネ(1.4マルチエアターボ、170ps)比較レビューです。
ゴルフは地味だがかゆい所に手が届く良妻賢母。一緒にいて幸せ。と、しみじみ
ジュリエッタは一目惚れ注意なAクラスのお姉さん。連れて歩くなら断然こっち
- 満足している点
- 外装(優)
言うまでもなく、ジュリエッタが圧倒。「デザインは好みの問題でしょ?」と私も思いますが、オサレ感のオーラが違います。ボンネットの盛り上がり、ヒップのボリューム、ゴルフと比して立体感があり、官能的。やはりイタリアンデザインは強烈でゴルフ大好きな私にさえハートにぶち刺さる威力があります。コレを見た後にゴルフを見るとなんとも地味でみすぼらしくさえある。
あぁ、ジュリエッタへのときめきでゴルフへの愛情が薄れてゆく。
内装(優)
ゴルフの無骨な機能美がイイね!!と思っていた私にも、「機能美ってダサさの言い訳スか?」って天から声が聞こえくるくらいのオサレ感です。コレに比べたらゴルフの内装なんて、ちょっとスポーティなカローラですわ。
エンジン(良)
官能的スポーツエンジンというより、よくできてる実用エンジン。
近年の欧州型小排気量ターボに典型的な大排気量のように低速からトルクがでていて扱いやすく、ゆえに回わす必要もないから静か。
つまりは、ゴルフのTSIによく似たフィール。
ハンドリング(良)
鈍感なのか?ゴルフと差を感じない。あーそうだった。愛車ゴルフにはオーリンズのショック、パフォーマンスダンパー、リジカラなんかを仕込んであったけ。ってことは、ゴルフ以上のフットワークかもしれない。
しかし、BMW1並のハンドリングというのはやや誇大広告かな。やはり、鼻先の重さがちがう。BMW製FRとハンドリングで張合うのはやっぱり容易じゃない。
- 不満な点
- 日本仕様(不可)
さすがに右肩下がりの日本市場はアルファにとっても魅力に欠けるようで、「日本仕様、力入ってねぇ~」って感じ。
まず、この車にナビはつけられないと思ったほうがいい。
なぜならダサいから。
純正ナビを選択すると、粋なデザインの純正オーディオが外され、デザイン性を損なわぬようアルファと共同開発したという触れ込みの専用インパネがつく。でも、コレ「2DINの穴あけただけじゃね?」って代物で、デザイン損ないまくり。純正ナビとは名ばかりの外付け感満載、違和感満載、無粋、バランス悪、でオサレさ半減。
これも純正内装のセンスが良すぎるゆえなのですが・・・
本国仕様の本来の純正ナビはダッシュセンターのポップアップ式。が、これは選べずただのもの入れになっちゃってます。
さらに、ペダルがやや左よりでMT車に関しては左足の置き場がありません。「こんなのもイタリア流の哲学なのかな~」と世間知らずな私は納得しかけましたが、本国仕様の左ハンドルMT車にはしっかりフットレストついてんじゃん。
ここら辺のドライビングポジション、ドライバーの疲労、安全性にも関わる部分の手抜きは企業の姿勢としてイタ車といえどもよろしくない。
結論
所有欲を満足させられるのはジュリエッタで間違いない。
値段はやや高いが、それだけの価値があるといえる。
しかし、日本仕様の出来の悪さが少々目に余るものがあり、実用面ではやはりかゆいところに手が届かない。
今までイタ車の対する細かな不満は「文句があるなら国産に乗れ!!」の一言で一蹴されてきたが、ジュリエッタは孤高の存在ではない。ゴルフ並みの実用性を謳っている大衆向実用車で世界販売戦略車でもある。
ここまで身近なアルファとなるといろいろ大目に見る事ができず、アラが気になってしまう。
趣味だけではない、デートだけでもない、日常生活をともにする庶民の愛車という目線で考えたとき、キレイなお姉さんが良妻賢母には敵わない部分はまだまだ多い。
と私は考えた。
- デザイン
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